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今週触らないもの、 守れたのは何日?

増やさない週の白黒つけ実験

守れた日数: 6 / 7。

デイリーノートに、その分数を書いた日曜の朝。
満点じゃなかったのに、妙に肩の力が抜けました。

増やさないと口で言っても、真夏の午後はグレーが増える。
そのグレーを、一週間だけ白と黒に分けてみた——
今日はその実験の記録です。


増やさないだけでは午後の手が止まらなかった

みなさんは、「今月は増やさない」と決めたあとに、午後の衝動で「ついでにこれも」と手を伸ばした経験はありますか。

僕には、それが何度もありました。

7 月 5 日の週初エッセイで、増やさない二週間を始めました。
7 月 6 日の実行モードでは、増やさない対象を三つに線引きしました。

方針は、もうあった。
それでも、真昼のデスクでは、線の外にあるコードが気になる。

個人開発のリポジトリ。
リファクタしたくなる場所の並び。
「今のうちに直しておけば楽になる」
——その声は、真面目に聞こえるぶん、厄介です。

増やさないと唱えるだけでは、午後の手が止まらなかった。
だから僕は、もう一段だけ具体にした。

今週、触らないものを一つ決めて、毎日 ○ か × だけを書く。

曖昧な自制を白黒の採点に変える実験です。

グレーのちょっとだけが約束を溶かしていた

かつての僕は、「触らない」を感覚で守ろうとしていました。

「あんまり触らないようにしよう」
「必要になるまで開かないでおこう」

言葉は優しい。
でも、優しい言葉は、真夏の午後に溶ける。

エディタを開く。
関連ファイルが目に入る。
「ここ、5 分で直せる」と思う。
気づけば 40 分経っていて、三テーマの朝一枠で進めた線が、午後のついでに薄くなる。

六月の終わり、僕は触らないコードを見つけると書きました。

核心と縁の見極め。
掃除の季節だと勘違いして、触ってはいけない場所に指を伸ばす——
あの衝動が、暑さのなかでまた戻ってきていました。

実行モードで決めた三テーマの外に、リファクタは入っていない。
分かっているのに、手が伸びる。

問題は意志の弱さだけじゃない。
「触った/触っていない」の境界が、自分のなかでグレーのままだったのです。

グレーがあると、夜の自己評価もグレーになる。
「今日はだいたい守れた気がする」
その「気がする」が、翌週の線を曖昧にする。

しかも、グレーの自己評価は、意外と自分に甘い。
少し開いただけなら「まあ守れた部類」に寄せる。
40 分溶いても「本番の作業の延長だった」と言い訳する。
気づけば、増やさない週なのに、荷物の中身だけ入れ替わっている。

暑さのなかでは、判断が雑になりやすい。
汗ばむ午後にエディタを開くと、「ついでにここも」が増える。
ついでが、約束を壊す——
今日の週初でも、同じ感覚を書きました。

だったら、感覚のまま週を終えるのではなく、毎晩、事実だけを ○/× に落とすしかない。
その発想が、今回の実験の入口でした。

触らない一つを毎晩 ○/× だけで採点する

転機は、実験の定義を狭くしたことでした。

大きなやらないことリストは作らない。
触らない全集も書かない。

一つだけ決める。

【白黒つけ実験・定義】
対象: 個人開発のリファクタ
期間: 7/6(月) 〜 7/12(日) の 7 日間
判定: リファクタ目的で個人開発のコードを開いたら ×
   開かなければ ○
記録: 毎晩、デイリーノートに一行だけ書く

ポイントは、結果の美しさじゃありません。
開いたかどうかだけで切ることです。

保存しなかった、コミットしなかった、すぐ閉じた——
どれも、今回の定義では言い訳にしない。
開いた瞬間に ×。

厳しすぎるように聞こえるかもしれません。
でも、グレーを消すには、そのくらいの切れ味が必要でした。

今日の週初エッセイでは、同じ対象を「今週は触らない: 個人開発のリファクタ」と、あらためて一行にしました。

今日の記事は、その線を引く前の一週間を、数字で振り返る側の記録です。

決める行為と、守れた日数を数える行為。
同じ約束の、表と裏です。

【実験設計】 増やさない週に触らない一本を足した理由

増やさない二週間は、「新しいコミットメントを増やさない」約束です。
一方、触らない一本は、「すでに視界にある誘惑に手を伸ばさない」約束です。

似ているようで、向きが少し違います。

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