インター選びで見落としがちな「CALP」とは?未来を切り拓く英語力の育て方
こんにちは!
英語とキャリアの“分かれ道”案内人、
心のバイリンガル教育家・ディーン千賀子です。
近年、私のもとに届く親御さんからの声に、少しずつ変化が見えてきました。
「英語は話せるようになった。でも、そこから先が見えない」
「将来、グローバルに活躍してほしい。そのための“学ぶ力”を英語でも育てたい」
そう語るご家庭が確実に増えているのを感じています。
この記事では、私自身の家庭でどのように「CALP(学ぶための英語力)」を意識し、どのように学校を選び、教育方針を設計してきたのかをご紹介します。
参考になれば嬉しいです!

CALPとは?“学べる英語”という選択肢
英語教育における「CALP(Cognitive Academic Language Proficiency)」という概念をご存じでしょうか?
これは、「英語で学ぶ・考える・表現する力」のこと。
つまり、BICS(Basic Interpersonal Communication Skills)=「おしゃべり英語」とは違い、
CALPは、次のような学習行動を支える言語力です。
本や資料を英語で読み、理解する
自分の考えをエッセイやレポートにまとめる
ディスカッションやプレゼンで意見を伝える
調べたことを分析し、再構成して発信する
言い換えれば、「学びのための英語」。
教養としての英語力とも言えるものです。

CALPは、時間がかかる。でも価値がある
このCALP、実はBICSとは違ってすぐには身につかないというのが大きな特徴です。
研究によれば、CALPの習得には5〜7年、あるいはそれ以上かかることもあります。
英語ネイティブ環境 小3〜中学生で自然に形成
幼児期からのインター通学 約5〜7年
日本語環境+英語学習7〜10年(またはそれ以上)
つまり、CALPは“意識的に”かつ“長期的に”育てていくものなんです。
わが家の選択──「CALPを英語で育てる」と決めた日
わが家の息子は、小学校低学年までは日本の公立校に通い、日本語のBICS(おしゃべり力)をしっかり育てました。
ただ、あるとき、私はこんな問いに立ち止まりました。
「この子の未来に、英語で“学べる力”が必要になるか?」
答えは「YES」でした。
だから私たちは、CALPを育てる環境を整える決断をしました。
アメリカンハーフの私たちの一人息子は、
小学2年生〜小学5年生は英語と心を育てる インタナショナルスクールに、 小6からは教養CALPを育てるインタナショナルスクールに
編入しました。
CALPを育てるには、学校選びがカギ
CALPは、英語を「通じる」環境だけでは育ちません。
必要なのは、英語で考え・書き・話す力を本気で育てる設計です。
私たちがインターナショナルスクールを選ぶ際に重視したのは以下のポイントでした。
授業内に、思考・表現・発信のトレーニングがあるか
中学〜高校〜大学まで、英語での学びが継続できる仕組みがあるか
英語が“通じる”だけでなく、“考えられる”ようになる指導があるか
こうした点をクリアする学校に出会えたことで、CALPを育てる道筋が明確になりました。
英語教育の分かれ道は、小学校にやってくる
私の経験上、多くのご家庭が小学校時代に、
英語教育の“方向性”を決めるタイミングを迎えます。
「このままBICSでいいのか?」
「どこかでCALPを意識した教育に切り替えるべきか?」
「中学からの進学先はどうするか?」
こうした問いに向き合うことは、とても勇気が要ることです。
でもそれが、将来の学びを支える“土台”を築く一歩になると
私は信じています。
BICSとCALP、どちらも大切。でも未来を拓くのはCALP
BICSは、「人とつながるための英語」
CALPは、「未来を切り拓くための英語」
たとえば、海外大学進学やグローバルな研究職、
プレゼンやプロジェクトベースの仕事など、
CALPの有無が「進める道」の幅を大きく左右します。
もちろん、すべての子がCALPを育てなければならないわけではありません。
でも、「将来、英語を武器に生きる道を選びたい」なら、CALPは一生モノの資産になります。
親が“ビジョン”を持つことが、最強のサポートになる
英語教育において、正解はひとつではありません。
でも大切なのは、「わが子にどんな力を育てたいのか?」というビジョンを親が持つこと。
そのビジョンがあれば、進路や学校選びにも一貫性が生まれ、迷いが少なくなります。
CALPは、焦らず、じっくり、育てていくもの。
だからこそ、早めに意識することが、未来の選択肢を広げる鍵になるのです。
お子さんの英語教育を「ただ話せる」だけで終わらせず、
「学び、考え、世界とつながる力」に育てていきたいと願う親御さんへ、わが家の経験が、少しでもヒントになれば嬉しいです。
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