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編集部をつくって5年目の編集者が語る、チーム化のメリット

2021年にライターさんへの依頼を始めて、ゆるっとチームになり、今では100名ほどのライターさんが所属する「ネコノテ編集部」となった。

かれこれ数えてみたら、チーム化を始めて5年目に突入。チームで受けた仕事も十数案件に。

そんなライターチームを運営している私が感じている、フリーランスライターや編集者がチーム化をするメリットをつらつらと書いていく。


1.自分が働かなくても仕事が回る仕組みができる

「働きたくない」がモットーの私。仕事は好きだけど、プライベートも、旅や趣味の時間も大切にしてゆるく働きたいとつねづね思っている。

また、ライフイベント――妊娠出産や子育てを考えているため、必ずどこかで働かない期間ができてしまう。

一方で、フリーランスという働き方は"自分"が資本。当たり前ですが、自分が働かないと仕事も進まないし、お金も入ってこない。

そんな将来を見すえて(という名目のもと働きたくないない一心で)チーム化を進めていき、仕事の中身が少しずつ変化していった。

  • 「書くこと」をやめて、執筆はライターさんに依頼

  • 「1次編集」を人に任せて、記事の最終チェックやタイトルに集中

  • 「記事進行・取材先とのやりとり」をディレクターに任せて、全体管理や数値管理に集中

結果、実際に妊娠出産でお休みをすることになっても、記事制作やメディア運営がストップせずに、チームメンバーで対応できる体制に。

フリーランスなので育休中は無収入になるところ、チームで受けているものは、ミルク代の足しになるくらいのお金が入っている。

2.より上流の仕事に関われる

チーム化をしたことで、編集、企画やマーケティングなど、ライター時代にはできなかった"上流"の仕事が増えたのも大きな変化だった。(大前提、仕事に上も下もないですが、概念という意味での上流)

  • 執筆をするライター→取材と編集で品質を上げる編集者に

  • 校正や表現を中心に見る編集→タイトルや切り口など俯瞰の目線で記事の最終チェックをする編集

  • 記事の進行管理と関係者のやりとりをするディレクター→数値や企画などメディア全体を見るメディア編集長

さらに、記事に対する視座が上がることで、ライター時代には得られなかった企画や編集、メディア全体を考えた視点で仕事ができるようになる。

いまでは、企画や記事の最終チェック、メディアの運営がメインの仕事になった。

3.たくさんのクライアントと仕事ができる

1人ではできない規模の記事やクライアントと仕事ができるのも、チームの良さ。

筆の早くない私は、ライターの仕事だけだと、せいぜい月に数本程度しか書けない。スケジュールや本数の関係でお断りをすることもあった。

元々、色んな仕事をしたいし、事業内容を聞いたら「いい事業!関わりたい!」と何でも思ってしまうタイプの私。自分のキャパシティで関われる会社さんが限定されてしまう状況にストレスを感じていた。

でもチームで仕事をするようになったら、お受けできる仕事量が一気に増え、仕事をお断りすることも減った。

ひとりで取材・執筆をしていたところから、執筆、1次編集、ディレクションなどを人に任せるようになることで「少ない工数で、関わるクライアントを増やせる」という状態をつくる。

いまでは、同時に10社近くのクライアントと並行して仕事ができ、数十本の記事を制作できるほどに

また、私が取材と編集だけを担当することで、たくさんの人に取材ができる機会も増えた。

好奇心旺盛でたくさんの企業や業界で仕事がしたい人は、少しずつ人に任せることを始めてみると新しいキャリアが拓けるんじゃないかな。

4.売上の天井がなくなる

お金の面でもメリットがある。それは売上の天井がなくなること。

ライターや編集者の仕事だけだと、収入は単価×書いた本数になる。もちろん、専門性を高めたり、発信力を高めたりすればライティング単価は上がるものの、予算のある業界なのでどこかで単価の頭打ちが来てしまう。

一方で、チームメンバーで回してもらうことができれば、チームで受けられる仕事の数も増え、体制によっては上限なく案件数を増やせる。

私も実際、ライター時代は十数万円程度だった月収が、チーム化後は60万円程度まで増えた(売上ではなく、利益ベース)。

チーム化で働き方の幅が広がった

私の場合は「チーム化をするぞ!」と決めたというよりも、成り行きとタイミングが重なって、結果的にライターチームができあがっていた。

そしていま、ライフイベントを経て、私がいなくても仕事がまわるチームがあってよかったと、しみじみ思う。

当たり前に、一緒に仕事をしてくれる仲間がいてこそだし、チームも仲間も仕組みも、一朝一夕ではできない。

もし今後、働き方を変えたい、ライフイベントに備えたい、キャリアをするの幅を広げたい――そんなことを考えているなら、まずはできることからチーム化の一歩を踏み出してほしいなと。


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