見出し画像

はじめまして、|身体と暮らしを診る内科医「くまの」の紹介状

はじめまして、noteを始めます。

はじめまして。内科の医師をしています、くまのです。

私は4月から内科レジデント(専攻医)として、病棟、外来、訪問診療など、毎日なんとか現場にしがみつきながら、でも楽しみながら、医師としての日々を積み重ねています。

📣 このnoteの全体像を先に見たい方へ

このnoteでどんな記事を書いているのか、健診結果・生活習慣病・診察室エッセイをどう読めばよいのかは、こちらにまとめています。

実際に現場で動き始めてみると、痛感することばかりです。

「あ、私、全然わかってない。」

知識も、診療のスムーズさも、患者さんとの関わり方も。

学生時代にあれだけ勉強してきたはずなのに、目の前に生身の患者さんがいると、教科書の文字だけでは全く足りないことが本当に多いのです。 毎日、ベッドサイドから帰るたびに「もっと勉強しなきゃ」という焦りが、少しずつ積み上がっていきます。


臨床で「本当にほしかった1冊」を自作する理由

でも、不思議なことに、その焦りの中に少しだけ楽しさもあります。 わからないことに出会うたびに、医学の世界はまだまだ広くて、身体は思っていた以上につながっていて、「人を診る」ということは、ただ病名をつけて薬を出すことではないんだな、と肌で感じられるからです。

少しだけ私のバックグラウンドをお話しすると、大学時代は部活と医療英語に力を入れていて、研修医になってからはブログでゆるく医学の発信を続けてきました。

昔から、

「自分が学んで感動したことや、苦労して紐解いた知識を、誰かの学びにつなげたい」

という気持ちが、ずっと根底にあります。 将来は医療教育の場にも携わりたいな、という密かな目標もあります。

だからこそ、日々の臨床で「あれ、これどういうことだろう?」と迷うたびに、ガイドラインや分厚い教科書をひっくり返し、自分なりに噛み砕いて整理するようになりました。

そうして気がつけば、臨床の現場で「自分が本当にほしかった1冊」を、自作のテキストとしてまとめることが、私の日課になっていました。

このnoteでお届けするのは、その自作テキストのなかから、日々の健康や身体を考えるうえで大切だと感じたエッセンスを、できるだけ暮らしの言葉に翻訳したものです。


📣 医療者向けの記事について

このnoteでは、一般の方向けの記事だけでなく、研修医・レジデント・非専門医の方向けに、外来や病棟で迷いやすいテーマを整理した記事も作っています。

高血圧、脂質異常症、骨粗鬆症など、ガイドラインの知識を「実際にどう判断するか」まで落とし込んだ内容です。


目指したいのは、日常に寄り添う
「身体の通訳」

そしてもう一つ、現場に出てから強く感じていることがあります。 それは、医療をもっと、みんなの日常に身近なものにしたいということです。

  • 病気になってから、慌てて病院に行く。

  • 大きな症状が出てから、怖くなって相談する。

  • 健診で引っかかってから、ネットの不確かな情報に怯える。

もちろん、それも大切なきっかけです。 でも本当は、何もないように見える穏やかな時期から、自分の身体が出している「小さな変化」に気づけること。

少し気になることを、一人で抱え込まずに相談できること。 「これは大丈夫なのかな」と思ったときに、一緒に考えられる場所があること。

それが、健康でい続けるためのいちばんの近道なのではないかと思っています。

私は、ヨーロッパやオーストラリアにある「家庭医(総合診療医)」のように、病気だけではなく、その人の生活や不安、これからの人生まで丸ごと含めて関わる医師のあり方に強く惹かれています。

日本でも、そんな存在になりたい。

大きな病気をしていない時から、健康や身体について一緒に作戦会議ができる人。 検査結果の数字を、ただ「正常」「異常」の二択でバッサリ分けるのではなく、その人の生活や未来に合わせて、一緒にストーリーを読み解く人。

医療と日常のあいだに立つ、「身体の通訳」のような医師。 それが、私の目指す姿です。


このnoteを、身体とやさしく向き合う場所に

だからこのnoteでは、私が日々学んでいることのなかから、健診結果の読み方、生活習慣病の裏側、身体が出している小さなサインについて、できるだけ「暮らしの言葉」に翻訳して発信していきます。

📣 健診結果を受け取った方へ

血圧、血糖、脂質、腎臓、肝臓、体重。
健診結果の数字は、ひとつずつ見るとただの数値に見えるかもしれません。

でも、少し引いて眺めてみると、身体が残してくれた小さなメモのように見えてくることがあります。

健診結果をどう読めばよいか、最初の地図はこちらにまとめています。

  • 病院では聞きそびれてしまうけれど、家に帰ってから気になること。

  • 「この数値って、結局私の生活にどう関係あるの?」という疑問。

  • 病気ではないけれど、なんとなく身体が重い、だるいという違和感。

そんな細かい部分を、読者のみなさんと一緒に、机の上に広げて整理できる場所にできたら嬉しいです。


このnoteは、私にとって「完璧な正解だけを書く場所」ではありません。 今の自分が何を見て、何に迷い、どう学び、どう考えているのかを、等身大で残す場所です。

そしてそれが、誰かにとって、少しだけ身体を大切にするきっかけになれば嬉しいです。

医療は、本当は怖いものではなく、自分の身体を愛おしむための道具だと思っています。 健康診断の紙も、採血結果の数字も、少し気になる症状も。

それらは全部、身体から健気に届いている小さなメッセージなのかメッセージなのかもしれません。 そのメッセージを、一緒にやさしく読み解いていく。

そんな場所として、このnoteを続けていけたらと思います。 これから、どうぞよろしくお願いします。


はじめての方に読んでほしい記事

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
このnoteをもう少し歩いてみようかなと思ってくださった方へ、最初に読みやすい記事をいくつか置いておきます。

▶︎ はじめて来てくださった方へ|このnoteの歩き方
このnote全体の案内所です。

▶︎ 健診結果を受け取ったら|最初に読む地図
健診結果をどう読めばいいか、最初の入口としてまとめています。

▶︎ 身体は急に壊れない。健診結果に毎年残される“小さなメモ”を読み解く3つの視点
このnoteで大切にしている「小さな変化を読む」という考え方に近い記事です。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集