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郵便小説 配達員ニコーの見た夢 ~梅雨でドローンが故障!人間が配達を行う

梅雨の季節。

空は厚い雲に覆われ、雨粒が窓を叩く音が絶え間なく響いていた。ニコー野平は、いつものように配達の準備をしていたが、心のどこかに違和感を覚えていた。

「もうすぐ、俺たちの仕事は全部ロボットに取られるんだろうな……」

そう呟きながら、彼は倉庫の隅で静かに目を閉じた。

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夢の中の配達現場

そこは近未来の日本。空には無数のドローンが飛び交い、街中の歩道にはAI搭載の配達ロボットが荷物を運んでいる。ニコーはかつての配達員仲間とともに、配達担当から外されていた。彼らはオフィスの片隅で、無力感に苛まれていた。

しかし、ある日、激しい梅雨の大雨が日本を襲う。ドローンは雨に濡れて故障し、AIロボットも水没して動けなくなってしまった。

「こんな雨じゃ、機械は使い物にならない!」

上司の声が響く中、急遽、配達担当から外されたニコーたちが現場に呼び戻された。

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人間の力、再び

雨の中、ニコーは仲間たちとともにビショビショになりながら荷物を運ぶ。重い荷物を抱え、ぬかるんだ道を歩き、時には泥に足を取られながらも、彼らの顔には生き生きとした表情が浮かんでいた。

「やっぱり、配達は人間がやるもんだ!」

ニコーは叫んだ。仲間たちもそれに応え、声を合わせる。

「AIじゃなくて、人間なんだよ!」

その声は雨音にかき消されそうだったが、確かに彼らの誇りがそこにあった。

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目覚めと現実

ニコーは目を覚ました。目の前には、山のように積まれた遅れた荷物があった。梅雨の大雨で配達が滞り、倉庫は混乱している。

「ドローン、配達してくれよ……」

呟きながら、彼はため息をついた。

外はまだ雨が降り続いている。だが、彼の胸には確かな思いがあった。

「人間の力も、まだまだ捨てたもんじゃない」

そう信じて、ニコーは今日も配達の仕事に向かうのだった。

終わり

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