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英語のゴール、見えていますか? 〜うちはEFLで十分?迷わなくなる「目的地」の話〜

こんにちは。英語とキャリアの“分かれ道”案内人・心のバイリンガル教育家、ディーン千賀子です。

最近、こんなご相談をよくいただきます。

「英語って、どこまでできたらいいんでしょうか?」
「英語は大事だと思うけど、週1回のレッスンで十分ですか?」
「将来使うかもわからないのに、どこまでやらせるべき?」
「受験や仕事に直結しないなら、教養としてで十分?」

私はこれまで300組を超える親子の教育相談をお受けしてきましたが、このテーマは本当に多くの方が悩まれるポイントです。

実は、この迷いの根っこにあるのは「ゴール設定が曖昧であること」。
目的地が見えれば、英語教育の道のりはもっと楽になり、もっと安心してお子さんをサポートしていけるようになります。

今日は、そんな迷いをスッキリ整理してみたいと思います。


「英語のゴール」は、ペラペラになることだけじゃない

日本では「英語が話せる=ネイティブのようにペラペラ」というイメージが根強くあります。でも、それは英語を学ぶすべての人に必要なゴールでしょうか?

もちろん、将来海外で働きたい、留学したいという目標を持つ子には、実践的な英語力が必要です。
それはまた別のプランが必要になります。

でも実は、もっと広い意味で「英語を学ぶ目的」もあっていいのです。

たとえば、こんなゴールはどうでしょう?

  • 英語に抵抗感がないこと

  • 海外旅行で困らない程度の聞き取り・会話力

  • 洋画や音楽を英語のまま楽しめる

  • 英語をきっかけに世界の多様性に関心を持てること

これらはすべて「英語を教養として身につける」という立派なゴールです。
むしろ、子どもの多くがまず目指すのは、こうした「EFL(外国語としての英語)」のゴールで十分とも言えます。

EFLの本当の目的 〜「世界を面白がれる人」になること〜

EFL(English as a Foreign Language)、つまり「外国語として英語を学ぶ」という視点に立ってみましょう。

EFLのゴールはとてもシンプルです。

英語にふれることを楽しみ、世界の多様性を感じ取れる人になること

  • 完璧に話せなくてもいい

  • 文法を全部覚えなくてもいい

  • でも「英語がある世界って面白い!」と感じられる心が育つことが何より大切です。

英語という「言語」を学ぶことは、実は「世界の多様性への扉を開くこと」でもあります。
それを知ることができたら、子どもの世界は何倍にも広がっていきます。

週1回の英語レッスンが“ちょうどいい”理由

「週に1回の英語教室じゃ足りないのでは?」と心配される親御さんも多いですが、私はこうお伝えしています。

EFLのゴールをきちんと定めれば、週1回でも十分価値があります。

なぜなら、週1回でもこんな体験が積み重ねられるからです:

  • 英語の音やリズムに耳を慣らす

  • 簡単なあいさつや単語を覚える

  • 外国人の先生とのやりとりで「英語は人とつながる道具」と知る

  • 新しい文化や価値観に自然にふれる

子どもの中に「英語って面白いな」「使えたらカッコいいな」という感覚が芽生えたら、もうそれは立派な第一歩です。

おうちでも育てられる、EFLの「世界を面白がる力」

さらに、家庭の中でもちょっとした工夫でEFLのゴールは育てられます。

英語の歌を流す
Super Simple Songsなど、毎日1曲だけ流す習慣を。
歌は「音」と「リズム」の最高の先生です。

英語の絵本を聞く
読めなくても大丈夫。CDやYouTubeで「耳からふれる」だけで十分。
耳の感覚は、小さい頃から自然に育ちます。

外国文化の話をする
「クリスマスってどうしてあるの?」「ハロウィンって?」
文化を知ることも、英語の大事な一部です。

ちょっとした日常の英語
「Good morning!」「Thank you!」「See you later!」
一緒に使う機会を作ってあげるだけでも、英語は身近になります。

迷わないための“目的地”を決めよう

英語教育は「どこまでやらせればいい?」ではなく、「何を目指すのか?」が先です。

  • 「将来は英語を武器に」ならESL(第二言語としての英語)の道

  • 「世界の広さを感じられる人に」ならEFL(外国語としての英語)の道

どちらも正解。
ただ、目的地が決まると、道が選びやすくなるのです。

「うちはEFLでいい」
そう思えた瞬間から、迷いはずっと減ります。
子どもとの英語の関わりも、楽しく、自然に続けられるようになります。

学校の授業だけでは足りない「音」の部分

最後に、少しだけ現実的なポイントもお伝えしておきます。

学校の英語教育は「文法」「リーディング」が中心になりがちで、「音」「話す」「聞く」の経験が不足しがちです。

だからこそ、おうちで少しずつ「英語の音」にふれる時間を作ってあげてください。
それが後々、「聞ける・話せる」英語力につながっていきます。

おわりに 〜子どもたちに“世界を面白がる目”を〜

私はこれまで多くの親御さんとお話してきましたが、「うちの子はまだ英語が話せないから…」と悩む方ほど、お子さんは実は素敵な芽を育てていることが多いんです。

子どもが「英語って楽しいな」「なんだかカッコいいな」「わかると嬉しいな」
そう思えているなら、それはすでに宝物です。

英語は、教え込むものではありません。
「英語にふれる幸せな時間をプレゼントしてあげる」
その積み重ねが、未来の選択肢を広げてくれます。

どうか、迷わずに。
その1回、その1日が、もう十分すぎるほど価値ある時間です。


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