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ディーン家の子育て、学力では測れない成長がある!息子の「日本語留学」2日間で感じたこと

こんにちは。
英語とキャリアの“分かれ道”案内人、ディーン千賀子です。

子どもの進路や環境を考えると、

「この経験は、本当に意味があるのかな」
「今、させてあげるべきことって何だろう」

そんな問いが、ふと浮かぶことはありませんか。

AI、グローバル化、働き方の変化。
正解がひとつではない時代だからこそ、
「何を選ばせるか」よりも
「どんな経験を積ませるか」に迷う親御さんも多いと感じています。

でも私は、
迷うこと自体が、
真剣に子どもの未来と向き合っている証拠だと思っています。

今日は我が家の子育てについてお話しします。うちの息子は日米のハーフで
アメリカ式のインターナショナルスクールに通う15歳。
保育園から小学校は日本語の学校で、言語は日本語からスタートしました。
しかし、小学2年の夏休み明けからインターナショナルに切り替えると
まぁ、英語は上達するスピードと同じくらい、日本語が消えていく。。。

ということで以前は英語習得の心配をしていましたが、
今は日本語、一番は日本人の中に馴染むことがどれくらいできるかということが私たちの課題です。

息子が体験した「日本語留学」という2日間の出来事から、
体験をどうデザインするかについて書いてみます。


体験をデザインするということ

― 息子の日本語留学、公立中学校2日間から感じたこと ―

先日、息子が
日本の公立中学校に2日間だけ通う「日本語留学」をしました。

たった2日。
転校でも、編入でもありません。

正直に言えば、
日本語力が急に伸びるとか、
学力がどうこう、という話ではありません。

それでも私は、この2日間に
とても大切な「体験」が詰まっていたと感じています。

学校や社会で「体験」が減っている

最近、強く感じていることがあります。
学校や社会で、
子どもが体験できることが、確実に減っているということです。

  • 失敗させない

  • 競争させない

  • トラブルを避ける

安心・安全にはなったけれど、
その分——

  • 自分で判断する経験

  • 任される経験

  • 失敗して、やり直す経験

こうした人間力の土台になる体験は、
以前よりもずっと少なくなっています。

そして社会に出た途端、
「自分で考えて動いてね」と言われる。

これは、なかなか厳しい構造だなと感じます。

だからこそ、親が「体験をデザインする」

今は、
親が体験を“用意する人”になる時代だと感じています。

ここで大事なのは、
親が中身までコントロールすることではありません。

  • 枠をつくる

  • 安全な挑戦の場を用意する

  • 失敗しても大丈夫な空気をつくる

そこまでが、親の役目。

その中で、
何を感じ、何を持ち帰るかは、子どもに任せる。

今回の日本語留学も、
そんな「体験の枠」を意図的にデザインしました。

1日目のお題:
「お友達をつくること」

日本語留学、1日目。
息子に出したお題は、
お友達をつくること」でした。

簡単そうに見えて、
実はとてもハードルの高いお題です。

  • 知らない環境

  • 知らないクラス

  • 知らない空気

その中で、自分から関わりにいく。

結果は、
休み時間、給食、掃除の時間まで
クラスのお友達が声をかけてくれて、
一緒に過ごせたそうです。

今日は目標クリアだね

そう声をかけると、
息子は少し誇らしそうでした。

2日目のお題:
「お友達と一緒に歩いて帰ること」

2日目、最後の日。
この日のお題は、
「お友達と一緒に歩いて学校から帰ってくること」

たった2日しか通っていない学校。
クラスに馴染むだけでも緊張する中で、
「一緒に帰ろう」と声をかけるのは、
大人でも勇気がいります。

正直、
これは少しハードルが高いかな、と思っていました。

体験の中身は、子どもがつくる

その日の帰り。

息子は、
クラスのお友達と一緒に歩いて帰ってきました。

そして家に着くと、

「〇〇くんと一緒に、
近くのファミマまでお菓子を買いに行ってくるね」

中3男子にしては、
なんだか可愛い約束です。

LINEも交換して、
今度は一緒にゲームで遊ぶらしい。

ここで私は、はっきり分かりました。

親が用意したのは、

「お友達をつくる」
「一緒に歩いて帰る」

という“体験の枠”だけ。

その中で、

  • 誰と関わり

  • どんな関係が生まれ

  • どんな気持ちを持って帰ってくるか

それはすべて、
子ども自身がつくった体験でした。

人間力は、こうして育つ

勉強でも、テストでもなく、
こうした何気ない日常の体験が、

  • 人との距離を縮め

  • 「ここにいていい」という感覚を育て

  • 社会に出るための土台になる

のだと思います。

体験は、
大きく用意しなくていい。

むしろ、

  • 小さな挑戦

  • ささやかな役割

  • 日常の中の一歩

それを、意図的にデザインすること

家庭は「最初の社会」

学校や社会で体験の機会が減っている今、
家庭は、子どもにとって最初の社会になります。

親がやるのは、

  • 安全な挑戦の場をつくること

  • 失敗しても責めないこと

  • 帰ってきた話を、ただ聞くこと

それだけでいい。

今回の
「お友達をつくる」
「一緒に歩いて帰る」
という2日間のお題は、

人間力が育つ、小さな社会体験でした。

さいごに

この2日間の日本語留学を通して、
改めて感じたことがあります。

人は、
教えられたことで育つのではなく、
自分で感じ、選び、関わった体験によって育っていくということ。

親にできるのは、
正解を用意することではなく、

安心して挑戦できる「場」を整えること。

その中で、
何を持ち帰るか、
どんな一歩を踏み出すかは、子ども自身が決めていく。

たった2日でも、
その体験は確かに残る。

そしてたった2日間の体験でしたが、数ヶ月後に公立中学校でお友達だった子と外でも遊びに行ったりするようになりました。たった2日の体験と思っていたのが長く付き合える近所のお友達ができたことが私はとても嬉しいです。

小さな体験の積み重ねが、
いつかその子自身の「人生の軸」になっていくのだと思います。

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