第15話「夢花火に決意を込めて」
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合宿2日目の夜、消灯後。
森田「まりな、起きてる?」
松田「起きてるよ?ひかるも起きてたんだ。」
森田「うん、何となく寝付けなくて。」
田村「うちも混ぜて~。」
松田「保乃ちゃんも起きてたんだ。」
田村「夏合宿の夜といえば恋バナやろ!これをせな合宿終われんて!!」
武元「それって修学旅行の夜なんじゃない?」
田村「細かいことはええねん!」
石森「その話、混ぜてください!」
中嶋「私も!」
藤吉「(参加したら絶対突っ込まれる…)」
だんだん話の輪が広がっていき、結局既に寝ていた増本と狸寝入りしている藤吉を除いて全員参加することに。ほぼ全員参加の恋バナは石森が好みのタイプは的野とぶっちゃけたり幸阪の井上への想いが爆発したりと波乱含みの展開となった。そして、もう一波乱起きることになる。
武元「そういえば、天って相良くんと小学校から同じなんだっけ。」
山﨑「うん。」
井上「実際さ…彼のことどう思ってんの?」
山﨑「……😳」
山下「まさか……」
山﨑「私は…○○のこと、異性として好き……」
『きゃー!(小声』
田村「いつから?いつから!?」
山﨑「小5の時から…ずっと……」
『きゃー!(再び小声』
山﨑「この学校に来たのも○○が受けるって言うから必死に勉強して入ったんだもの…」
『えーっ!!(三たび小声』
谷口「天さん…すごい一途なんですね。」
幸阪「このこと相良くんは知ってるの?」
山﨑「多分知らないと思う…ずっと“腐れ縁”って言ってるから……」
向井「相良先輩の鈍感…こんなにも想ってくれてる人がすぐ近くにいるっていうのに!!」
同じ頃、別の部屋では。
○○『へっくしょい!……💤』
場所を戻して。
松田「それで、この合宿で進展あった?」
山﨑「ちょこちょこ話しに行ったりはしてるんだけど…」
『うーん…』
武元「じゃあさ、きらこが花火持ってきてたし最後の夜に誘っちゃいなよ。」
山﨑「できるかな…」
井上「できるかな、じゃなくてやるの!!」
山﨑「…わかった。」
決意に燃える山崎であった。一方…
大沼「負けてられないね、夏鈴。」
藤吉「……💤」
田村「え、夏鈴ちゃん起きてたん??」
大沼「ううん、寝ちゃってるっぽい。」
狸寝入りしているうちに本当に寝てしまった藤吉に大沼が優しく声をかけていた。
田村「天ちゃんは相良くんのこと好きって宣言したし、夏鈴ちゃんもそんな気はするし…」
大沼「どっちの事情もわかるからどっちかだけの味方もしづらいっていうか……」
田村「そうなんよな…」
大沼「でも、こればっかりは相良くんが決めることだし…」
大園「あきぽってそういうところ妙に悟ってるよね。」
大沼「玲ちゃん、褒めてる?それ。」
森田「そこ3人なに話してんの?」
田村「ううん、こっちの話。」
村山「ところで…今何時?」
谷口「もうすぐ2時。」
松田「明日もあるし、そろそろ寝よっか。」
武元「そうだね。」
井上「おやすみー。」
小田倉「おやすみなさい。」
翌日の夕食後。
○○『まーすーもーとー!なーんかオマエどうりで荷物大きいと思ったらそういうことかよ!!』
増本「だって、合宿ですよ!?海ですよ!?1つぐらいエモい思い出作ったっていいでしょ!!」
山﨑「そうだそうだー!」
○○『チッ、めんどくせえやつらだ…ちょっとピンキーに当たってくるから待ってなさい。』
ピンキーと宿の人との協議の結果、1つ残らずやり尽くすことを条件に花火の許可が下りた。
大沼「こうやって花火してると、合宿ももう終わりか~…ってなるよね。」
村井「そうだ!線香花火に願掛けしよっと!芸能科に受かりますようにって!!」
大園「最後には落ちちゃうのに?」
村井「…はっ!」
その頃、○○はピンキーとともに種火や水の管理をしていた。そこへ近づく1つの影…
山﨑「先生、○○借りてもいいですか?」
ピン「おう、いいぞ。」
山﨑「やった!行くよ!!」
○○『ちょ、待って!!』
山﨑「早くしないと花火なくなるよ!!」
そう言われて花火を1本持たされる。
○○『オレもやんの?』
山﨑「当たり前じゃん!」
隅っこで花火をする2人。
○○『合宿も終わりか…』
山﨑「なんか、始まったらあっという間だったね。」
○○『どうだった?』
山﨑「大変だったけど、楽しかった。」
○○『そっか。』
山﨑「そういえば…○○は、どうするの?芸能科。」
○○『オレ?オレも…行くことにした、芸能科。』
山﨑「ほんとに!?」
○○『さっきピンキーに話聞いたら、“プロデュースコース”っていうのがあるみたいだし、何より「人生はチャレンジだ」って昔ある人が言ってたのを思い出した。1度きりの人生、やれるんだったらやった方がいいと思って。』
松田「やっとか、相良く~ん。」
武元「引っ張ったね~。」
○○『びっくりした、背後を取るな背後をw』
谷口「一緒に頑張りましょ!」
○○『あぁ。(昨日の藤吉の言葉がきっかけだなんてこの状況で言えるわけがない…)』
―――
藤吉「相良くんが入ったら、私が嬉しいから。」
―――
○○『それもそうだけど、オレが今ここで投げ出したらみんなはどうなるんだって思って。だったらオレが最後まで見るのが筋ってものでしょ。』
武元「いいこと言うじゃん。」
○○『とにかく、オレも決めた以上は本気で取り組むから、みんなもそこだけは忘れないようにして欲しいね。』
山﨑「当たり前じゃん!」
かくて、○○も芸能科入りを決めて総勢25人による新たな挑戦が始まろうとしていた。
To be continued……
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