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ルールを作ったのは、ルールに縛られるためじゃなかった。

朝、起きてすぐに決める。

今日は何を着せるか。

朝食は何にするか。

公園に行くか、行かないか。

行くなら、どこの公園か。

昼寝をさせるか、させないか。

買い物は、今日行くか、明日にするか。

夕飯の献立は、何にするか。

一つひとつは、大した決断じゃない。

でも、積み重なる。

夕方になる頃には、なぜかもう、いっぱいいっぱいになっている。

朝はできた「ちょっと待とうか」が、夕方にはできない。

自分の場合、判断することが積み重なるほど、余裕を失っていく。

だったら、答えは一つだ。

判断しなくていいことを、増やせばいい。



会社では、ミスをしない仕組みや、効率的な導線を、散々設計してきた。

なのに、自分自身の生活には、一つも仕組みを作っていなかった。

そこで、いくつかマイルールを作ってみた。

「11時まで遊んだら、ご飯を食べに帰ろう」
「21時までに寝かしつけが終わったら、noteを書こう」

小さな「決め打ち」だ。

その都度考えない。

条件が来たら、自動で動く。

これは、「何を決めるか」を先に決めているんじゃない。

「いつ決めるか」を先に決めている。

11時になってから、

「帰る? もう少し遊ぶ?」

と悩むんじゃない。

「11時になったら、帰る」

未来の自分に、あらかじめ指示書を渡しておく。

そうしておけば、11時の自分は、何も考えなくていい。



ただし。

この決め打ちには、一つだけ注意点がある。

ルールに、人生を縛らせないこと。

11時になっても、娘が楽しそうに遊んでいたら。

21時を過ぎても、まだ寝かしつけが終わらなかったら。

そのときは、ルールを手放していい。

ルールを作ったのは、ルールを守るためじゃない。

ルールを忘れて、目の前の時間を楽しむためだった。

自分で決めたルールに縛られて、娘との時間を楽しめなくなったら、本末転倒だ。

だから、「今日はいいか」と手放す判断も、あらかじめ許可しておく。

これも、設計のうちだ。



判断しなくていいことを増やしたら、夕方に少しだけ余白が残るようになった。

頭は、少し守れるようになった。

でも。

人間は、頭だけでは動けない。

判断を減らしても、疲れる日は疲れる。

体そのものが、底をつく日がある。

その日、自分はどうしていたか。

それが、次の話だ。






判断を減らす。

これは家庭だけの話じゃない。

営業でも、同じ考え方をしていた。

相手にどう動いてほしいか。

先に「型」を決めておけば、その場で迷わなくなる。

1000人規模の営業組織でトップに立ち続けた、その型の話をまとめている。

「なんか、この人いいな」と思われる人がやっていること


余談ですが。

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