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ダンジョン第67階層【実録】『運命の大審判!一つのミスを突く絶対的死刑宣告と反撃の物理刃』

前回の物語はこちら👇️👇️👇️

01:ファイナル・ジャッジ・モーニング〈最終評価の朝〉



運命を分かつ、大審判(本番)の朝がやってきた。

圧倒的…!

今日午後に行われる最終的な選別の儀(試験)に向け、俺たちは供物の奉納(納品)する構造の聖典(図面)の最終確認を進めていた。

これを逃せば全てが崩壊する。

ギルドマスター(社長)は昨日一睡もできず、青白い顔で強制ログアウト(失業)寸前の勢いだ。


「皆さん、よく間に合わせていただきました」

「あとは私に任せてください」

「社長、今日していただくことは何一つありません」

「審判を待ちましょう」


俺は自らの魔力を高めるため、すでに侵食される王冠(薄毛)が極まりつつある頭頂部へ手をやる。

存在しない幻の前髪を豪快にかきあげる。

指に引っかかる悲しいほどの虚無と噴き出す魔力(脂汗)を完全に無視する。

俺は天高く腕を突き上げた。


「いでよ!」



「ファイナル・ジャッジ・モーニング〈最終評価の朝〉を切り裂く、ドキュメント・ダイブ〈大量資料への没入〉!」


異次元おじさんの魔法は実際には見えていません


泥臭い物理刃(自分軸)の力を解放する。

分厚い法理図(図面)の束に顔をこすりつけるように目を走らせる。

最後の最後まで法理の瑕疵(課題)を執念で炙り出していく。



02:サイレント・インクイジション・ルーム〈静寂の尋問室〉



決戦の地。


最強ギルド(大企業)青木工業のサイレント・インクイジション・ルーム〈静寂の尋問室〉。

かつて冷徹なる大魔女から尋問を受けたあの絶対領域(執務室)のような重苦しい空間だ。


静寂的…!


予定時刻を過ぎても誰も現れないサイレント・インクイジション・ルーム〈静寂の尋問室〉。

隣に座るギルドマスター(社長)の鼓動が聞こえそうな異常な静けさだ。

耐えきれなくなった俺は、自らの庶民の戦闘服(スーツ)の脇から漂う古の魔導師の残り香(加齢臭)をクンクンと嗅ぐ。


「よし、この強烈な酸っぱいニオイ……」

「凄まじい魔力が充填されている証拠だ!」


一人悦に入り、現実逃避したその瞬間だった。


『おい、おっさん』

『その酸っぱいニオイは魔力じゃなくてただのオヤジ臭だワン』

『斬首台に登るってのに頭バグってんのかワン』

魔犬ツンの容赦のないジャッジメント・サタン〈魔王の正論〉が、俺の虚栄の重鎧(プライド)をズタズタに引き裂く。


そんな不毛なやり取りの末。


10分遅れで統括導師(部長)である伊藤とお付きの誓約の構成員(社員)が入ってきた。


「いや、すいません」

「他の取引先と打ち合わせが遅れてまして」

無神経な言葉に顔を青ざめるギルドマスター(社長)。

伊藤は隣の男を紹介した。

「うちの設計部のエースである宇野です」



嫌悪的…!


面長で細い目。

魔導眼鏡(メガネ)の奥の鋭い眼光。

そしてなぜか、髪型は伊藤と全く同じだ。

直感が警鐘を鳴らす。


田中ギルドマスター(社長)から震える手で、供物の奉納(納品)用の法理図(図面)が伊藤へ渡される。


「どうやら、奉納の絶対刻限(納期)には間に合ったようですね」

安堵しかけた俺たちに、伊藤からとんでもない言葉が浴びせられる。

「今から宇野が、この場で審査をします。結果はここでお伝えします」

怯んでも何も変わらない。

伊藤は不敵な笑みを残し、一旦退出していった。



03:アブソリュート・フォルト・ハンティング〈絶対的粗探し〉



残されたエースの宇野は、鋭い眼光で構造の聖典(図面)の隅々までチェックし始めた。


威圧的…!


一つとして理の歪(課題)を見逃さない気迫。



座っているだけの俺たちのMP(精神力)がゴリゴリ削られる。


ギルドマスター(社長)はあの世からお迎えが来そうな顔色だ。

15分後。


宇野はスッと魔導眼鏡(メガネ)を外し、黙って内線電話で伊藤を呼んだ。


「統括導師(部長)」


「検品チェック、完了しました」


5分後に戻ってきた伊藤は、冷酷な声で問う。

「検品の結果を教えてくれ」 

「提出予定の10本の製図のうち、1つに疑わしき点が検出されました」

「ほう。それはどんな点だね?」


絶望的…!


宇野は機械のように正確に伝える。

「製図法に基づけば問題ない範囲のレベルでした」

「しかし、弊社の基準によると明らかな法理の瑕疵(課題)の可能性があります」


伊藤はなぜか誇らしげに口を開いた。

「それは重大な問題だね」

俺が確認すると、担当者次第で判断が異なるグレーなレベル。

通常であれば、聖典の改訂術式(設計変更)の修正依頼で完了となる範囲だ。


反論を試みるため、無駄に大げさなオーバーリアクションで机をバンッと叩いて立ち上がろうとした俺。

これも脳内妄想です!!

だが、極度の緊張と疲労で足がもつれ、キャスター付きの椅子が滑って自らのスネを机の角に強打!


「ぐふぉっ」


鈍い音を立てて悶絶しながらも、俺は必死に痛みを堪えて右手を前に突き出し、力強く叫んだ。

「放て!」


異次元おじさんの魔法は脳内妄想です!!


「アブソリュート・フォルト・ハンティング〈絶対的粗探し〉を回避する、未来志向の幻術〈Howへの強制移行〉!」


「伊藤統括導師(部長)」

「謹んで意見を述べさせていただきます」

「今回ご指摘いただいた箇所につきましては、通常であれば修正で問題ないレベルにあると思いますが、いかがでしょうか」


だが、伊藤は冷徹な顔つきで俺を見下ろし、言い放った。



無慈悲的…!


「『一つのミスもしないこと』が条件だよ」


「残念ながら、今回は田中工業さんに仕事を渡すわけにはいきませんね」



04:ダーク・イリュージョン・リヴィール〈隠蔽された真実の暴露〉



その冷酷な宣告に、俺たち二人はガックリと肩を落とした。

ギルドマスター(社長)もミスの箇所を確認するが、技術者として納得がいかないはずだ。

普段なら絶対に見逃されていた微細な部分。

これは明らかに、最初から俺たちを外す意図が透けて見えた。


作為的…!


最後に、伊藤が勝ち誇ったように口を開く。


「でもよかったよ」

「こんなこともあろうかと安井設計さんのところに相談しておいて」

「あちらも同じ条件だったんで、なんとか俺の首も繋がったよ」

俺は耳を疑い、思わず確認する。

「安井設計さんとお取引はなかったと思うんですが……」

伊藤はニヤリといけ好かない笑顔で答えた。

「確かにそうだね。安井設計さんは、知り合いからの紹介だからね。」

致命的…!

完全に退路を断たれた俺たち。

泥水すすって漕ぎ着けた道筋が、たった一つの罠で全て消し去られた。


破滅的…!


絶望の淵で、ギルドマスター(社長)は戦旗の完全降下(廃業)の選択を迫られることになる。

売上の70%を占める青木工業との取引が途絶えてしまった今、選択肢などないのかもしれない。


頭垂れて歩く彼の背中を見つめ、俺は両手を強く握りしめ、自分自身に気合を入れるため天に向かって吼えた。


「いでよ!」


「ダーク・イリュージョン・リヴィール〈隠蔽された真実の暴露〉を引き寄せる」


「アジャイル・レジリエンス〈即時回復する絶望耐性〉!」


全身全霊のソウルブラッド(魂の血)を込め、ギルドマスター(社長)に力強い言葉を投げかけた。



「社長、まだ諦める必要はありません」

「私には少し気になることがあります」

「少し、お時間をください」


躍動的…!


いくら知り合いだとはいえ、最強ギルド(大企業)が実績のない会社との不可逆の盟約(契約)をすんなりと認めるわけがない。

この胸のざわつきこそが、反撃への狼煙となる。

理の歪(課題)の裏には、必ず不都合な真実(隠蔽された失敗の原因)が隠されている。

ここからが真の戦いだ。



【次回予告:ダンジョン第68階層】


絶対的死刑宣告を受け、完全に退路を断たれた俺たち。

だが、最強ギルド(大企業)が仕掛けた理不尽な罠の裏には、信じがたい悪魔的錬金術(搾取のビジネスモデル)が隠されていた……!

全てを失った絶望の淵で、俺の泥臭い物理刃(自分軸)が放つ起死回生の反撃とは!?

しかし、次なる強大な敵の影が、すぐそこまで迫っていた――。

最後までお付き合いありがとうございます。

一気にこれまでの概要を知りたい方はこちら👇️👇️


【迷宮の深淵へようこそ】


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覚悟がある奴だけ、次のページをめくれ。

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