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【Vol.06】テーマ「作家紹介」苔テラリウムクリエイターThatora*hana(チャトラ*ハナ)さん

こんにちは。DelaM's (デラムス)編集部です。

苔テラリウム専門誌【DelaM's】のnoteに辿り着いていただき、誠にありがとうございます。

このnoteは苔テラリウムを愛する者たちが、「苔テラリウムを日本の文化にしたい!」という思いのもと執筆したコラムを毎週日曜日に配信する苔テラリウム専門誌です。

今回はThatora*hana(チャトラ*ハナ)さんのコラムをお楽しみください。

─── 今週の執筆者 ───
苔テラリウムクリエイター/Thatora*hana(チャトラ*ハナ)
有限会社 宮本造園 取締役/SUCCULENT CREATION DIPLOMA取得/植物雑貨クリエイター
苔や多肉植物について学びながら、現在はイベント出店、ワークショップ、POP-UP STOREなどを中心に活動。


Thatora*hana(チャトラ*ハナ)さんのコラム

私の制作拠点

私の制作活動拠点は、長崎県の標高330mの高さにあります。
そして、そこは周囲が森に囲まれ、とても自然が豊かな場所です。

チャトラさんの活動

鳥の声、風の音、木々の揺れる気配。
自然の中に身を置きながら、日々作品を制作しています。

現在、中学生の職場体験や高校生のインターンシップで苔テラリウム体験、箱庭づくり、多肉植物の寄せ植え体験などを通して、緑の大切さを伝える活動を行っています。

箱庭作りなどの体験学習

苔テラリウムとの出会い

過去に主人が亡くなり、心に大きな穴が空いてしまった時がありました。
その時は気持ちが沈み、前を向くことも困難でした。

自然を愛したご主人

そんな時、目にしたのが、SNSで流れてきた苔テラリウムの写真。
ガラスの中で静かに輝く苔の世界。
光に照らされた小さな森。
その緑に、私は吸い込まれるように見入ってしまいました。

苔テラリウムを見ていると少しずつ心が落ち着き、いつのまにか癒されている。

今思えば苔テラリウムに惹かれたのは、それが心を落ち着けさせるために“見る瞑想”の役割をしてくれていたからかもしれません。

主人の残してくれた言葉

私にとって主人は、夫であると同時に人生の師匠でもありました。

造園家として活躍をしていた主人は生前によく言っていました。

『人間社会は自然の恵みで成り立っている』
『自然に感謝をしてほしい』
『緑の大切さを伝えていきたい』

「庭」に掲載されたご主人のコラム

造園家として、自然を守り育て、次の世代へとつないでいく。
主人の残した言葉達にはそのような願いが込められていました。

そして、そんな想いから生まれたのが、『みどりの里』構想でした。

『みどりの里』での結婚式

主人から 「森の住人になって下さい」 という言葉と共に、 私の人生は森へと導かれていきました。

みどりの里の芝生広場であげた結婚式は、今でも大切な原風景であり、また還る場所です。

日の出を望む波上月庭

私にできること

今、私は主人のように大きな大地を相手にすることはできませんが、小さなガラスの中に森をつくることはできます。

私にとって苔テラリウムは“小さな地球”です。

その小さな世界を通して、緑の力や自然の大切さを、多くの方々に伝えていけたらと思っています。

みどりの里をイメージした苔テラリウム作品

好きなものは力になる

苔は、私にいくつかの力を与えてくれました。

「動き出す力」
「人と出会う力」
「世界を広げる力」

好きなものに囲まれる空間は心を癒し、そして前へ進む力にもなるのです。

私は今、改めてそう感じています。

波上月庭の一画、海に落ちる月の灯りが計算されている

実は主人が残してくれた『みどりの里』が、今まであまり活用できておりませんでした。

しかし、『みどりの里』には、山に広がる緑、風の音、海に映る月の光、苔の静かな呼吸など、恵まれた環境が整っています。

現在は、山の『みどりの里』構想の復活、そして海の『波上月庭』構想の実現に向け、少しずつ動き始めています。

「好きなものは、力になる」

その言葉を胸に、今日も私は小さな地球を作り続けています。

─── About DelaM's ───
苔テラリウム専門誌 DelaM's(デラムス)
2026年4月創刊。苔テラリウムを専門に扱う情報誌。
日本全国の苔テラリウムに関わる方達の記事を編集し掲載。
毎週日曜日発刊。


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