見出し画像

息子の対パパ納豆外交、成立までの全記録

納豆、ちょうだい

夜ご飯。

僕の納豆を、息子が指差す。

次に、両手のひらを上に向ける。

重ねて、離す。

重ねて、離す。

ちょうだい、だ。

納豆外交

うちの家族と手話

うちは家族全員、耳が聞こえない。

息子も生まれつき聞こえない。

だからなのか、息子の「欲しい」は毎回、全身を使ってくる。

指差しくらいは、聞こえる子でもやると思う。

でも息子はそのあと、必ず手振りや手話が続く。

腕を振ったり、両手を使ったり。

指差しだけじゃ、絶対に終わらせない。

圧の強い「ちょうだい」

今日も、納豆を指差したあと。

僕の顔を見て、もう一度両手を重ねて、離してみせた。

圧が強い。

仕方ないので、少し箸で取り分けた。

すると息子は、胸の前で手をくるっと回して「ありがとう」。

何かしてもらったら「ありがとう」、と言いなさいとしつこく言ってきたからか、最初の頃よりずいぶん様になってきた。

そのままバクバク、豆をこぼしながら食べ始めた。

なんで子供って納豆が好きになるんだろう。

不思議でならない。

声を使わない家だから

声で「ちょうだい」も「ありがとう」も、うちでは飛び交わない。

だから息子の要求は、静かに始まって、勝手にどんどん大きくなる。

指差しだけじゃ伝わらないと思ってるのか、身振りがどんどん派手になっていく。

そんな気がする。

聞こえる家なら「ちょうだい」のひとことで済むところを、息子は指差しも手も顔も、全部使ってくる。

単純に、伝える練習量が多いのかもしれない。

おわりに

納豆一粒のために、そこまでやるか、とは思う。

でも多分、これも積み重ねなんだろう。

今日は納豆。

明日は何を指差すのか、ちょっと楽しみにしている。


最後までよんでいただき、ありがとうございます。

子供との外食、本当に難しいですよね。そんなことをまとめた記事がこちらになります。良ければどうぞ。

子供の好きなもので釣る話も書いています。良ければこちらもどうぞ。


いいなと思ったら応援しよう!

聾黎-Rourei | 聞こえない家族の賑やかな日々を、あるいはいろんなことを徒然なるままに もしこの記事が『タメになった!』『面白い!』と思っていただけたら、少額でも応援いただけると嬉しいです。1杯のコーヒー代だけでも大変嬉しいです。

この記事が参加している募集