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身体は心の通訳─身体から”私の状態”にアプローチする方法

疲れているのに、止まれない。
不安なのに、理由がわからない。
どこかおかしい気がするのに、「大丈夫」と思い込もうとしてしまう。

昔の私は、そんなふうに心や身体を無視して、“思考だけ”で生きていた時期がありました。
20代の中頃まで、ずっとそうでした。

「こうあるべき」
「まだやれる」
「弱音は甘え」

でも、どうしても心と身体がついてこなくなる瞬間がある。
それを初めて認めたのが、ヨガとの出会いでした。

20代中頃にヨガを始め、30歳のときヨガのインストラクターになって、
そこで初めて「自分の身体の声を聞く」という感覚を習得しました。



ヨガで気づいたのは、
“私の状態”は、身体の中にすでに現れているということ。

姿勢や呼吸、筋肉の緊張。
そういった身体の変化が、心の状態とつながっている――
言葉を変えると、それがNLPでいう「フィジオロジー」です。

NLPを学んでからは、
その「身体と心の相互作用」をどう扱えばいいのかが、ぐっと明確になりました。



NLPでは、「ステート(状態)」という考え方があります。
これは、思考・感情・身体(フィジオロジー)の3つが絡み合ってできる、“今ここでの自分のあり方”のようなもの。

つまり、身体(フィジオロジー)を変えることで、
思考も、感情も、丸ごと“状態”が変わるというアプローチなんです。

たとえば――
・背筋をスッと伸ばして立つ
・呼吸を深くする
・胸を開いて目線を上げる

たったそれだけでも、感じ方や考え方が少し変わる。
それを何度も体験するうちに、私はこう思うようになりました。



「私の調子が悪いのは、心がダメなんじゃなくて、身体からのサインだったんだ」と。

だから、心がざわつくときには、まず身体を整えてみるようにしています。

お腹に手を当てて呼吸する
あたたかいお茶を飲む
窓を開けて空気を入れ替える
「今、どんな姿勢してる?」って自分に問いかけてみる

それだけで、少しだけ“ニュートラルなわたし”に戻れることがある。
まずは身体を整えることで、心の波がすこし静かになる。


身体は、心の通訳。
だけど通訳は、こちらが耳を傾けなければ、話しかけてはくれません。

忙しい毎日、外の世界に気を取られがちだけど、
ときどき自分の身体に戻ってみると、
そこには「本当の自分の状態」がちゃんと現れてくれます。

誰かの期待に応えすぎてるとき、
がんばりすぎてるとき、
感情を無視して突っ走っているとき

もし自分の「ステート」が揺らいでいると感じたら、
ちょっとだけ身体という入口から、自分を整えることを思い出してみてほしいなと思います。

あなたの身体は、今日どんな声を出していますか?
ちょっとだけ、耳を傾けてみるのもいいかもしれません。


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