不思議にカワイイ!江戸マンガ・黄表紙に登場するキャラ3選
江戸時代の漫画・黄表紙に登場する、ちょっと不思議なかわいいキャラを3作品から紹介します。
✅紹介するキャラ
・猫と杓子
・うはばみ
・人魚
「黄表紙」とは、全ページ絵と文が入った大人向けのコメディー作品。江戸時代の漫画やコミックとも言われます。

この黄表紙には、現代から見てもカワイイキャラがたくさん登場します。思わずキュンと胸が鳴るその絵を、3作品からピックアップしていきましょう!
📙黄表紙ってなに?という方は下記の記事をどうぞ。
【黄表紙入門】江戸時代のコミックの代表作から作家、価格まで解説!
①不思議かわいい猫と杓子!『楠無益委記』(恋川春町画)


恋川春町作・画『楠無益委記(くすのきむだいき)』。
ごらんください、このかわいさ。
この作品は、人王三万三千三百三十三代の先(神様ではなく人の王、つまり天皇が世を治めてから三万三千三百三十三代先の未来)には、江戸の町や人々はこんな風になっているかも?というトンデモな想像が描かれた、作者・春町のダジャレ満載の未来予想図。
丁髷は釣り竿のように細長くなっていたり、女郎が女ではなく男になって男郎になっているなど、当時の流行りや常識を誇張したり逆に描いたりしています。
このカワイイ猫たちの絵は、未来では「猫も杓子も(だれもかも)芸者になる」という冗談を、そのまま絵にしたもの。
猫は三味線の異名でもあり、そこから芸者を猫と呼ぶこともあったとか。当時、座敷に出る時は二人一組で、一人は若く(ここでは杓子)、もう一人は年増(ここでは猫)。後ろの臼は三味線を抱えて送迎する役目のスタッフです。
②律儀かわいいうはばみさん!『三千歳成矣蚺蛇』(鳥文斎栄之画)


山東京伝作、鳥文斎栄之画『三千歳成云蚺蛇(みちとせになるてふうはばみ)』。
山に千年、海に千年、里に千年、三千年を経て、天に昇って龍になることをめざすうはばみが主人公。あともう十年というところで、この里に引っ越してきたうはばみと、里の人々の交流を描く、なんとものどかなお話です。
この絵は、里に引っ越してきたうはばみが、近所へ引っ越しの挨拶に来る冒頭のシーン。
「このごろ、ご近所へ越してまいりましたうはばみでござります。お心安ふお頼み申します。ハイハイ、特に夜などはいびきでおやかましゅうございましやふ」
なんて、騒音についても気を遣う律儀すぎるうはばみさんです。
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③魚ギョ⁉ セクシーかわいい江戸の人魚『箱入娘面屋人魚』(山東京伝画)


山東京伝作・画『箱入娘面屋人魚(はこいりむすめめんやにんぎょ)』。一目見たらギョっと驚く、お江戸のセクシー人魚の姿。
浦島太郎が鯉と浮気。生まれた人魚の娘が、貧しい漁師の元に嫁ぎ、夫を助けるために吉原で花魁デビューをする…という、なんとも荒唐無稽なユーモアあふれる物語です。
この絵は、人魚が花魁デビューするために装いをこらしているシーン。最初は驚く見た目ですが、読み進めるうちにだんだんかわいく思えてくるのが不思議です笑
おわりに
今回は江戸の漫画、コミックともいわれる黄表紙の作品から、不思議にかわいい挿絵を3つに絞って紹介しました。
まだまだかわいい絵はたくさん。特に恋川春町が絵を描いた作品には、現代人からみてもときめくかわいいイラストが多いと思います。
あなたの心にキュンと来た絵、ギョッとした絵はありましたか?
それではまた、次の記事でお会いしましょう♪
✅3選シリーズ「江戸マンガ黄表紙のメタ表現」はこちら👇
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