「命を守る判断力」を育てる”防災コンセンサスゲーム”|田辺小学校6年生 出前授業レポート
はじめに

大阪府の田辺小学校6年生に向けて、できるキャンプアカデミーとして防災出前授業を行いました。
今回の出前授業のテーマは、災害時に命を守るための正しい知識を身につけること、そして チームで話し合い、合意形成(コンセンサス)のプロセスを体験すること。
災害時は“正しい知識”だけでは不十分で、状況判断、コミュニケーション、、そしてチームワークが生存率を大きく左右します。
この授業では、体験的な学びを通じて、それらの力を高めることを目指しました。
1.今回の授業のねらい

今回実施した「防災コンセンサスゲーム」には、明確な教育目的があります。
① 命を守るための正しい知識を身につける
災害時に必要な考え方・優先順位・危険への理解を、リアルなシチュエーションを通じて学ぶ。
② チームで合意形成するプロセスを体験する
意見が異なる状況で、対話を通して“なぜそう考えるのか”を共有しながら結論を導く。
③ コミュニケーション能力の向上
互いの意見を聞き、理由を説明し、理解し合う経験を積む。
④ 論理的思考力の育成
根拠をもとに判断し、状況を整理して優先順位を決める力を身につける。
⑤ チームワークの強化
“生き延びるためにどう行動するか”を協力して考えることで、自然と協働性が育まれる。
教育的価値の高い複合型の学習プログラムです。
2.シチュエーション紹介:もし修学旅行中に不時着したら?

授業ではこのような状況を設定しました。
この状況で、
「どのアイテムを優先すべきか?」
を、個人→チーム→全体発表の流れで決定していきました。

3.合意形成(コンセンサス)をつくる授業の流れ

① 個人で考える — 根拠を整理する
自分が重要だと思うアイテムの理由を明確にする。
ここで論理的思考が必要になります。
② チームで議論 — 対話とすり合わせ
「なぜそう思うのか」
「どんな危険があるのか」
「優先順位の根拠は?」
こういったやり取りを通して、お互いの考え方を理解し、合意点を探っていきます。
③ 全体発表 — 他チームの考え方を知る
人によって判断基準が異なることを学び、視野が広がる時間です。
このプロセス自体が、
コミュニケーション能力・論理的思考・協働性を育てる大切な学習になります。
④ 防災士による“優先順位”の発表
授業の最後には、専門の防災士が 「生き抜くための正しい優先順位」 を解説し、子どもたちと一緒に答え合わせを行いました。
チームで導いた答えと専門家の見解を比較することで、
なぜその判断が重要なのか、どの行動が命を左右するのか を深く理解する時間となりました。
4.子どもたちが得た学び

授業後にはこんな声がありました。
「理由を説明するのが難しかったけどチームで決められた」
「寒さの危険性を初めて知った」
「防災バッグの中身を家で見直したい」
「自分と違う考えの人がいて面白かった」
知識だけでなく、判断力・対話力・チームで動く力が身につく、まさに総合的な学びとなりました。
5.できるキャンプアカデミーの出前授業について

私たちは、自然体験をベースにしながら、学習指導要領に沿った教育プログラムとして授業を設計しています。
「防災教育を体験的に行いたい」
「合意形成やチーム学習の授業を取り入れたい」
「子どもたちにもっと自然体験の機会をつくりたい」
「非認知能力(協働・主体性・課題解決力)を伸ばしたい」
「総合・道徳・学活の時間で新しい学びを取り入れたい」
という学校さまは、ぜひご相談ください。
できるキャンプアカデミーでは、“自然体験 × 防災 × 協働学習” の要素を組み合わせて、子どもたちの 主体性・コミュニケーション力・論理的思考力・チームワーク を育てるプログラムを提供しています。
各学校の課題や学習目標にあわせて、
学年・単元・時間数・教育テーマに応じたカスタマイズ が可能です。
学校の教育目標に寄り添いながら、子どもたちにとって価値ある学びを共に創っていくことを目指しています。
田辺小学校6年生のみなさん、素晴らしい学びの時間をありがとうございました!
