SpotifyでMD作ってみた(11):曲名「月」縛り Disc2/2
Spotifyプレイリストで懐かしの「MD」を作って自慢するnoteの第11弾です。
シリーズ初の2枚組の2枚目です。
▼前編はこちら
中秋の名月、10/6の東京は曇っていてよく見えません。
まあ、満月は明日だそうですので…
雲のむこうに思いを馳せながら、80分お付き合いください。
とはいえ前編と合わせると160分になるので、長編映画みたいになりますね汗
月の80分 vol.2
作成条件
収録時間は合計80分以内
曲名に「月(Monthの意味など、地球の衛星のことを指していない場合は除外)」または英単語「Moon」「Luna(ラテン語由来で形容詞的に使うらしい)」が含まれていること(これもひらがなカタカナは月を意味していればOKとする)
なるべく1アーティスト1曲にする
自分が知っている、もしくは聴いて好きになった曲を入れる
収録曲
月の民 /植松伸夫
moon /サカナクション
月夜の飛行 /久石譲
Fly Me to the Moon (In Other Words) - 2007 mix /宇多田ヒカル
三日月 - Alternative version /DREAMS COME TRUE
月に叢雲花に風 /陰陽座
MOON - Ver.2011 /LUNA SEA
月 /桑田佳祐
妄想満月 /Mr.Children
ありし日に見た月々のように /鷺巣詩郎
Moon /Bjork
月のしずく /Rui(柴咲コウ)
夜王子と月の姫 /GOING STEADY
月光 /B'z
三日月 /くるり
今宵の月のように /エレファントカシマシ
月の光 /冨田勲
プレイリストガイド「月の80分 vol.2」
1. 植松伸夫「月の民」
さて、ディスクチェンジの1曲目です。
前編の最後に、ファイナルファンタジーⅣの劇伴、月面へ到着したところからの続き…で合ってるのか?
このBGMが使われるところまでプレイしたことが無いことは白状済みですが、少なくともサントラでは次の曲がもうラストダンジョンでラストバトルっぽいので終盤も終盤ですね。
そういえば子供の頃って、ゲームのBGMは終盤に近ければ近いものほどカッコいいって感じてました。
作品としてそうしてる面も多々あると思いますが、序盤や平常時のBGMの良さに気付くには、大人になる必要がありましたね。
バトル漫画や怪獣映画で戦闘シーンにしか興味が無かったのと同じです。
2. サカナクション「moon」
星間飛行に打ってつけの、サカナクション流EDMとでも言ってしまいましょうか、前後編で最もダンスミュージック然となる、ここで踊らにゃいつ踊るというturnです。
この曲は2017年に歌詞が付いて「SORATO」という名でも発表されていますが、私個人はこのラララの合唱だけで十分、月に向かいたくなるほどの意欲を掻き立てられる心地がします。
テーマ曲の提供先であった月面探査プロジェクトは、サカナが曲を提供する時点で既にプロジェクト開始から5,6年経過していた後、2018年には頓挫しました。
その変遷が分かる記事を初めて読み、宇宙開発という業界の想像よりも虚しい現実を知って重たい気持ちも持ったものの、技術者の飽くなき探究心を次世代へ繋ごうとする姿勢には、同じくサカナクションの「怪獣」と「チ。」との関係性にもリンクを感じてアツい気持ちも持ちました。
3. 久石譲「月夜の飛行」
「となりのトトロ」サントラより。
森の主トトロと少女姉妹による空中ランデブーを鮮やかに彩り、遊覧飛行のあとには大樹の枝の上でのんびり、満月を背にオカリナを吹いて遊ぶシーンの曲。
いやーやっぱり、トトロについてはオリジナルを参照しなくても勝手に筆が進むほど話を細かく憶えています。
このダンスミュージックからアニメの平和シーンへの繋ぎによって地球に無事に軟着陸できる流れ、良くないですか?
特にお気に入りの流れです。
4. 宇多田ヒカル「Fly to the Moon (In Other Words)」
前編にもインタールードとして使用したエヴァのエンディングテーマが、新劇場版として再登場です。
新劇エヴァでは謎に月面の開発が進んでましたっけね。
5. DREAMS COME TRUE「三日月」
ここからは雰囲気の強い曲が続きます。
荘厳だけど独特なマット感も持つこのオケはすべて打ち込みで作られているとのこと。
名曲「朝がまた来る」のカップリングながら、ベスト盤にも収録される人気曲。
6. 陰陽座「月に叢雲花に風」
ここで前編オープニング以来のガシガシ系(?)を。
和の雰囲気を尊ぶメタルバンドとして先駆の一組である陰陽座から一曲。
この曲名は、調べてみると丸ごとことわざなんですね!
コンセプトの時点で圧倒されてしまって用語まで調べようと思わない、筆者あるあるです。
7. LUNA SEA「MOON」
月の海を名乗るバンドも、ちゃんと月の歌を発表していました。
ルナシーについては名曲が何度もリテイクされてる印象がすごく強くて、この曲もどの盤から入れるべきか本当は考えないとなんでしょうけど、MDの物語的に、なんとなくとにかく大きな月を呼びたかった感覚があり、バージョンも考えずにここに配置しています。
8. 桑田佳祐「月」
いよいよ月の存在が大きくなり過ぎた(自分でそうしたって書いてるやん)ので、視点を再び地球の地上に戻し、桑田ソロのブルースを通して淀んだ月明かりに晒されてみます。
9. Mr.Children「妄想満月」
ここで息抜きに、月を眺めながら公園まで散歩しましょう。
中盤に登場する可愛い大型犬の声にも注目です。
でもミスチルで月といったら、「君が好き」で歩道橋の上に浮かぶ"濁った月"、ですよね!(強迫)
他に書く機会が無さそうなのでここで推しておきます。
10. 鷺巣詩郎「ありし日に見た月々のように」
映画「CASSHERN」サントラ完全盤のボーナストラックとして収録された、ベートーベン「月光のソナタ」をR&B調にアレンジした曲。
おお、8番MD以来のベートーベン。
原曲の物悲しい調子は劇伴にも使われており、映画の暗さに対して置きにいってる感さえ思うハマりっぷりでした。
大トリに据えているドビュッシーに並ぶ、"月光"なクラシックの名曲ですが、このベートーベン版に「月光」と名付けたのは死後の他人だという話も有名なんでしょうか。
11. ビョーク「Moon」
後編唯一の洋楽は、すっかりポップミュージックの向こう側の存在と化したビョークから一品。
音世界に魅了されがちで、歌詞を理解したいってところまですら辿り着かない感じ(筆者あるある再び)でしたので、和訳を調べると「新しいことをするならとっとと惨めに失敗するのが最短よ」といった内容が謳われており、なんというか仄かに岡本太郎感があってびっくりしました。
12. Rui「月のしずく」
映画「黄泉がえり」主題歌。
ついつい思い出してしまう反省の記憶として、この歌声を柴咲コウ本人ではないと決めつける言動を厨房の頃に言い回ってたことがありまして。
お上手過ぎて信じられなかったんでしょうね。
その後も歌手活動で成功を収めており、お墨付きの歌唱力はこの映画で見出されたわけですね。
個人的には「DOMMUNE」に出演してたのが印象に残ってます、活動範囲広いな!と。
あとは、朝ドラ「エール」でもヒロインが憧れる歌手役でしたね。
13. GOING STEADY「夜王子と月の姫」
気分が思春期まで遡行したのでメロコアを聴きます。
筆者の高校生時代、周囲はメロコアかミクスチャーばかり聴かれてた時代でした。
私自身はオルタナ三兄弟派だったので、峯田和伸の存在感はリアルタイムではあまり触れておらずなのですが、不思議とあの頃に戻れる音です。
14. B'z「月光」
B'zといえば月見(「今夜、月の見える丘に」)も有名ですが、筆者が選んだのは、ポップ×ハードロックで完全にスターダムにのし上がった頃のアルバム「RUN」の中で密かに輝くバラード。
2018年のPleasureツアー「hinotori」でセトリに組まれたのが嬉しかったなぁ。
会場の空には本当に月も浮かんでいて、それをスクリーンに投影しながら歌われていました。
15. くるり「三日月」
くるりって、ポップもロックもテクノもヒップホップも、クラシックまで手を伸ばすグルメなバンドだと思いますが、時折この曲のように定食の小鉢として添えられるような小品もすごく好きです。
16. エレファントカシマシ「今宵の月のように」
邦ロック最強の月の歌、満を持しての文句無しで、クライマックスに配置しました。
つい最近、ミヤジ自身によるリテイクバージョンが配信されましたが、ここはオリジナルを。
カラオケで歌うと意外と難しいことでも有名な曲。
あとスナックで歌うと「(人生の)重みが足りない!」などと言った茶々も入れられがちな曲です、要注意。
…話が脱線したくなるのは、曲が良すぎるからですね、はい。
17. 冨田勲「月の光」
大ラスはドビュッシーの月光です。
そしてシンセサイザーの巨匠・冨田勲の代名詞のひとつ。
私自身が氏に触れたのは晩年も晩年の、DOMMUNEでしきりに取り上げられた頃になります。
入りは「惑星」ですが、本格的に好きになったのはこの「月の光」からでした。
それまでシンセサイザーを「機械音」と見做していたのを無意識を覆す"温かみ"に震えたんですよね(面白いですね、暑いんだか寒いんだか)
その温かみが可視化されたインスタレーションも体験したことがありまして。
2017年のMUTEK.JPです。
この天井から吊るされた沢山の白い球体が、この曲に合わせて明滅するというシンプルな作品ですが、「1/10サイズで家に置きたい!」て思ったんですよね。
永遠に癒される。。。

あとがき
いかがでしたでしょうか。
前編の評判から察するに、やはりプレイリスト作成欲を掻き立てられるメジャーなテーマだったかなと思います。
この2枚組を作る中でも、あの曲やあの曲を泣く泣く切り捨てておりますので、当然お読みの皆様にも「なぜあの歌を入れない!」が絶対にあると思います。
なんでも、今月以降もしばらくお月様が見頃らしいので、全然筆者にアンサーリストを提出してくれて結構ですよ!笑
それと、このあとがきを書く過程で、自分の過去記事と関連付けられる部分にはリンクを貼ってみました。
どんどんこうやってハテナブログみたいにしながら、自分が過去に感動してきたものたちを関連付けるのも楽しいかも!と思いました。
以上、良い月見を。
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まさかとは思いますが、もし戴けたのであれば、謹んで愛犬のおやつ代とします。笑