ズボラさん必見! 土用うなぎより、酷暑にぴったりな『黒くて 「う」 がつく夏の食べもの』 夏土用の食養生
土用はうなぎ。
これは、江戸時代から200年以上続く、夏の風物詩。
6月中旬ごろから、スーパーやコンビニで「土用の丑の日」を眼にすることが増えますよね。
でも、
「うなぎは、正直泥っぽいにおいがするから、苦手」
「ヴィーガンだから、魚はちょっと食べられない」
そんな人もいらっしゃるかと思います。
今回、夏土用の食養生として
ヴィーガンな人でも、安心して食べられるだけでなく、
夏バテで食欲が落ちたときでも、食べやすいスーパーフードをご紹介致します。
改めまして、「引き算でととのえる」を伝えるセラピスト
サファイアです。
二十四節気と季節の養生をテーマに、noteをしたためております。
なぜ、夏土用に「うなぎ」を食べなきゃならないのか?
ここで、「土用の丑の日」について、簡単にお話します。
まず、覚えていただきたいこと。それは、
「土用の丑の日」に重大な意味があるのは、夏土用だけ。
そうなんです。「土用の丑の日」は、夏土用限定の食養生ルールなんです。
春土用、秋土用、冬土用、各土用ごとに、
食養生で重要な意味がある日は違うんです。
春土用は、土用の戌(いぬ)の日。
夏土用が、土用の丑(うし)の日。
秋土用は、土用の辰(たつ)の日。
そして、冬土用は、土用の未(ひつじ)の日。
だから、「土用の丑の日」が大事なのは、夏だけ。
ここは、本当に、中医学や算命学を学んでいるからこそ、日本人全員が大人も子どももみんなで知って欲しい季節の教養、だと個人的に思っています。
土用の丑の日について、もっと詳しく知りたい人は、こちらのnoteをお読みください。
「土用の丑の日」に食べるといい食べ物とは?
土用の丑の日=うなぎ
これも、けっして、薬膳的には間違ってはないんです。
ただ、「土用の丑の日は、うなぎを食べる日」じゃなくて
『黒くて「う」のつく食べ物』を食べる日。
うなぎは、黒いヌメヌメした皮に覆われていますし、高タンパク質でビタミンも豊富。
でも、うなぎの旬は冬。
冬うなぎのほうが、実は、脂が乗っているから、
夏うなぎよりもっと美味しい。これは、事実です。
で、今回お伝えしたいのは、
うなぎ以上に、酷暑向きな『黒くて「う」がつくスーパーフード』がある。
という豆知識なんです。しかも、自宅でも手作りできるモノ。
お財布的にも、うなぎよりお手頃ですし、
なにより
夏バテで食欲が落ちてる時こそ、食べやすい!
そんな、都合いい食べ物、あるぅ?
あるんです。しかも、日本人が古くから食べてきている植物性の食べ物。
だから、魚が苦手だったり、ヴィーガンな人でも遠慮なく食べられる。
そんなスーパーフードの名前は、
黒ごま豆腐、です。
夏土用に『ごま豆腐』をすすめる3つの理由
スーパーのおとうふ売り場で見かける、『ごま豆腐』
夏土用、土用の丑の日に『黒ごまどうふ』を
今年は食べてみてはいかがでしょうか?
酷暑の季節に、ごま豆腐を推す理由は3つあります。
身体の熱を冷まして、熱中症予防にもなる
生命力を養う黒ごまと潤いをキープする葛で出来ている
胃腸にやさしい「引き算の食養生」
詳しく、おつたえしていきますね。
その① 身体にこもる熱を冷まし、潤いをキープする「葛」の効能
ごま豆腐って、何で出来ているかと言うと、
本葛粉、ごまペースト、水、塩
たったこれだけなんです。
で、この 本葛粉
葛は、もともと漢方薬の一つとして、「熱冷まし」の目的で使われます。
身体の表面にこもる熱を発散させる働きと、身体の中の潤いをうみだす働きの両方を兼ね備えた、まさに酷暑にぴったりな食材。
クーラーの効いた室内と、炎天下の外を行き来することで乱れる体温の調整をしてくれ、汗で流れ出ていく潤いを守ってくれる。
しかも、お腹を冷やさずに「身体の内側にこもる熱」だけを鎮めてくれる。
葛餅、水まんじゅう、水ようかん、葛切り。
葛を使った食べ物って、食欲がないときでもツルッと食べられる。
でんぷん質だから、ちゃんと腹持ちもする。
夏バテの救世主とも言えますよね!
その② 汗で流れ出る生命力と若さを回復する黒ごまパワー
ごまって、実はすごいんです。なぜなら、「若がえり」食材だから。
ごまに含まれるセサミンは、抗酸化力が高く、ビタミンB1にビタミンE、ミネラルも豊富。とくに、ビタミンB1は夏バテ予防にも効果があります。
白ごまは、潤いを守ってくれ、黒ごまは、滋養を蓄える。
夏土用にこれほどぴったりな食べ物、他にありません。
汗をかきすぎると、身体から生命力も奪われていく。
生命力を漏らさないように働く「腎」をサポートするのが、黒ごまの役目。
おまけに、黒ごまにはマグネシウムや鉄分も多く含まれるので、熱中症や寝ているときに足がつって痛む、などの予防にもなります。
その③ 食欲なくてもツルッと入る、胃腸にやさしい「引き算フード」
夏バテの初期症状は「暑くて食欲ないわ…」という状態。
冷たい飲み物や食べ物による、胃腸の冷えがその原因です。
ごま豆腐は、葛のもつとろみが胃の粘膜をガード。
噛まずに、ツルッと入るのに、消化の負担が少ない。
スーパーで買ってきて、火を使うことなく、そのまま食べられる。
暑さで疲れ果てている人には、夏のズボラ飯としても最適。
しかも、カロリーオフで罪悪感もゼロ。
むしろ、胃腸にもやさしい。
こんなスゴイやつだったんですよ、ごま豆腐って。
今年の夏土用は「土用の丑の日に黒ごま豆腐」を
今年の「土用の丑の日」には、ぜひ、黒ごま豆腐をめしあがってください。
『黒くて「う」がつく食べ物=黒ごまどうふ』だからです。
お肌の潤い、髪の毛のお悩み。
黒ごまパワーは、この2つにも効果があります。
なぜなら、黒ごまは髪や血を作る「腎」を養う食材で、
ミネラル豊富の若がえりフードだから。
わたしが常に、キッチンで欠かせない食材が、葛粉と黒ごまペーストです。
葛粉は、葛湯にしたり、あんかけにつかってますし、黒ごまペーストとハチミツをまぜて、おやつにしたり、胡麻和えなどにして、しょっちゅう食べてます。
そのおかげで、
アラフィフのわりに、髪も肌もよく人に褒められます。
黒ごま豆腐は、年中スーパーで買い置きもして、出張先にも持っていきます。時間がないときに、さっと食べれるので、本当に重宝するんです。
だまされたとおもって、
「暑いな〜、食欲ないわ〜」というときに
一度、ごま豆腐チャレンジをしてみてください。
黒ごま豆腐で、
夏バテ知らずな土用をお過ごしいただけますように!
そして、
「食べものだけじゃなく、夏土用の過ごし方そのものを知りたい」
そんな方へ。
今年の夏土用を、暑さに負けまいとあれこれ「足す」のではなく、
『引き算でととのえる』ためのプログラムをご用意しています。
夏土用の過ごし方について、詳しくはこちらからどうぞ。
▶︎ 「引き算でととのえる」夏土用18日間の過ごし方
以下は、おまけとして、レンチンで作れるごま豆腐レシピの紹介です。
自分で作るの面倒、という言う人は、読まなくても大丈夫。
実は、簡単に作れるんですよ、ごま豆腐って。
クックパッドとかクラシルなどでも、たくさんレシピ載ってます。
興味ある人は、ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
レンジで黒ごま豆腐 〜火を使わない腎養生〜
実は、ごま豆腐って、レンチンでも作れます。
しかもたった5分。包丁いらず。
材料と作り方は、こちら。
料理が苦手でも大丈夫、混ぜてレンチンするだけです!
【 ごま豆腐 材料 2人分 】
• 本葛粉 25 g
• 黒練りごま(無糖) 35 g ☆ 1びんがだいたい 130 gくらいです
• 水 200 ml
• 塩 ひとつまみ
• めんつゆ スプーン1〜2杯 ( 希釈したもの )
<あると、より養生効果大なトッピング>
• 長いも (すりおろすだけ)
• クコの実 (水で戻す)
• 松の実(のせるだけ)
【 レンチン 黒ごま豆腐の作り方 】
1. 混ぜる(火は使わないので、楽!)
大きめの耐熱ボウルに25 grams 本葛粉を入れる。
茶こしか、ザルで一度ふるって、塊をなくすと良い。
200mlの 水を用意。
葛粉に水を少しずつ加えながら、葛粉を溶かす。
黒練りごま(無糖) 35 グラムと 塩をひとつまみ加えてよく混ぜる。
2. レンジ加熱1回目:
ラップなしで600Wの電子レンジで2分加熱。
レンジから取り出して、耐熱ヘラで底からしっかり混ぜる。
スライムっぽく、部分的に固まっていてOK。
3. レンジ加熱2回目
さらに600Wで2分加熱。
全体がもったりするまで混ぜる。
まだ白っぽく粉っぽさが残っていたら1分ずつ追加加熱。
目安は「半透明になり、持ち上げるとゆっくり落ちる重さ」。
これが鍋での「練り」の代わりになります。
4. 冷やして、固める
水で濡らした保存容器に流し入れる。
表面をゴムべらで、平らにならす。
製氷機を使うと、一口サイズのごま豆腐を作れます。
ラップをおわんに敷いて、巾着状にしてもOK。
粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
5. トッピング準備
すりおろした長いもにめんつゆの半分の量を混ぜておく。
クコの実は水に浸けて戻しておく。
包丁を使うのはここでもゼロ。
6. 盛り付け
固まった黒ごま豆腐をスプーンですくって器に盛りつける。
とろろをかけ、残りの めんつゆ、ネギ、おろし生姜などの薬味をのせる。
