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2日前まで交渉していたのに〜米イスラエルがイランを攻撃した理由〜

2月26日、ジュネーブ。米国とイランの核協議が終わった。仲介国オマーンの外相は「大きな進展があった」と語り、イランのアラグチ外相も「最も建設的な協議だった」と評価した。来週ウィーンで実務者会合を開く予定だった。

48時間後、テヘランが燃えている。


何が起きたか

2026年2月28日、イスラエルが先制攻撃を開始した。作戦名「Roaring Lion」。続いて米国が「Epic Fury(壮絶な怒り)」の名で大規模戦闘作戦に入った。トランプ大統領は「大規模かつ継続的」と表明し、イラン国民に体制転換を促した。

テヘランを含む複数都市で30か所以上が標的になっている。攻撃は数日間続く見込みだと米側は示唆している。

誰が狙われたか

核施設だけではない。

ハメネイ最高指導者の事務所付近が被弾した。ハメネイ師は「安全な場所に移動」と報じられている。ペゼシュキアン大統領への暗殺も試みられ、脚に軽傷を負ったとの情報がある。イランメディアは両者とも「無事」としている。

司法府長官ゴーラムホセイン・モフセニエジェイが排除された。反政府デモの弾圧で数千人に死刑判決を出した人物だ。イラン陸軍の最高司令官アミール・ハタミも殺害されたとイスラエルメディアが報じている。情報省本部も空爆を受けた。

イランは報復としてイスラエルにミサイルを発射している。

8か月前と何が違うのか

2025年6月の「12日間戦争」では、革命防衛隊のサラミ司令官、軍のバゲリ参謀総長、航空宇宙軍のハジザデ司令官ら少なくとも20人以上の上級司令官が殺害された。核施設も攻撃を受けた。イラン国内の死者は935人。

あのときの標的は、軍事指揮系統と核施設だった。

今回は違う。最高指導者、大統領、司法長官、情報機関。体制を構成する権力機構そのものに同時に手をかけている。核施設を壊す作戦ではなく、国家の頭を潰す作戦に変わった。

なぜ今だったのか

理由はひとつではない。複数の条件が同時に揃った。

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