Allen Toussaint "American Tune" 歌詞和訳
Allen Toussaint (Jan 14, 1938 – Nov 10, 2015) がこの世を去ってから, 今月で早10年。彼の最後のレコーディング・アルバム(収録曲の一部は 2015年10月録音)は彼の死後のリリースとなった "American Tunes" で(2016年6月10日リリース, 全曲名演), その最後の曲が, Paul Simon の曲をカヴァーした, アルバムの「ほぼ」タイトル曲と言えそうな "American Tune", 今日はその Allen Toussaint ヴァージョンの同曲の歌詞和訳をアップします。
以前にもこれは note 投稿したことあるけれど, 切っ掛けがあり, 今日またあらためて(歌詞和訳の中身は変えないけれど, 前の投稿テキストから政治ネタ・社会論的ネタを省いてすっきりさせるから, その意味では漢字・文字通り「改めて」)。
切っ掛けは, 今朝の「ウィークエンドサンシャイン」 〜 没後10年 Allen Toussaint 特集
切っ掛けは, 今朝の NHK-FM, バラカンさん, 会って話したことあるから(もちろん先方ピーターさんの記憶には俺はないけれど, まぁ少し話してサインもらっただけ, でもいかにも温和な 感じいい人だったから)親しみを込めて「さん」付けで, バラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」, 没後10年 Allen Toussaint 特集。
筆者は Paul Simon のオリジナルとはまた違った味わいのある見事なレンディション, Allen Toussaint のカヴァーによる "American Tune" をリクエストしていたんだけど, 他にも同様のリクエストをしていた人たちと共に, リクエストしたリスナーの名前紹介のうえで, 番組での最後から 2番目の曲として オンエア(これはこの文脈においては英語では airplay「エアプレイ」の方だろうけど.. しかし括弧多いね, 癖なんだから 65歳にもなって今さら直らない・治らないよ), 何はともあれ, めでたし,
で, あらためて(前の投稿テキスト構成を改めて), 今日の表題, やることにしたわけです。
"American Tune" (Paul Simon) by Allen Toussaint 〜 歌詞和訳
"American Tune" by Allen Toussaint 歌詞和訳
Allen Toussaint は, あのとき亡くならなければ, (実際の死のほぼ 1か月後にあたる)2015年12月に Paul Simon と共演することになっていた。
Allen Toussaint was due to play with Paul Simon in a New Orleans benefit concert to celebrate the 30th anniversary of New Orleans Artists Against Hunger and Homelessness, an organization Toussaint co-founded, on December 8, 2015; instead, Simon played the concert without Toussaint in tribute to the musician. "Allen Toussaint brought New Orleans to the world," Simon has said, "and he left before he could bless us with the complete genius of his music."
さっそく, 以下, 歌詞の和訳を(その「訳注」的なものは, 次の次の節にリンクを載せるオリジナルの Paul Simon ヴァージョン歌詞和訳 note の中で)。
"American Tune" (Paul Simon) from Allen Toussaint's final recording album American Tunes, released on June 10, 2016
英語原詞 https://genius.com/Allen-toussaint-american-tune-lyrics
何度も何度も間違いを犯し
そして繰り返し混乱の中をやり過ごしてきました
そう、見捨てられたと感じることもよくありました
虐げられていると感じたことさえも
でも大丈夫、平気です
ただ疲れが骨の隋まで染み込んでるだけなんです
期待なんかしてませんよね
華やかなに生きて美食家になるだなんて
家からこんなにも遠く離れた場所で
そう、こんなにも遠く離れてしまったのです
打ちのめされたことがない人なんているでしょうか
穏やかな心持ちの友達なんかいないのです
打ち砕かれたことのない夢なんて知りません
崩れ落ちたことのない夢なんて
でも平気です、大丈夫です
私たちはうまくやって長いこと生きて来れたのです
それでもこの道のりを考えるとき、
つまり私たちが旅しているこの道のりを
いったい何が間違っていたんだろうって思うのです
思う他ないのです、どこで道を誤ったんだろうって
そうして私は自分が死にゆく夢を見ました
私の魂が不意に空高く舞い上がる夢を見たのです
魂は私を見下ろしていました
私を安心させようと微笑んでもいました
私は私が空を飛んでいる夢を見たのです
上空で私の目ははっきりと捉えたのです
自由の女神を
遠くの海へと去って行く自由の女神を
私は私が空を飛んでいる夢を見ていたのです
おお、私たちはメイフラワーと彼らが呼ぶ船に乗って
私たちは月にまで航行した船に乗って
この最も不確かな時代にやって来ました
そしてアメリカの歌のメロディーを口ずさむのです
でも大丈夫です
平気です、大丈夫ですよ
誰だって幸運であり続けるなんてことは出来ないでしょう
それでも明日はまたやるべき仕事があるのです
それで私は今ただ少し休もうとしてるってわけです
私はただ少し休もうとしているだけなのです
平気ですよ
大丈夫です、大丈夫なのです
誰だって幸運であり続けるなんてことは出来ません
それでも明日はまたやるべき仕事があるのです
それで私は今ただ少し休もうとしてるってわけです
私はただ少し休もうとしているだけなのです
................................. ♫
上に記したように, 「訳注」は 次々節にリンクを載せる Paul Simon ヴァージョン歌詞和訳 note の中で。
それにしても, Allen Toussaint による American Tune のカヴァー, 珠玉の, 見事なレンディション, 実に「沁みる」歌唱, 素晴らしい名演。
アメリカの歌 ー アラン・トゥーサン Allen Toussaint による珠玉のカヴァー
「アメリカの歌」とはポール・サイモン(Paul Simon)がオリジナルの "American Tune" のこと。ピーター・バラカンによればアラン・トゥーサンはアラン・トゥーサントと表記する方が正確な発音により近くなるようなんだけど("t" で終わってるから「ト」ももちろん不正確だがアラン本人も自身の名前を語る時にきちっと "t" の音を発音していたらしい、ただ、いきなり括弧書きが長くなるけど、ピーター・バラカンのファンで以前の Simon & Garfunkel 来日公演の時に会場でバラカン夫妻を見つけた時にサインまでしてもらったことがある自分だけど、これについては英語圏でも例えばゴルフの青木を「エイオキ」と発音してたりして、何処でも外国人の名前の発音は母語における発音の仕方に引きずられるものだろうし、どちらかと言うと止むを得ない側面の方が強いのではと思っている)、ここでは「止むを得ず」便宜的に、日本で一般に使われている表記「アラン・トゥーサン」の方を使います。
いや、いいや、この際、ここから先はずっと、Allen Toussaint でいこう。しかし前段、括弧内が長かったな(笑)。
(目次は下掲リンクの下に)
「拙訳」は「拙者による訳」の意。実際は「良薬口に苦し」の「良薬」ならぬ「良訳」, 自「訳」自賛。
(目次)
1. "American Tune", Mayflower, The Statue of Liberty
2. Allen Toussaint の「アメリカの歌」、その歌詞と拙訳
3. 一味違う Allen Toussaint の 「アメリカの歌」、一口メモ
4. Allen Toussaint, Black Music 一口(二口?)メモ
5. 本投稿タイトル上の合成写真について
6. Paul Simon の「アメリカの歌」、そして「アメリカ」(リンク)
7. 「アメリカの歌」(ポール・サイモン) 〜 ピルグリムの船・メイフラワー, 植物のメイフラワー, そしてナサニエル・ホーソーン「緋文字」を巡る不思議(?)な展開
"American Tune" by Paul Simon 歌詞和訳
「訳注」は, 後段にリンクを掲載する note 2本の中で(3つ目は「おまけ)。
American Tune from Paul Simon's 1973 album There Goes Rhymin' Simon
英語原詞 https://www.paulsimon.com/track/american-tune/
何度も何度も間違いを犯し
そして繰り返し混乱の中をやり過ごしてきた
そうなんだ、見捨てられたと感じることもよくあった
虐げられていると感じたことさえもね
でも大丈夫だよ、平気なのさ
ただ疲れが骨の隋まで染み込んでるだけなんだ
期待なんかしてないよね
華やかに生きて美食家になるだなんて
家からこんなにも遠く離れた場所で
そう、こんなにも遠く離れてしまったんだ
打ちのめされたことがない人なんているだろうか
穏やかな心持ちの友達なんかいないんだ
打ち砕かれたことのない夢なんて知らない
崩れ落ちたことのない夢なんて
でも平気さ、大丈夫だよ
うまくやって長いこと生きて来れたんだ
それでもこの道のりを考えるとき、
つまり僕らが旅しているこの道のりをね
いったい何が間違っていたんだろうって思うのさ
思う他ないのさ、どこで道を誤ったんだろうって
そうして僕は自分が死にゆく夢を見たのさ
そうして僕の魂が不意に空高く舞い上がる夢を見たのさ
魂は僕を見下ろしていたよ
僕を安心させようと微笑みもしたんだ
そうして僕は僕が空を飛んでいる夢を見たのさ
そうして上空で僕の目ははっきりと捉えたんだ
自由の女神をね
遠くの海へと去って行く自由の女神を
そうして僕は僕が空を飛んでいる夢を見ていたんだよ
おお、僕らはメイフラワーと彼らが呼ぶ船に乗って
僕らは月にまで航行した船に乗って
この最も不確かな時代にやって来た
そしてアメリカの歌のメロディーを口ずさむんだ
でも大丈夫だよ
平気さ、大丈夫なんだ
誰だって幸運であり続けるなんてことは出来ないのさ
それでも明日はまたやるべき仕事があるんだね
それで僕は今ただ少し休もうとしてるってわけさ
僕はただ少し休もうとしているだけなんだ
................................. 🎶
「拙訳」は「拙者による訳」の意。実際は「良薬口に苦し」の「良薬」ならぬ「良訳」, 自「訳」自賛。
アメリカの歌 ー Paul Simon "American Tune" 歌詞和訳
( 目次 )
主語は誰、もしくは何なのか。そして "mistaken" とは?
アメリカの歌、歌詞と拙訳
Many’s the time I’ve been mistaken
Bright and bon vivant
So far away from home
I don’t know a soul who’s not been battered
And I dreamed I was dying
The Statue of Liberty sailing away to sea
The Last Verse ー Mayflower, Uncertain hour, American tune..
この歌のメロディについて、少々
Bonus track(少なくとも最初のは Bonus ♫)
アメリカの歌 〜ピルグリムの船・メイフラワー、植物のメイフラワー、そしてナサニエル・ホーソーン「緋文字」を巡る不思議(?)な展開
( 目次 )
いきなりの要約
船のメイフラワー、植物のメイフラワー ... S&G 「アメリカ」(歌詞和訳)
アメリカを探す旅、「アメリカの歌」 〜 歌詞和訳
ピルグリムの船・メイフラワー (1620年)
植物のメイフラワー、山査子・西洋山査子、常盤山査子
メイフラワーとナサニエル・ホーソーンと「緋文字」 (1850年)
アメリカの歌、その源流
Mayflower とは何か? (簡単で散漫な攻撃的演説)
So what if it was a simple desultory philippic!?
ボブ・ディラン?
So What!
Allen Toussaint's "American Tune" 〜 歌詞和訳, note 1-4
おまけ 〜 ポール・サイモン「アメリカの歌」とナサニエル・ホーソーン「緋文字」を繫ぐトキワサンザシの実の「緋色」
ではでは。
付録 〜 大瀧詠一「楽しい夜更し」の元ネタは, Allen Toussaint 作詞作曲 "Mother-in-Law"
まずは,
切っ掛けは, 今朝の NHK-FM, バラカンさん, 会って話したことあるから(もちろん先方ピーターさんの記憶には俺はないけれど, まぁ少し話してサインもらっただけ, でもいかにも温和な 感じいい人だったから)親しみを込めて「さん」付けで, バラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」, 没後10年 Allen Toussaint 特集。
筆者は Paul Simon のオリジナルとはまた違った味わいのある見事なレンディション, Allen Toussaint のカヴァーによる "American Tune" をリクエストしていたんだけど, 他にも同様のリクエストをしていた人たちと共に, リクエストしたリスナーの名前紹介のうえで, 番組での最後から 2番目の曲として オンエア(これはこの文脈においては英語では airplay「エアプレイ」の方だろうけど.. しかし括弧多いね, 癖なんだから 65歳にもなって今さら直らない・治らないよ), 何はともあれ, めでたし,
で, あらためて(前の投稿テキスト構成を改めて), 今日の表題, やることにしたわけです。
で, 今朝の NHK-FM, バラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」, 没後10年 Allen Toussaint 特集で, 最後にかかったのが,
Allen Toussaint 作詞作曲による "Mother-in-Law",
番組では別ヴァージョンがオンエア(エアプレイ)されたけど, 原曲はこれ。
"Mother-in-Law" by Ernie K-Doe (1961), written and produced by Allen Toussaint, ピアノを弾いてるのも Allen Toussaint
実はこの曲 "Mother-in-Law", 筆者は初めて聴いたんだけど, 正真正銘「直ぐに」思い出したのが,
大瀧詠一(1948年7月28日 - 2013年12月30日)の「楽しい夜更し」,
このヴァージョンは, 1975年5月30日リリースのアルバム "NIAGARA MOON" 収録のもの。クレジットは「作詞・作曲 / 大瀧詠一」となってるようだけど, やっぱ此処まで「そのまんま」的クリソツだと, 「原曲の作曲者 Allen Toussaint」とか明記すべきだったのではと正直思う。
筆者はいま原盤が手元にないけれど, ググると 大瀧詠一本人が曲解説のライナー類で「この曲をもじった」旨 記しているということだし, 大瀧詠一自身, アメリカの音楽にめっちゃリスペクトを抱きそれをしばしば表現していた人, 更にはまったく「憎めない人」だし(笑), もちろん, 言わずもがな, 糾弾する必要など感じないけれど, これには(そもそも本人が元ネタあり自体を公けに認めてる)。
【以下3段落は, 投稿日の真夜中に細かい補足】
今日初めて大瀧詠一「楽しい夜更し」の原曲が Allen Toussaint 作詞作曲の "Mother-in-Law” であることを知り, その後も些か気になっていたので調べたところ, やはり大瀧詠一自身がライナーノーツにその旨記しており, さらに Dedication として Ernie K-Doe, Allen Toussaint などの名がライナーに記載されているもよう。
自分自身は大瀧詠一のファンを自称しながら, ("NIAGARA MOON" 収録曲の多くを当時から知ってはいても)あの有名な "NIAGARA MOON" のレコードそのものは買っておらず, 今も手元にないため, 上記はネット上にある解説を確認しただけの二次情報なのだが。
いずれにしても, 背景には, アメリカのポピュラー・ミュージックに蘊蓄(うんちく!)が深い大瀧詠一の遊び心と, 日本の一般の音楽ファンがあまり知らないような曲やミュージシャンを紹介したい等々の動機もあったのではと想像している。残念ながら大瀧詠一も既にこの世を去っているので, もはや本人の口からあらためて語ってもらうようなこともできないけれど。
ともあれ, はっぴいえんど以来ずっとファン, 大瀧詠一。
「春よ来い」, 作詞 松本隆・作曲 大滝詠一。
「かくれんぼ」, 作詞 松本隆・作曲 大滝詠一。
で, 山本剛の「戯れ言の懺悔」は, リンクの下(笑)。
年の暮れに、44年前の懺悔。ってこれはもうだいぶ前に Facebook 上ではやったんだけど。それに、そもそもあれは高校生が「マジで」遊び心でやったこと、罪の意識なんか欠片(かけら)も感じてないから、ここでいう懺悔は単なる戯れ言。いや、欠片も感じぬ罪の意識、しかし、一片(ひとひら)の罪の意識なら感じる。あの時の原告、じゃなかった現国、現代国語の担当教師に対してではなくて、松本隆氏に対して。
1976年夏、「昭和」の時代は一応懐かしいし、この際普段は使わない「年号」で言うと、あれが昭和51年だったのは確かで、季節は夏あたりのことだったと思うけれど、兎にも角にも当時、高校1年だった負傷、じゃなかった、不詳、じゃなかった、私こと、不肖・山本剛は、現代国語、通称ゲンコクの授業時間中にあった現代詩・作詩のコーナーにおいて、あの、日本ロック史に燦然と輝く はっぴいえんど の名作アルバム「はっぴいえんど」(1970年, 昭和45年8月5日発売, 彼らのデビュー・アルバム, 通称「ゆでめん」)所収の名曲「かくれんぼ」の素晴らしい歌詞のなかの一部、「吐息のような嘘が一片」 もしくは 「嘘が一片」(44年前なのだ、どっちだったか記憶が曖昧)を、自作の詩のなかに入れ込み、「かくれんぼ」の歌詞の作者である松本隆氏の不承をよそに、要するに、松本隆氏からの不承不承の許諾をいただくこともないままに、当時まだ若かったにもかかわらずその担当教諭が全く気付かない、知らない、はっぴいえんど であるぞ、あなたソレ知らないのであるかをヨイことに、そのゲンコク担当教諭からの絶賛・称賛・賛辞の嵐を欲しいままに致しました。とんだ不祥事を致しましたこと、ここに告白して、懺悔いたします。
「かくれんぼ」の歌詞から少し、「一片」ぐらいの分量ながら、高校時代の自作の詩の中にいただいてしまった、それをやったのは記憶では夏のある日だったんだけど、でも「かくれんぼ」は季節で言えばちょうど今頃、冬の歌。
今日の本題, Allen Toussaint による珠玉のカヴァー "American Tune" 歌詞和訳から, だいぶ遠い話になってしまった(笑)。というわけで,
今日は懐かしの高校時代の思い出をノートして了!.. 「思い出」かぁ, 「想い出」なら もうひとつ,
「想い出はモノクローム, 色を点けてくれ」(大滝詠一) 〜 「ナイコン(ニコン) と コダクローム で?」(ポール・サイモン)
ではでは, これにて!
