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そのメール、AIの「正論」で相手を刺していませんか? 正しさよりも大切な「態度のプロンプト」|正論すぎる文章トラブルの防ぎ方【生成AI部下と上司の仕事日誌 】Day14

会話なら笑って終わるのに、文章だと事故る

対面で話していたら、
たぶん笑って終わる話なのに。

チャットやメールになると、
なぜか「感じが悪い人」になってしまう。

本当は、

「これでもいいんだけど、
 他の案も見たいな」

というだけなのに。

文章にした瞬間、

「却下」
「否定」
「ダメ出し」

みたいな意味に変換されてしまう。

今日は、そんな
“気持ちは否定していないのに、文章では否定になる”事故
の話です。


この連載は、実際に寄せられた相談の中から
「これは多い」と感じたテーマを取り上げています。
ひとりの失敗談ではなく、
現場のあるあるとして読んでもらえたら嬉しいです。

※このシリーズのまとめはコチラ!


なぜ、AIを使うと“冷たく”見えるのか

AIは「要点が明確で、プロフェッショナルな文章」に寄せる性質があります。

そのため、

・結論が先に来る
・曖昧さが減る
・余計な言い回しが削られる

という方向に整えられます。

つまり、

人間が無意識に入れている
「配慮」や「関係性の空気」まで、
一緒に削ぎ落とされやすいのです。

AIが冷たいのではありません。
「人の言い方」が消えるのです。


実際に起きた、私のチャット事故

ある日、
違う部署の部長から、
私の上司である部長に一報が入りました。

内容は、
事前にこちらで確認していたものでした。

そこで私は、

「その件は、すでにこういう認識で対応しています」

という趣旨の返信文を作り、
それをAIに校正してもらって、送信しました。

送ったとき、私は
「これで大丈夫だろう」と、正直ほっとしていました。

ところが――

後から聞くと、
その文面が
“上から目線”に読めたらしく、
相手はかなり怒っていた
そうです。

・会話していれば、すぐ終わった話
・もう少し柔らかく言っていれば済んだ話

それを私は、

堅苦しく、正論だけで返してしまった。

結果として、
「恥をかかされた」と感じさせてしまったようでした。

今振り返ると、
AIに“整えて”もらったことで、
元の自分の言い方よりも、
さらに「正論寄り」「上から目線寄り」に
補強されてしまっていたのだと思います。


その失敗以来、変えたこと

それ以来、
私はAIに文章を作らせるとき、
内容よりも先に、
「態度」を指定するようになりました。

たとえば、こうです。

・相手を責めない文面にしてください
・こちらの非もにじませてください
・やわらかい言い回しにしてください
・感謝を最初に入れてください

すると、同じ内容でも、

× 正論っぽい文

○ 相談っぽい文
○ 協力をお願いする文

に変わります。


今日の教訓

冷たいのは、AIじゃない。

「言い方を設計し忘れた私たち」

AIに文章を任せるなら、

・何を伝えるか
だけでなく、

・どういう態度で伝えるか

まで、指示しないといけません。


🔜 次回予告

次回は、
「AI導入したのに、誰もちゃんと使っていない」話です。

社内でChatGPTやCopilotが解禁されたのに、
実際に使っているのは一部の“好きな人”だけ。

そんな状況を、
どうやって崩したのか。

現場でできる、
小さな「布教」の話を書きます。

よかったら、
「これ、あるある…」と思った方は、
スキやコメントで教えてください。


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