体験から学ぶ防災 ―3つの実践プログラムで、“生きる力”を育む|田辺小学校6年生 出前授業レポート
はじめに

大阪府の田辺小学校6年生に向けて、できるキャンプアカデミーとして防災の出前授業を実施しました。
今回の授業は、災害時に必要となる「住」「トイレ」「身を守る工夫」の3つのテーマに焦点を当て、体験を通じて“命を守る行動”を理解することを目的としています。
災害は突然起こるもの。
その時、自分の身を守り、安全に過ごすためには、“正しい知識”だけでなく、実際に体験して理解することが欠かせません。
今回は、
①防災寝具体験
②簡易トイレ体験
③防災工作(新聞紙スリッパ)
の3つのプログラムを実施しました。
1.防災寝具体験 ―「寒さから身を守る」ことを体感で学ぶ

災害時に避難所で最も多いトラブルは、底冷えと寒さ。
それを理解してもらうために、ダンボールベッドやエアマットを実際に組み立てたあと、子どもたち自身が横になって体験してみました。
「想像よりあったかい!」
「下が固くないから寝やすい!」
そんな声が聞こえてくるほど、寝具の重要性を体感していました。

さらに、エマージェンシーシート(非常用保温シート)も体験。
体に巻いてみると、どれほど暖かさを保てるかがすぐに分かります。
また、シートの多くはキラキラと反射し、救助の目印になるという特徴も解説。
「防寒」と「発見されやすさ」— 災害時に生存率を高める大事なポイントを学びました。
2.簡易トイレ体験 ―「災害時に最も困るもの」を安全に理解する

災害時に一番トラブルが多いのが“トイレ”。
今回は、ピースアップ社の簡易トイレセットを使い、
凝固剤がどう固まるのか
簡易トイレはどう設置するのか
ポップアップテントでどのようにプライバシーを確保するのか
を一つひとつ体験しました。

実際に凝固剤に水を入れて固まる様子を見ると、子どもたちからは驚きの声も。
「こうやって使うんだ!」
「思っていたよりちゃんとしてる!」
災害時のトイレ問題は、命を守るために欠かせない知識です。
体験を通して、“なぜ備える必要があるのか”が腹落ちする時間になりました。
3.防災工作 ― 新聞紙スリッパづくりで「工夫して生き抜く力」を育てる

災害時には「いつもの靴」がないこともしばしばあります。
そこで今回は、新聞紙を使ってスリッパを作る防災工作を実施しました。
新聞紙だけで作ったとは思えないほど丈夫で、実際に履いて凹凸のある地面を歩いてみると…

「全然ちがう!」
「スリッパがあるだけで痛くない!」
と、子どもたちも納得。
災害時には“身近なものを活用する力”がとても重要です。
創意工夫で身を守る力を育てる学びとなりました。
4.今回の授業が育んだ力

今回の授業を通じ、子どもたちは
正しい防災知識
工夫して乗り越える力
自分の身を守る方法
災害時に必要な衛生・生活の知識
を実践的に学ぶことができました。
「ただ知る」ではなく、
“やってみたから分かる”
を大切にした授業です。
5.できるキャンプアカデミーの出前授業について

]私たちは、自然体験をベースにしながら、学習指導要領に沿った教育プログラムとして授業を設計しています。
「防災教育を体験的に行いたい」
「合意形成やチーム学習の授業を取り入れたい」
「子どもたちにもっと自然体験の機会をつくりたい」
「非認知能力(協働・主体性・課題解決力)を伸ばしたい」
「総合・道徳・学活の時間で新しい学びを取り入れたい」
という学校さまは、ぜひご相談ください。
できるキャンプアカデミーでは、“自然体験 × 防災 × 協働学習” の要素を組み合わせて、子どもたちの 主体性・コミュニケーション力・論理的思考力・チームワーク を育てるプログラムを提供しています。
各学校の課題や学習目標にあわせて、
学年・単元・時間数・教育テーマに応じたカスタマイズ が可能です。
学校の教育目標に寄り添いながら、子どもたちにとって価値ある学びを共に創っていくことを目指しています。
田辺小学校6年生のみなさん、素晴らしい学びの時間をありがとうございました!
