ロンドンが限界!?世界的人気都市の裏で起きている「過密」と「物価高」のリアル
みなさん、こんにちは!えひめITラボのせいけです。
ロンドンといえば、歴史があってオシャレで、世界中から人が集まる憧れの街ですよね。でも実は今、現地では「人が増えすぎて住む場所がない!」「物価が高すぎて生活できない!」という、かなり深刻な事態になっているんです。
大都市の光と影、そしてこれからの街づくりについて、分かりやすくひも解いていきましょう。
(今日の一言: 朝マックはグリドル派です)
人口は増えるのに家が足りない!深刻な「ギューギュー」生活
ロンドンの人口は今も増え続けていて、もうすぐ1000万人に届くほどの勢いです。でも、困ったことに「人が住むための家」の供給がまったく追いついていません。
その結果、起きているのが「過密(オーバークラウディング)」という問題です。
これは、家族の人数に対して部屋(寝室)が足りていない状態のこと。ロンドンでは家賃を安く抑えるために、ひとつの家をたくさんの人でシェアしたり、狭い部屋に家族みんなで身を寄せ合って暮らしたりすることが当たり前になっています。
特に公営住宅では16パーセント以上の世帯、さらに北東ロンドンに住む「子どものいる家庭」の約半分が、このようなギューギュー詰めの状態で暮らすことを余儀なくされているそうです。
家賃が高すぎて生活が苦しい!驚きのマネー事情
人が増えて家が足りなくなると、当然のように家賃がはね上がります。現在のロンドンの家賃や生活費は、信じられないレベルに達しています。
平均家賃が驚くほどの金額に
ロンドンの平均家賃は、なんと月額約2268ポンド。日本円に換算すると、40万円を軽く超える額です。これはイギリス全体の平均と比べても1.6倍ほど高く、さらに中心部の新築物件に絞ると、平均家賃は約3182ポンド(約60万円以上)という驚きの数字になります。
自分で部屋を借りて暮らしている世帯の約24パーセントは、収入の半分以上を家賃の支払いに充てている状態です。これでは貯金をするどころか、日々の暮らしを維持するだけで精一杯ですよね。
食べ物や電気代も上がりっぱなし
苦しいのは家賃だけではありません。食品の値段も上がっていますし、電気代やガス代などの光熱費も高いまま下がっていません。
多くの世帯が「生活費が増えて苦しい」と直接感じており、たくさんの人が食費をはじめとする基本的なニーズを削ったり、借金に頼ったりしながら生活しているのが現状です。
「もう限界!」ロンドンを脱出する人々
こうした過酷な環境に耐えかねて、ロンドンから外へ逃げ出す「ロンドン脱出(ロンドン・エグゾダス)」の動きが広がっています。
特に目立つのが、30代から40代の「子育て世代」です。子どもをもっと広い家でのびのび育てたい、生活費を抑えたいという理由から、マンチェスターやリバプールといったイギリス北部の都市へ引っ越す人が毎年数万人規模で増えています。
また、富裕層の間でもロンドンを離れる動きが出ています。増税や生活環境の変化を理由に、多くの億万長者が国を出ると予測されています。
こうした住宅不足や生活苦は、人々のメンタルの悪化や、呼吸器系の病気といった健康被害にもつながっており、豊かな人とそうでない人の格差がどんどん広がってしまっています。
街を救うためのユニークな作戦
この大ピンチに対して、ロンドン市長もただ手をこまねいているわけではありません。なんとか状況を変えようと、ユニークな政策を打ち出しています。
ひとつめは「シンガポール流の住宅モデル」です。
アジアのシンガポールでは、政府が主導して良い住宅を安く提供する仕組みが成功しています。ロンドンでもこれを参考にして、東部のエリアに7000戸の住宅を新しく建設する計画を進めています。
ふたつめは、看護師や先生などの「キーワーカー」と呼ばれる、街に欠かせない働く人たちのための家賃規制です。
家賃をその人の手取り所得の4割以下に抑えるルールを作ることで、少しでも負担を減らそうとしています。これで月に最大600ポンド(約12万円)も節約できるようになると期待されています。
さらに、子どもたちの食事をサポートするために、すべての小学生を対象とした無料給食の提供も続けられています。
まとめ:これからの都市に必要なこと
憧れの街ロンドンが抱える「過密」と「物価高」のリアル、いかがでしたでしょうか。
人が集まる人気都市だからこそ、そこに住む人たちが犠牲になってしまうというのは、とても切ない現実です。これからロンドンがこの問題をどう解決していくのかは、私たち地方に住む人間にとっても、未来の街づくりを考える上で大きなヒントになりそうです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
