続・WBCドミニカ代表2026メンバーが史上最強すぎる件「これが本気のドミニカだ」
銀河系にもホドがある
今回はタイトル通り、前記事からの続編だ。前記事では今をときめくMLBの超スター選手を中心に紹介したが、実は書き切れていない。
それだけ飛び抜けた選手が、ドミニカにはごまんといる。
打線に関していえば、前編で紹介した銀河系ラインアップの大幅な変更はないだろう。ワンダー・フランコは別として、これから大怪我や深刻な問題が起きない限り。
そんな訳で、今回は投手陣に注目してほしい投打総勢13人だ。前編に引き続き金の卵も挟んである。
ちょっと前編とは書き方を違ったスタイルにしてあるが、特に気にするな。深い意味はない。
前編で紹介した8人の投手に、今回の面々を加えれば、ちょうどWBCの投手枠になる。打線が銀河系なら、投手陣も銀河系という豪華すぎるメンバーが揃った。
ドミニカ代表が本気を出すと、こうなるんだ。まずは6人の鉄板候補から見ていこう。
クリストフェル・サンチェス(28歳)
大谷から3連続Kの要注意左腕
@lancebroz Is Cristopher Sanchez one of the weirdest pitchers in #baseball? #mlb #phillies
♬ RINGS - Otis McDonald
昨シーズンに頭角を現した、メジャーデビュー5年目の先発左腕。まだプチブレイクといったところではあるが、今季は大谷翔平から3打席連続三振を奪うなど昨年を凌ぐ勢いだ。
やはり強味は198cmの高身長を存分に生かしたリリースポイント。メジャー平均より遥かに高い位置からボールを離し、落差のあるチェンジアップを繰り出してくる。
そこにMAX100マイルに迫る高速シンカーを織り交ぜ、超王道の緩急ピッチングを確立。今季はストレートの平均球速も昨年よりパワーアップさせている。ちょっとNPBには皆無なタイプの左腕だ。
前編で紹介した左腕のフラムバー・バルデスとも、またタイプは違う。ただでさえ貴重な左腕だ。この男が代表入りなら、確実に投手陣のキーマンといえる。
Cristopher Sánchez
ルイス・カスティーヨ(32歳)
世界が認めた「伝家の宝刀」
97 moving like THAT!? 😳 pic.twitter.com/UM2eQjZd3k
— MLB (@MLB) May 20, 2025
カスティーヨといえば、やはりメジャーで一時代を築いた「チェンジアップ」の使い手だ。それゆえ彼を知る日本の野球ファンも多くいるが、実はWBCには一度も出ていない。
今でこそ名実ともにマリナーズのエースに君臨しているが、WBC2023の開幕前は、まだ移籍して間もない時期でもあった。
いわゆるチームとの契約事情により出場辞退に至ったが、このシーズンは14勝を挙げる活躍を見せている。
とはいえマリナーズ移籍後は、代名詞のチェンジアップを多投していない。従来とは打って変わり、フォーシームとツーシームを軸としたスタイルに切り替えている。
ストレートの威力は全盛期に比べると、若干の落ち目はあるものの、衰えるまではいかない。今シーズンも平均球速155kmをマークし、特にツーシームは全盛期を優に上回る切れ味だ。
もちろん、ドミニカの英雄ことペドロ・マルティネス直伝、というエピソードで有名なチェンジアップも完全封印した訳ではない。
かつては世界最高峰のボールと称賛され、これまで数々のメジャーリーガーを苦しめてきた魔球だ。
今後のWBCに関するカスティーヨの表明は、大きな見どころになるだろう。
Luis Castillo
フェリックス・バティスタ(29歳)
オリオールズの大巨漢クローザー
足掛け10年でメジャーデビューを果たすも、僅か2シーズンでトミー・ジョン手術に至った苦労人。それでもデビューイヤーの2023年には33セーブ、防御率1.48の好成績を収めア・リーグ最優秀救援投手賞に輝いている。
203cm130kgは現役MLB選手の最高身長および体重といわれ、重い球質と落差のあるスプリットで三振の山を築くピッチングスタイルだ。

今シーズンの開幕3戦目で復帰を飾り、ここまでチーム最多セーブを挙げている。手術前より奪三振率も防御率も落としているが、極端に悪い訳ではない。
ブレイクの2023年が61イニングで110奪三振(率16.23)と化け物すぎた。今季も奪三振率10以上なので、概ね順調の範囲。これからが本領発揮といったところで、侍ジャパンにとって超絶難敵の1人だ。
Félix Bautista
ランディ・ロドリゲス(25歳)
今シーズン絶好調のセットアッパー
2025 Reliever K-BB% Leaderboard pic.twitter.com/XaI4aFJlrE
— Pitch Profiler (@pitchprofiler) May 29, 2025
今季ここまで無双に近い働きが光る、デビュー2年目の中継ぎ右腕。マイナー時代から奪三振率の高さが売りで、デビューイヤーの昨年もシーズンを通して持ち前を発揮していたが、制球難に苦しんだ。
今シーズンはその課題を克服し、現時点におけるセットアッパーとしての最も高い評価を得ている。
24.2イニングを投げて奪三振36、与えた四死球もたったの4つ。自責点2、防御率0.73、奪三振率13.14と勢いが止まらない。
MAX99マイルと僅かに160kmには届かないが、後述する「ギル」のようなフォーシームを使いこなす。ギルほどの上昇はないものの、絶妙な描き方で変化するのが特徴だ。
仮にランディが、このままシーズンを踏ん張り切れば、初見の侍ジャパンが太刀打ちできる相手ではない。
Randy Rodríguez
ヘスス・サンチェス(27歳)
【ブレイク目前】左の大型5ツール
ここまで4年連続二桁ホームランを記録し、昨季は走力のポテンシャルも開花させたマーリンズの主砲。最大飛距離151mのパワーを誇り、近未来における5ツールプレイヤーとして有力視されている。
昨シーズンは、キャリアハイの18発16盗塁で「15-15」をクリア。自身初の規定打席にも到達している。シーズンを重ねる毎に、軽微ながら成績を上げている期待株だ。
体のサイズ的には193cm100kgと、ほぼ大谷翔平と変わらない。今シーズンは開幕前に腹斜筋を痛めて出遅れたが、大事には至らず。約2週間後には合流し、まずまずの成績を残している。
代表入りなら、外野のスーパーサブとして重宝されそうなところ。
Jesús Sánchez
カルロス・エステベス(32歳)
ロイヤルズ守護神「本家Wild Thing」
ドラゴンボールやワンピースといった日本のアニメ好きで知られるベテランリリーバー。エンゼルス時代には大谷翔平とチームメイトで、球団独自の最優秀投手賞に選ばれたほど。
元々はセットアッパーとして実績を築いているだけに、代表チームでは中継ぎ起用になるだろう。
実は俳優のチャーリー・シーンの本名も、同姓同名のカルロス・エステベス。実際に2人は、エステベスがMLBデビューを果たした2016年から交流を続ける仲でもある。
チャーリ・ーシーンの代表作、映画「メジャーリーグ」の主演ことリック・ボーンさながらの強気なピッチングが持ち味だ。
Carlos Estévez
原石だらけの野球ゴリラ大国
これから紹介する5人は、代表入りが有力視されているものの、いわば今シーズン次第。前述の巨漢バティスタと同じような術後の復帰組もいれば、メジャー昇格カウントダウンな面々もいるといった具合だ。
ちょっと本題に入る前に、ここでドミニカについて短く触れておこう。一口にドミニカと言っても、実は2カ国ある。
前編も含めて、このシリーズに登場する選手全員はドミニカ共和国出身で、もう1つがドミニカ国だ。両国は850kmほど離れた、同じカリブ海に位置している。
東京駅から新幹線で広島駅の少し先まで向かう距離感だ。当たり前だが国旗は違う。以下2つのリンクが分かりやすい。リンク先は正真正銘の外務省なので安心してくれ。
別に踏んだからといって、政府に情報を引き抜かれるなども一切ない。この類の話は、魔界𝕏で盛り上がっている単なるフェイクだ。ざっと目を通すだけでも、意外と勉強になるぞ。


いわばドミニカ国は、世界地図で見ると点単位の極小規模だ。それに対しドミニカ共和国は九州全土を少し大きくしたサイズ。
ここにMLB全30球団の野球アカデミーが設けられている。
いわゆるメジャー直属の野球養成機関で、日本では広島カープの通称「カープアカデミー」が有名だ。これまで送り込んだメジャーリーガーは日本の10倍と比にならない。
ゴールドラッシュもいいところだ。
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