「英語はできた方がいいよね」では足りない。今、親が選ぶべき“2つの道”とは?
こんにちは!
英語とキャリアの“分かれ道”案内人・心のバイリンガル教育家・ディーン千賀子です。
沖縄で英語塾とホストファミリーの受け入れを行いながら、これまで300家庭以上の親子と教育について向き合ってきました。
今日は、少し深呼吸をして読み進めていただきたいお話です。
テーマは、
「英語教育を始める前に、親が決めておくべきこと」。
「英語教育に本気で取り組みたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」
そんな保護者の方に向けて、"英語を始める前に、まず何を親が決めておけばいいのか"についてお話ししたいと思います。
最近、こんなお悩みをよく聞きます。
「英語って将来必要そうだけど、塾に行けば大丈夫?」
「学校ではなかなか英語が身につかないって聞くけど、本当にそうなの?」
そんなふうに、“なんとなく英語が大事”と感じてはいるけれど、どのレベルを目指すべきか迷っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい記事です。
この記事では、英語を「習い事」で終わらせないために、親が最初に考えておくべき“目的地”の話をしていきます。
未来を選べる力を、子どもたちに手渡すために、一緒に考えてみませんか?

英語教育10年──ずっと残っていたモヤモヤ
私はこれまで、たくさんの子どもたちと英語を通じて出会い、数えきれないほどの保護者の方ともお話をしてきました。
ですが、どこか心の奥に小さな違和感がずっと残っていたのです。
「みんな、本当に目指す場所を理解して選んでいるのかな?」
という思いです。
「うちは英語は教養のひとつで…」というご家庭もいらっしゃいます。
海外旅行で話せる程度でOKなど。それも素敵な価値観です。
たとえばこんな保護者の声があります。
「英語は趣味のひとつ。話せたら素敵だし、世界が広がるかなと思って」
そう語るご家庭もあります。それも、もちろん各ご家庭の方針です。
教養として英語に親しむ。心を豊かにする経験です。
でも、私はどうしても違う方向を見ている自分に気づきました。
私たちが育てたいのは、「英語で人生を切り拓く子ども」
英語は、趣味でも、学びでもあります。
でもそれ以上に、私は「英語を生きる力にできる子」を育てたいと思っています。
英語を武器にして、世界で仕事ができる力
自分の考えを英語で伝える表現力
多様な人と関わりながら、自分らしく生きていく力
それは“教養としての英語”ではなく、“第二言語としての英語”です。
ピアノで例えるなら
同じ「ピアノのレッスン」でも、全く違う2人がいるとします。
Aくん:週に1回、趣味として楽しく習う
Bちゃん:毎日練習し、音大やプロを目指す
どちらも素晴らしい。
でも、目指す場所が違えば、毎日の練習量も学び方も、先生との向き合い方もまるで違ってくる。
私はこれをお伝えしたいのです。
英語も、まったく同じです。
教養としての英語(EFL) vs 第二言語としての英語(ESL)
教養として・外国語としての英語(EFL/English as a Foreign Language)
海外旅行・観光・道案内=ちょっと話せる
到達目標 は「英語で交流できる」
収入への影響 ほぼなし
第二言語としての英語(ESL/English as a Second Language)
会議・交渉・仕事・留学=実務レベル
TOEFL/英検準1級レベルの英語力で、推薦入試・奨学金を勝ち取る
到達目標 は「英語でお金を稼げる」
年収+200万〜500万のプラス
厳しいことを言いますと、グローバル市場では「ちょっと話せる英語」では通用しないですよね。
今、必要なのは、「英語でどんな仕事ができるか」を言える子どもです。
現実には──EFL型の先生ばかり
実は、文科省も、企業も、求めているのはESL型(実用英語)です。
でも現場で教える先生たちの多くは、EFL(教養英語)教育しか経験していません。
授業はほぼ日本語
文法と試験対策中心
ALTとの会話は週1回10分程度
これでは、どう頑張っても「話せるようになる」には届かないのです。
学校の先生たちを責めないでください
先生は本当にまじめで、子ども想いです。
でも、“教える側”もEFL型で育ってきた。それが日本の教育の構造です。
だからこそ、こう考えてほしいのです。
「学校で足りないなら、家庭で補えばいい」
家庭こそが、子どもを“使える英語”へと導く原動力になれるんです。
英語を始める前に、親が決めておくべきこと
英語教育を始める前に、たったひとつだけ、親として決めてほしいことがあります。
それは
うちの子にとって、英語は「趣味」なのか、「武器」なのか?
ここが決まっていないと、
習い方を間違える
続け方が見えなくなる
成果が出ないまま挫折する
というサイクルに陥ってしまいます。
これは「どの山に登りたいのか」を決めることと同じです。
最初にこれを決めておかない、あとで変更すると、子どもさんも親御さんも大変ですよね。
道に迷ったり、一度登りかけた山を下山して、再度別の山に登りなおす、といった「避けられたはずのトラブルや手間」が発生してしまいます。
「家庭でできるESL型英語育て」の第一歩
✅ 日常に英語の音を取り入れる(0歳〜でもOK)
✅ 英語でのやりとりの機会を作る(親子英会話で十分)
✅「伝わった!」という体験を積み重ねる
✅ テストや級ではなく、“使える場面”を大事にする
難しいことではありません。
「聞く・まねる・伝える」
この3つを軸に、家庭でもESL型の育て方はできます。
最後に──親の決断が、未来を変える
英語教育がうまくいかない原因は、
「子どもがやる気がないから」ではありません。
親が目指す方向を曖昧にしたまま、スタートしてしまったから。
そのままでは、道に迷ってしまうのは当然です。
でも──いま気づいたなら、大丈夫。
今日から、「方向」を決めることができます。
わが子の英語は、「趣味」?それとも「武器」?
この問いに向き合うことが、
未来への羅針盤になると、私は信じています。
一緒に、未来を選べる子どもを育てていきましょう。
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