大谷翔平を粉砕した5人が「実は全員ヤバかった」件について
投手として天晴れすぎる復活を遂げた大谷翔平の2025年シーズンにおいて、こらから紹介する5人の精鋭を抜きには語れない。
いずれも投手・大谷に一発ドカンで爪痕を残した5人だ。今年の大谷翔平はシーズンを通して3被弾、プレイオフで2被弾を浴びている。
今季は異例の「実戦リハビリ」で徐々に球数を増やしていったことから、合計51.2イニングに留まった。これはMLBデビューイヤー時の47イニングと大差ない。しかも、この2018年は6被弾だ。
それを踏まえると、今季の投手・大谷「も」超絶進化でしかない。従来の「三振が奪える」に加えて、簡単に「ホームランも許さない」最強二刀流へとアップデートさせた。
そんな大谷翔平を攻略した今回の5人も表彰に値する、ある意味で選ばれし猛者だ。早ければ10年後には、歴史の教科書も黙ってはいないだろう。
ということで、まずは今年のワールドシリーズを大いに盛り上げた、ブルージェイズの看板スター2人から見ていこう。
ブラディミール・ゲレーロJr.(26歳)
あるぞ「来季トリプルクラウン」
Vladimir Guerrero Jr.
ボー・ビシェット(27歳)
パワフル安打製造機
Bo Bichette
偉大なDNAを受け継ぐ2人
今年のブルージェイズは強かった。なにせ王者ドジャースを一番、苦しめたチームだ。どっちが勝っても可笑しくない、そんな球史に刻む頂上決戦を繰り広げてくれた。
なかでもブルージェイズの強力打線を牽引した、主砲「ブラッディ」ことブラディミール・ゲレーロJr.の火を噴く活躍は、もはや新たな語り草でしかない。
そしてシーズン後半の怪我で離脱後、なんとかワールドシリーズに間に合ったボー・ビシェットも然りだ。
トレードマークの「ロン毛」をバッサリ切り落とし、不慣れなセカンド守備に就きながらも、圧巻の野球センスを発揮していた。そんな2人にはレジェンドな父を持つ共通点がある。
イチローの宿敵「ブラッディ・シニア」
ブラッディと同姓同名の父、シニア(50歳)はMLBにおけるドミニカ史上「5本の指に入る」大物レジェンドだ。
MLB通算449発・1496打点・181盗塁。通算打率.318はイチローを上回る。しかも14年連続で100試合以上に出場し、その間に3割を切ったシーズンは2度しかない。
トリプルスリーも2年連続で達成している。
それでも三冠タイトルとは無縁ながら、長きにわたってイチローと首位打者争いを繰り広げたことは語り草。無類の強肩でポジションもイチローと同じライトだった。
イチローがいなければ、少なくとも5度は首位打者を獲得していた選手だ。それもあってか、ゲレーロJrもスラッガータイプでありながら、そこそこの率を残せる。
ワールドシリーズで魅せた打棒を見る限り、来年あたりは一気に三冠王まで行きそうなところ。
元祖雑草魂「ダンテ・ビシェット」
三冠王といえば、ボー・ビシェットの父「ダンテ(61歳)」だ。ブラッディ・シニアほどの知名度はないが、1995年における二冠王打者として名高い。
このシーズンは打率.340(リーグ4位)で最多安打にも輝いており、シーズン最終盤まで首位打者争いを繰り広げた。
同時に28年ぶりの三冠王にも肉薄したことで、ダンテが所属したロッキーズ、ひいてはデンバー市民の間では英雄として語り継がれている。
ダンテ・ビシェットはMLB通算14年、打率.299・274発・1141打点・152盗塁という三拍子タイプの外野者で、GG賞とは無縁ながら守備にも定評があった。
そんなダンテは、高卒ドラフト17巡目と凄まじい下剋上から這い上がっている。現役選手ではムーキー・ベッツ(5巡目)やカル・ローリー(3巡目)が有名とはいえ、ダンテには遠く及ばない。
なおダンテが通った「ジュピター・コミュニティ高校」のOBには、巨人のエースとして活躍したマイコラス(現カージナルス)がいる。マイコラスもドラフト7巡目から日本球界を経て花開いた、いわば逆輸入な苦労人だ。
イチロー肌なビシェットJr.
肝心のボー・ビシェットは、高卒ドラ2全体66位と出世コースのギリギリ圏内。それでも父の血筋に従えば、かなりの天井が望める。お釣りもいいところだ。
現に今季は惜しくも3本差で逃したが、過去には2年連続で最多安打を獲得。イチローに憧れ、毎年の目標を200安打に設定するだけはある。
今季はキャリアハイの打率リーグ2位、イチローと同じ「感覚」を地で行くタイプゆえに自身初の首位打者は射程圏内だ。
例の大谷翔平から放った本塁打が、飛距離134mとパンチ力も持ち合わせている。ルーキーイヤーには9試合連続二塁打のMLB新記録を樹立し、大物の片鱗を示していた。
あとは渦中のFAランキング2位で今オフの市場を騒がせているが、ほぼほぼ移籍はゼロ。これまで一筋、それもブルージェイズの有する球界屈指の好待遇な環境を捨ててまで冒険する理由が見当たらない。
ビシェットJr.を取り巻く個性的な面々
もう1つビシェットの気になる話題といえば、今度のWBC2026だ。当初は母の出身地であるブラジル代表として、兄弟での参加が決まっていた。
ところが前述した膝の負傷で、話は一転。実はワールドシリーズも完治の状態で出場していた訳ではない。ブルージェイズは理解のある球団でも知られているが、さすがに今回ばかりは厳しいだろう。
ブラジル代表は今年3月にWBCの予選を勝ち抜いて、13年ぶりの本戦出場を決めている。ましてやブラジルが入る「プールB」はアメリカ1強状態、いわば現時点ではステージ突破圏内だ。
けれども頼みの綱「ビシェット」を欠くとなれば、このハードルも跳ね上がる。ビシェット兄がいるとはいえ、戦力的には心許ない。
かつてヤンキースに高卒ドラ1(補償枠)で入団という栄光を手にしたビシェット兄だが、結局マイナー暮らしのまま現役を終えている。
その後は、なぜか謎の音楽活動に励み、一心発起で今回のWBC予選に参加した経緯も。残念ながら結果は残せなかった(15打数4安打2打点)。なおブラジルと侍ジャパンは、WBC決勝でしか当たることはない。。
これらとは別に、ビシェットが通った「レイクウッド高校」には、現代のヒップホップ界で絶大な人気を誇る新星アーティストも名を連ねる。
ビシェットの1学年後輩で、未だに腕白さが抜けないロッド・ウェーブだ。
高校3年時に、学校に空気銃を持ち込んで逮捕された謎の黒歴史を持つ。今年も2度の逮捕歴と、まるで懲りていない。ビシェットは過去に、そんなロッド・ウェーブの登場曲を使っていたことでも知られている。
Rod Wave
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松井稼頭央がPL学園時代に打ち立てた「大阪大会の奪三振記録」は未だ破られていない。
