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『経験は、次の視点を連れてくる。』

ユウ先生(循環器の先生)の診察が終わった後、
患者さんの心エコーをもう一度とらせてもらった。
シンさんが
「○○さん、お願いがあるんだけど、
 さっきユウ先生に心臓見てもらったでしょ、
 それでなんともなかったけど、
 もう一度私たちに検査させて欲しいの。いい?」
と聞いた。

すると
あら、モデルってこと?私でいいの?
 いいわよ。

と言われた。

私が検査している間、
シンさんは患者さんの会話相手をしてくださった。

ユウ先生が言った
オリエンテーションをつける
ということに対して、

シンさんは
「あらかじめ患者さんをみて、
 予想を立てることじゃないかな。
 今までは左即臥位(左向きに寝る)になって
 決まった場所に
 プローブ(超音波が出ている器具。
 これを体に当てることで超音波画像が
 うつしだされる)
 を当ててみるという感じだったけど、
 今回は背骨がまがっている患者さんがいたり、
 心臓が縦長になってる場合があるでしょ。
 そういうのを予想立てることじゃないかな。
 漏斗胸(ろうときょう)の人とか
 心電図もおかしくなるし、
 エコーだってとりにくいと思うのね。
 だから予想をつけるのが大切だと思うわ。
 数こなさないと難しいと思うけど、
 できるように頑張ろう

と言って教えてくれた。


シンさんはエコー経験が
ほとんどなかったそうです。
ですが、
今までの心電図の経験、
患者さんとのやりとりから、
循環器の先生のいわゆる
ディスカッションの入り口を
私に分かりやすく教えてくださいました。

経験はものを言う」とは
こう言うことなのだなと、
今つくづく感じます。


【今日の学びポイント】

技術は後からついてくる。先に育てるのは視点。
予想を立てることで、見える景色が変わる。


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【今年の目標】

※登場する人物や会話は、心の記録をもとにした創作です。

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