「模試で満点でも落ちる理由。公立模試では“私立難関は測れない”という現実」
中学生になると、多くの人が模試を受けるようになります。
塾の公開模試、いわゆる公立高校向けの合格判定模試。
学校で受けるものだと、地域模試(いわゆるフクトなど)が代表的でしょう。
これらの模試は非常によくできています。
ただし――前提があります。
「公立高校を受験する層の中での立ち位置を測る試験である」
という点です。
ここを勘違いすると、一気に戦略を誤ります。
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たとえば、これらの模試で満点を取ったとします。
偏差値も70を超えている。
普通に考えれば「どこでも受かるのでは?」と思うでしょう。
しかし、私立難関高校の世界では、この結果はほとんど意味を持ちません。
なぜなら、
・試験範囲が違う
・問題の難易度が違う
・求められる思考力が違う
つまり、そもそも“競技が違う”からです。
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特に分かりやすいのが英語です。
公立模試は、中学3年生までの教科書範囲を前提に作られています。
一方で、私立難関高校はその枠を軽く飛び越えてきます。
語彙レベルで言えば、
**英検2級相当(高校卒業レベル)**が普通に出題されることも珍しくありません。
中学範囲をどれだけ完璧にしても、
それだけでは太刀打ちできない設計になっています。
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もう一つ、現場でよくある話を。
私立難関高校を第一志望にしていた子が、受験終了後に公立高校受験へ切り替えるケースがあります。
その際、塾ではクラスを一つ下げて、公立対策のクラスに合流することが多いのですが――
最初は普通に負けます。
これ、意外に思うかもしれませんが事実です。
理由はシンプルで、
公立には公立特有の出題傾向や処理スピード、解き方の“クセ”があるからです。
ただし、地力があるため、
1ヶ月もすれば9割近く取れるようになります。
ここから分かるのは、
・公立と私立は“優劣”ではなく“別ジャンル”
・対策しないと、どちらも勝てない
ということです。
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模試の結果は大事です。
ただし、それをどう解釈するかはもっと大事です。
公立模試での高得点に安心するのか。
それとも「これは別物だ」と認識して次の一手を打つのか。
この差が、そのまま合否の差になります。
