「幸福な人生」は音楽のようなもの♪
一昨日は地元で毎月恒例のJazzライブで
10曲近く、下手なSaxを吹いてきました♫
そこで、ふと、
幸福な人生は、音楽のようなものだと思いました。
幸福な人生は、音楽のように
多彩な感情の旋律や和音が織りなすものです。
明るさだけでは深みは生まれず、
静けさや哀しみがあるからこそ、
歓喜は輝きを増します。
音楽のように揺らぐ人生のリズム
幸福な人生とは、まるで一曲の音楽のようです。
冒頭から最後までトゥッティ(全奏)
で鳴り響く交響曲があったとしたら、
それは耳に痛く、心に響くことはないでしょう。
人生もまた、常に明るく、
賑やかである必要はありません。
むしろ、静けさや沈黙、
哀しみの瞬間があるからこそ、
歓喜の瞬間が際立ちます。
心理学的にも、
ポジティブな感情だけを追い求めることが
幸福感の持続につながるわけではありません。
Dienerらによる幸福感の研究では、
幸福とは認知的評価と
感情的反応の両面から成り立つとされ、
ネガティブな感情も
人生の幸福度に影響を与える
重要な要素です(注1)。
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メジャーコードだけでは語れない深み
楽曲において、
メジャーコード(長調の明るい和音)
ばかりで構成された曲は、
確かに明るく、耳馴染みがよいものです。
しかし、
そこにマイナーコードや
テンションの効いた響きが加わることで、
演奏は一気に陰影を帯び、
聴く者の心に深く染み入るものとなります。
幸福も同様に、ただ
「Happy」であることだけでは語り尽くせません。
緩徐楽章が生むフィナーレの歓喜
交響曲には、
緩やかで静かな緩徐楽章が
必ずと言っていいほど存在します。
そこには哀しみや孤独、
内省の時間が流れています。
人生においても、
失意や停滞の時期は避けがたく、
しかしそれらがあるからこそ、
再び訪れる希望や喜びが輝きを放つと思います。
松野航大らによる感謝介入法の研究では、
過去の体験を味わい直すことが
幸福感を高めるとされています(注2)。
過去の哀しみや苦しみを忘れるのではなく、
それを味わい、意味づけることで、
人生のフィナーレに向けた
歓喜の準備が整うと思うのです。
幸福の旋律、和声は多様であるべき
幸福な人生とは、
単調な旋律ではなく、
変化に富んだ音楽のようなものです。
テンポの速い楽章、静かな楽章、
時に不協和音も含みながら、
全体として一つの壮麗な作品を形づくる。
Wilsonの幸福感研究においても、
幸福は年齢や性格、
文化的背景によって異なるとされており、
万人に共通する「正解」は
存在しないことが示されています(注3)。
人生の音楽を奏でるのは自分自身なので、
どんな旋律や和声を紡ぐかは、
選び取る感情や経験によって変わります。
その多様性こそが、真の幸福を形づくると
感じたことでした。
最後まで記事をご覧いただき、
誠にありがとうございました。
今後も幸福に関連する記事を、
投稿してまいりますので、
好き・コメント・フォローなど
いただけますとありがたいです。
イーハピネス株式会社 代表取締役 松島紀三男*プロフィール*
注
(注1)Diener, E., Richard, E., Lucas, R. E., & Oishi, S. (2002). Subjective well-being. Psychological Bulletin, 95, 542–575.
(注2)松野航大・峯村香澄・宮崎球一「体験を味わうことを取り入れた感謝介入法が主観的幸福感に与える効果」人間学研究第11巻第2号(2022年)p.45–58
(注3)Wilson, W. (1967). Correlates of avowed happiness. Psychological Bulletin, 67, 294–306.
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