DAZ G8 x Nano Banana 2|ShareCG閉鎖にともない低コストで時間と手間がかからないDAZモデル作品づくりを試みる
ShareCGサイトが閉鎖され、良質なDAZ用無料コンテンツをダウンロードできなくなったので、できるだけローコストで高品質なDAZモデルづくりにチャレンジしてみました。


Nano Banana 2の登場で、それまでDAZ Studioの作業でかかっていた時間と労力を大幅に削減できるきっかけとなりました。3DCGと画像生成AIのコラボにより、個人での作品づくりの世界が広がることが期待できます。
ShareCG閉鎖
例えば、以下の記事はShareCGから無料のセーラー服をダウンロードしてDAZモデルを制作していましたが、ShareCGが閉鎖になり、このような無料コンテンツのダウンロードができなくなりました。
このモデルを元に、D'zGALギャラリーサイトの「Galactic Corridor」作品を制作しています。(DAZ Genesis 8 Female)


AI業界でも、OpenAIがAnthropicのビジネス市場での躍進を横目に見ながら、コンシューマー市場での無料ChatGPTの普及によるネットワーク効果狙いから、課金ビジネスへの転換を図りつつあるように見えます。
こうしたビジネスモデルの転換に、ユーザーサイドとしても、広告による無料サービスの利用や機能制限付きのお試し版で中途半端な経験値を得るための時間と労力の浪費から目覚める時が来ているのかもしれません。
DAZ G9 モデルづくりの場合
最新のDAZ G9 ベースモデルといくつかの無料アイテム(髪と衣装)を組み合わせても、高品質な3Dモデルの制作は可能ですが・・・
ただし、G9の場合は、無料アイテムで作ったらそれで完結してしまい、次のモデルを作ろうとすると、けっこう有料アイテムを購入する必要があり、そこで止まってしまいかねません。
例えば、以下のD'zGALギャラリーサイトの「Living Room」作品はDAZ G9モデルと有料アイテムの組み合わせで制作しています。



この作品に使用している有料アイテムは以下です。
・髪:SU Everyday Long Hair $24.99
・JK制服:dForce SU Japan School Uniform Suit $26.99
・ソックス:Colorful Socks $14.99
合計:$66.97(約10,700円)
満足度は高いし、この組み合わせだけでも他の多くのバリエーションモデルを作れるので、将来的な作品づくりを見据えるとそれなりの価値があると思います。
ShareCGのように高品質な無料コンテンツをダウンロードできるサイトは、初心者にはありがたかったわけですが、今回のように突然閉鎖されるリスクがあります。
DAZ3DやCGTraderなど、有料コンテンツでビジネスとして健全な運営がされているサイトは、こういったリスクが低く安心だと言えます。
DAZ G8 モデルで低コスト作品づくり
DAZ G8モデルのメリット
G8モデルはG9より古いので、高画質と自由度という点では多少劣りますが、造りがシンプルなので、逆にモデルづくりにおいては、特に初心者には以下のようなメリットを感じます。
・低コストアイテムが豊富にある
・身体の造形がしやすい(パラメーターが少ない)
・顔の表情が作りやすい(パラメーターが少ない)
・作業をサクサク進められる(ポリゴン数が少ない)
・レンダリング時間の短縮(解像度がG9より低い)
G8によるキャラクターづくり
以下の低コストアイテムを採用しました。
・キャラクター(CGTrader)
・髪(DAZ)
・衣装(DAZ)
これらの有料アイテムの購入額は、2026年4月時点での期間限定セール価格は、$5 + $7.49 + $6.29 = $18.78(約3,000円)です。(私の場合は、過去に髪と衣装を購入済みだったので、キャラクターの$5のみ)
★ DAZ3Dの期間限定セールは不定期で行われるので、時々チェックすると良いです。
作例
画像生成AIが出現する以前は、DAZ StudioやBlenderなどの3DCGアプリで、ライティングやカメラワーク、メイクアップや表情づくりなどのほとんどを作り込んでいたので、時間と手間がかかっていました。

Nano Banana 2 が使えるようになると、この作業が一変しました。

DAZ Studio レンダリング画像


Nano Banana 2 によるプロンプト画像編集
画像1は、DAZ StudioでGenesis 9 Femaleベースモデルを用いて作成した3Dモデルと、Polyhavenから8Kでダウンロードした、都市のビルの屋上のHDRパノラマ画像背景を用いて、Irayフォトリアルレンダリングした画像です。
この画像を、シネマティックなスタイルでフォトリアリスティックなやや背景がそれなりにボケた画像を生成してください。時刻は夕暮れ時を想定。モデルには写真撮影用のプロフェッショナルなライティングがされています。

画像1は、DAZ StudioでGenesis 9 Femaleベースモデルを用いて作成した3Dモデルと、Polyhavenから8Kでダウンロードした、都市のビルの屋上のHDRパノラマ画像背景を用いて、Irayフォトリアルレンダリングした画像です。
この画像を元に、シネマティックなスタイルで、フォトリアリスティックな背景がそれなりにボケた(レンズの焦点距離が50mmでF1.2を想定)画像を生成してください。
時刻は夕暮れ時を想定。モデルには写真撮影用のプロフェッショナルなライティングがされています。
モデルのメイクアップは、グラビアモデル風に、メリハリのある濃いアイシャドウやチークを施し、リップカラーは派手なレッドに変更してください。
顔の表情は、写真撮影のモデル風に無表情に近い、カメラを睨んでいるような鋭い視線と口元の表情にしてください。

まとめ
ShareCGサイトの閉鎖により、高品質なDAZモデル用コンテンツの無料ダウンロードができなくなりました。
そこで、DAZ G8 を用いて、できるだけコストをかけずに3Dモデル作品づくりにチャレンジしてみたので紹介しています。
Nano Banana 2 で後からプロンプト画像編集ができる前提で、下書き的な位置づけで3DCGを使うことで、3DCGと画像生成AIのコラボという新しい作品づくりの世界が開かれているように感じました。
今後は、DAZモデルをBlenderにインポートし、マテリアルやテクスチャをいじって、MyGAL Playerに読み込んでシーン編集や360°3DWebビュアーを楽しめる方法などを紹介したいと思います。
