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侍ジャパンU18高校日本代表2025『春の強化合宿メンバー有力候補15人』【第2弾:右腕編】


石垣元気(健大高崎)


山田琉聖(東農大二)


福田拓翔(東海大相模)


蜂谷逞生(日本航空石川)


長塚陽太(杜若)


久田泰心(東邦)


田中太久哉(中京大中京)


渡邉颯人(智辯和歌山)


宮口龍斗(智辯和歌山)


森陽樹(大阪桐蔭)


阪下漣(東洋大姫路)


新井瑛太(兵庫滝川)


行梅直哉(高松商)


高橋友春(高松商)


大野純之介(鹿児島実業)




ざっくり解説すると

左腕編とは対照的な構図

第1弾同様に都道府県の北から順に並べてあるが、とりわけ3人の代表召集は、まず間違いないだろう。世代ビッグ3右腕と呼ばれている、健大高崎の石垣元気、東洋大姫路の阪下漣、大阪桐蔭の森陽樹だ。

センバツ史上最速のスピードボールが期待される石垣に対し、阪下は初聖地ながら昨秋の大躍進により注目度を高めている。

森はセンバツ組ではないが、これまで2季連続の甲子園出場で充分の存在感を魅せている、身長190cm超というスケールの大きさが際立つ本格派右腕だ。

森と同じく昨夏の甲子園を沸かせた、智辯和歌山の渡邉颯人と東海大相模の福田拓翔も前評判が高い。渡邉はセンバツ出場組で、昨夏のリベンジが1つの見どころでもある。

福田は、センバツ優勝候補の横浜が県内で最も警戒する神奈川最強右腕。センバツは逃したが、宿命ともいえる横浜との神奈川頂上決戦の鍵を握る1人だ。

ちなみに福田と中学時代にチームメイトだったのが滝川の新井瑛太で、当時は脇役的なスタメンながらも、今や西日本を代表する最速150km超えの二刀流右腕にまで躍り出ている。

そのほかのセンバツ組は4人。渡邉と無双継投コンビを形成する智辯和歌山の宮口龍斗、日本航空石川の蜂谷逞生、高松商業の行梅直哉高橋友春だ。

宮口は石垣に次ぐ世代2位のスピードボーラーとして、昨秋の防御率0.00というパーフェクトリリーバーの真価が問われるセンバツになるだろう。

蜂谷も同様に、航空石川で長井孝誠と強力二枚看板を確立して久しい快速右腕だ。秋の県3位校ながら、エース蜂谷の踏ん張りで北信越大会決勝まで駒を進めている。

打たれる分、伸びのあるストレートで三振も多く奪える粘投タイプ。

行梅と高橋の高松商コンビは、かつての仙台育英ばりのMAX140km台を5人も抱える、四国最強投手陣の支柱を担う。

しかもエースナンバーを背負うのは末包旬希で、メンバー登録上センバツは三本柱の布陣で臨む形だ。

実績豊富な最速147kmの行梅に対し、高橋は未知数レベルの実践経験ながら最速152kmと底知れぬポテンシャルを伺わせる。

高松商の長尾監督も高橋について「甲子園の度肝を抜く」といった旨を明かしているだけに、センバツは必見でしかない。

そして残るは5人

惜しいことにフライングで紹介した新井も含め、彼らの勇姿をセンバツの舞台では見られないが、代表入りすれば面白い5人だ。

特に鹿児島実業の大野純之介身長160cm台中盤ながら、小柄を武器にした勝負強い投球ができる。

意表を突いたギャップのある球威に、たちまち海外勢も戸惑いの色を見せるに違いない。なお兄は若鷹期待の大野稼頭央だ。

鹿実の大野とは対照的な東農大二校の山田琉聖は、身長180cm台半ばから繰り出すキレのあるストレートが魅力。昨秋の関東大会でタレント揃いの横浜打線を相手に互角に渡り合い、さらなる評価を高めた。

山田と同じく長身スリムな体型で三振が奪える長塚陽太は、愛知随一の左右ダブルエースを擁する杜若のエースナンバーを背負う。昨秋はベスト8で敗退したが、長塚は全試合に登板し防御率0.00奪三振率14に迫る無双モードを披露している。

左右ダブルエースといえば、やはり昨年のセンバツ優勝投手である健大高崎の佐藤龍月と先発した石垣元気のコンビが代名詞。彼らが東の横綱なら、長塚陽太と西脇光世のコンビは西の横綱と言っても差し支えないところ。

もちろん西脇は、第1弾の左腕候補として取り上げている。

投手王国愛知

さらに愛知の話題は尽きることがない。長塚の倍以上というイニング数で防御率0.00を誇った、中京大中京の田中太久哉だ。

昨夏の甲子園では「イケメン」で一躍その名を全国に広めたが、秋は実力も世代トップクラスであることを証明している。

中京大中京には1年生の頃から「高橋宏斗2世」と騒がれて止まない宮内渉吾がいるものの、この秋からエースナンバーを託された田中が差を大きく引き離した形だ。

ここまで見る限り、第1弾の左腕編とは対照的な西高東低で、愛知のレベルの高さも伺える。からの、最後も愛知だ。

平成の初代と最後のセンバツ王者として名を刻んだ東邦から、また新たなスター候補が誕生しようとしている。えげつないストレートを投げ込む、MAX145kmの久田泰心だ。

前述の愛知3人に比べると実績は少ないが、球威や球質は目を引くものがある。昨夏の愛知準決勝、それも杜若の西脇と繰り広げた白熱の投手戦で圧巻の奪三振ショーを演じ、その剛腕ぶりを知らしめた。

昨秋まさかの地区予選敗退で、それっきりではあるが、ここ一番でスイッチを入れた時に見せる淡々とした青い闘争心は一級品だ。海外勢を相手に局面で流れを変えられるキーマンと言っても過言ではない。

そんな訳で、今年は4月3日からスタートする侍ジャパンU-18代表候補選手強化合宿。例年の召集メンバーの発表がセンバツ終了直後なので、今年も3月31日には新たな顔ぶれが報じられるはずだ。

道半ばにして涙を飲んだ戦友の分まで背負うドラマの第1章がセンバツ甲子園なら、春恒例の強化合宿はワンチャン召集も普通にあるU18侍ジャパンの新たな門出だ。

いよいよ昭和100年の節目となる球春が、今年も開幕を迎えようとしている。以下の記事は、高校野球の初心者用に解説してあるので、チラ見でもよりセンバツが楽しめるはず。


元高校球児のレジェンドによるセンバツ解説も、なかなか味があるぞ。センバツという大舞台に臨む高校球児目線のリアルを綴っている。

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