【情報収集】 フリーランスの飯の種を数える
受託 ・ 個人開発 ・ 発信、 僕が収入源の比率を一枚に棚卸しする
「何で食っているの?」
帰省の席で、短い答えを求められることがある。
名刺に会社名がない説明は、長くなるほど弱く聞こえる。
受託です。
個人開発もしています。
note も書いています。
——全部本当だ。
でも、どれが飯で、どれが種で、どれが情熱のままか。
聞かれるまで、自分でも曖昧なままだった。
結論を先に一行で書きます。
フリーランスの飯の種は、増やせと急かすための言葉ではない。
いま何で立ち、何を育てているかを一枚で見るための言葉だ。
昨日の値付けの逆算で、希望と稼働から単価の床を出した。
床を支えるのが受託一本だと、減速月に脆い。
今日はその柱——受託・個人開発・発信——の比率を棚卸しする話です。
「何で食っているか」 と 「何に時間を使っているか」 は、 別物だ
みなさんは、通帳の入金とカレンダーの色分けが一致していますか。
僕は、長いあいだ一致していなかった。
売上の大半は受託だ。
朝の深い一塊も、多くは受託に置いている。
それでも、個人開発のリポジトリは開く。
note の下書きも進む。
メンバーシップの導線も整える。
時間は三本に割れ、売上は一本に寄る。
そのズレが、静かな不安になる。
「書いてるのに飯になっていない」
「個人開発は趣味なのか仕事なのか」
「受託に寄りすぎている気がする」
——感情としては正しいことが多い。
でも比率を一枚に書いていないと、感情だけが先行する。
情報収集の木曜にこれを置くのは、外の情報を集める前に、自分の収入構造を観測するためだ。
相場や他人の成功談より先に、自分の柱の本数を知る。
受託で立ち、 情熱で説明していた
かつての僕の説明は、だいたいこうだった。
受託で食っている。
個人開発は将来のため。
発信は記録と出会いのため。
説明としては美しい。
数字としては、検証していなかった。
受託が忙しい月は、個人開発が消える。
発信だけが残る月は、「稼いでいない時間」に自己嫌悪する。
逆に受託が厚い月は、「これでいいのか」と空虚になる。
個人開発に時間を注ぐ理由では、お金だけじゃない価値を書いた。
それは今も撤回しない。
城であり、創造であり、将来の種だ。
「お金だけじゃない」を盾にすると、売上ゼロの欄を見ないままになることもある。
見ないことは、守ることではない。
見ないことは、判断を先延ばしにすることだ。
もう一つ、痛い記憶がある。
高単価の長期案件が、方針転換であっけなく終わったことだ。
数字を追うのをやめた話の入口にもなった経験だ。
一本足の柱は、太いあいだは安心に見える。
折れるときは、一気に折れる。
吃音のある僕は、「何の仕事?」の短い答えに詰まりやすい。
詰まるたびに、内側では別の問いが続く。
——僕は、何で立っているのか。
外への説明が短いほど、内側の棚卸しが要る。
値付けの床のあとに柱が見えた
転機は、昨日のシートだった。
希望年収と稼働から、下限単価が出る。
稼働を落とす 8 月は、同じ希望なら単価が上がる。
上げられないなら、希望を下げるか、柱を増やすか。
値付け記事で、収入源の比率は翌日に送ると書いた。
言葉の予告ではなく、構造の続きだ。
床(単価)と柱(比率)は、別レイヤーだ。
📍 床だけあると、「いくらで売るか」は決まる
でも一本足のままだ
📍 柱だけあると、「何があるか」は見える
でも安すぎる床で削れる
📍 両方そろうと、減速月でも選択肢が三つに分かれる
好きと稼ぐの境界を決めたあとも、比率を書いていない時期があった。
境界は価値観だ。
比率は観測だ。
価値観だけだと、また曖昧に戻る。
転機を一行に圧縮すると、こうなる。
飯の種を数えるとは、理想のポートフォリオを描くことではない。現状の売上と時間を、同じ一枚に並べることだ。
飯の種を数えるとは何か
ここでいう「数える」は、次の意味ではない。
📍 三種の神器を揃えろ、という命令
📍 来月までに発信で月商を上げろ、という煽り
📍 個人開発を切れ、という合理化
📍 他人の成功比率の真似
ここでいう「数える」は、次の三つを一枚に書く作業だ。
1️⃣ 売上の比率
👉️ 直近の区切り(四半期 or 半年)で、何がいくら入ったか
2️⃣ 時間の比率
👉️ 同じ区切りで、何に何時間(または何割)使ったか
3️⃣ ラベル
👉️ 守る/育てる/減らす(または上限を置く)
三本必須ではない。
二本 + 種でもよい。
一本しかないなら、一本だと書く。
書けた時点で、棚卸しは始まっている。
収入源比率シート (一枚)
コピーして使える形にする。
Obsidian でもスプレッドシートでもよい。
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