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「怒り」と「幸福」-3"見返りを期待しない"

「怒り」解消の根本対策について話を進めます。
本記事は下記記事↓の続編です。

「怒り」のエネルギーは大変大きいので「怒り」の御し方次第で、日常の幸福感、ひいては一生の幸福度に大きな違いを生む。
「怒り」が幸福を生む場合もあるが、一般的に幸福を阻害する。
人を幸せにするアンガー・マネジメントについて数回に分けて述べる。
本記事はその3回目で「見返りを期待しない効果」である。

今回は、私が「怒り」慢性化の解消に成功した体験を書きます。

「怒り」慢性化を解消した体験

前の記事で、
私が「怒り」を日常的にため込みがちだった
ということを書きました。

「6秒ルール」は反射的「怒り」を抑える
特効薬ですが対症療法
に過ぎません。

毎度「6秒ルール」だけというのは、
痛みの原因の根治をせずに
鎮痛剤だけ飲み続けるようなものです。

慢性的「怒り」の根本的解消のためには
「怒り」の原因へのアプローチが不可欠です。

「怒り」の原因の本質的解決には
以下の4つの課題解決策があります。

1.認知修正
2.意思変容
3.行動変容
4.状況変革

今回は1.の認知修正
のひとつ目(二つ目は次回記事)
「『見返り』を期待しない」という認知修正
「怒り」慢性化に成功した私の体験を述べます。

「見返り」への期待が「怒り」のトリガーに

「お返し」を期待して行動していた私

お恥ずかしい話ですが、50代半ばまでの私は、
意識的、無自覚的とを問わず、
「お返し」を期待して行動していました。

お返しといっても直接お金等の見返りを
期待しているわけではありません。

自分の行動への反応として、
相手から何らかの「お返し」となる行動
を期待していたのです。

例えば「あいさつ」

私は自分から積極的に挨拶する方ですが
相手からも挨拶の「お返し」があるものと
内心いつも期待していました。

挨拶を返してくださる場合がほとんどですが、
挨拶の「お返し」がない場合、
内心ムッとしていたのです。

気づかなかった、
とっさのことで言い出せなかった等、
いろいろな理由で挨拶を返せない
場合もあるだろうに、
なんて心が狭いんだと、

遅ればせながら50代半ばに
やっと気づきました。

これはひとつの例ですが、
日常の行動の多くで
接する人びとに対して
「お返しの行動は当然こうあるべき」
と接していたように思います。

「期待」の空振りは「怒り」を生む

温厚で理性的という印象を装いながら
内面では「怒り」を慢性化させていた私。

「怒り」を露わにすると
立場上良くないという判断や、
周囲の人たちを傷つけたり、
不快な思いをさせないという配慮であり、

それは間違っていないと考えます。

しかし、それによって生じた
外面の理性的仮面と内面的「怒り」の
認知的不協和
はストレスとなり
「怒り」の内圧を生じました。

※認知的不協和(cognitive dissonance)とは、個人が持つ信念、態度、価値観、または行動が互いに矛盾しているときに生じる心理的な不快感や緊張状態を指します。

(Leon Festinger,1957)

内面的「怒り」の慢性化が健康に悪影響

「お返し」という見返りの期待が、
内面的「怒り」の慢性化につながり、
血圧の上昇と高血圧の慢性化をはじめ
健康にも悪影響があったと思います。

負感情(怒り含む)を抑圧すると生理的負担が増え、健康問題(不安、うつ、免疫低下)が発生。

出典: "The Illusion of Mental Health" (Jonathan Shedler et al., 1993年

「お返し」を期待しない

50代半ばにして、やっと
「お返し」を期待しない
という考え方に転換しました。

これは上述の
「怒り」の本質的解決のステップ
で言うと

1.の「認知の修正」です。

思えば「あいさつ」も
自らの敬意と親愛の表現であり、

挨拶を交わすというやりとりがあれば
より好ましいことですが、
返報の挨拶という「見返り」を
条件とするものではないはずです。

何も期待しなければ、失望しない

「何も期待しなければ、失望しない」
と良く言いますが

他者に期待することで、
自分の感情や満足が
他者の行動に左右されていた気がします。

心理的「主権の喪失」とも言える状態であり、
失望や怒りの原因となっていました。

見返りを求めないことで
自然な感情解放が可能になり、
怒りの蓄積を防ぐことが
できるようになりました。

Give&Give

契約は別として
私生活の考えは、できれば
「Give & Give」
で行きたいものです。

例えば、
親が子に注ぐ愛情は
「Give & Give」
でしょう。

普通、
子どもが何かを返す前に、
親は無条件に与えますよね。

何もお金や物を
「Give 」しろというのでなく、
見返りを求めず生活するというのは
それほど難しくありません。

自分の考え方を変えればいいのですから。

最後まで記事をお読みいただき
ご覧いただき、
誠にありがとうございました。
今後も幸福に関連する記事
を投稿してまいりますので、
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いただけますとありがたいです。

イーハピネス株式会社 代表取締役 松島紀三男プロフィール

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