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「供給は年を超えて確保」——その前提、今週崩れ始めました



「このまま原油が止まるとはいかないまでも、これまで通りの量が入ってこないのなら、産業にも深刻な影響が出ると思います。」

この通りで、今のままでは、オイルショックは避けられないでしょう。

政府は「供給は年を超えて確保」と説明していますが、この数字の中身は見ておく必要があります。

根拠は、7月の代替調達(ホルムズを通らないルート)が必要量の日量224万バレルを上回る見通しであること。数字自体は嘘ではありません。問題はその中身が米国の戦略備蓄放出と在庫取り崩し。

つまり「前借り」で成り立っていることです。IEA協調放出の初期分も8月初頭に出尽くす計算です。

さらに7月12日、イランはホルムズ再封鎖を宣言しました。

日本向けタンカーは13日までに全て通過済みで、8月初旬に国内の製油所へ着きます。つまり「確保」が確定しているのは、いま海の上に浮かんでいる船まで

その次の調達サイクルは、正直まだ誰にもわかりません。

そして今週、もう一つ悪い材料が出ました。

ホルムズ迂回の柱は、サウジを横断して紅海側のヤンブー港へ抜けるパイプラインです。

そこにフーシ派がサウジへの「海上封鎖」を宣言し、実際に紅海でタンカー2隻をミサイルと無人機で攻撃。1隻は火災を起こし、ヤンブー発の大型タンカーが警告を受けて引き返す事例も出ました。

迂回路の輸送能力はもともとホルムズ通過量の4分の1程度。
その細い迂回路まで、保険と運賃の面から締まり始めています。東西の蛇口が同時に絞られかけている、というのが現在地です。

「201日備蓄」を実効ベースに割り引くと1カ月強。という話を以前書きましたが、「年を超えて確保」も同じです。複数の前提の上に立つ数字は、前提ごと割り引いて読む。

「高かろう悪かろうを掴まされる前に、今のうちに良品を買うべきか」

結論から言います。買うべきです。
ただし、あなたが今想像しているものではなく、

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