ほのかちゃんに ほのかに恋して♥ー9ー
初回からは、こちら⬇それぞれの回の終わりに次回の貼り付けがしてあります。
前回、こちら⬇
「おわわわわわわー!」
僕は、また歩道の段差で派手にすっ転んだ。
ほのかちゃんが、くすくす笑う。
「大丈夫?浩之くん」
もう、付き合い始めて3ヶ月程になるが、いつもちょっとした段差ですっ転ぶ僕には、もう ほのかちゃんは、馴れっこらしかった。
「マ○ロン塗ろっか?」
ほのかちゃんも、どういうわけか「マイマ○ロン」を持つようになっている。
今日も、ほのかちゃんと「○活の木」へ、アロマを買いに行ったところだ。けど、ほんとに毎度、ほのかちゃんのお小遣いはよく続くなぁ……、と思う。
「また、あの喫茶店に入る?」
僕は、促した。お決まりのデートコースだ。
買い物のあとは、必ずこの店でお喋りタイムなのだ。
「うん、じゃ、私、また キャラメルマキアートね。浩之くんは、エスプレッソ?」
いつも、ほのかちゃんは、キャラメルマキアート。
僕は、気取って やたら苦くて量の少ない……(そして、高い!!)エスプレッソを注文していた。これが、上品でうまいのだ!
やばいことに、姉さんの忠告も虚しく、「背伸びの恋コース」へ、片寄っている。
ほのかちゃんと、楽しくアロマや 最近、高校であったことを話したりした。
You Tubeの好きなチャンネル、好きな音楽、最近友達と歌うカラオケでの曲、それから、ゲームや、最近のスポーツの話、芸能人の話、それからこれからの進路など……。
「ほのかちゃんは、専門学校へ行ってアロマセラピストの資格取るんでしょ?」
(僕は、いちおうアロマセラピストへの資格の取り方を知らべてある。ほのかちゃんとの話題作り)
「ううん。私は、アロマのお店で働くかな」
「へ?」
と、僕は不思議に思ったが、ほのかちゃんは、
「敢えて聞かないで」
という。
キャラメルマキアートを少し啜りながら、
「まだ、色々 道を探してるの」
(ふうん……)
なんだろな?進路に悩むことは、色々道がありそうだから、今はやめとこっと。そこへ、ほのかちゃんからの質問が飛来。
「浩之くんは、進路どうするの?」
「…………………」
考えてなかった。進路のことは考えてなかった。もう、高校2年なのに。ほのかちゃんに夢中になって、すっかり抜け落ちていた。
ほのかちゃんと、土手を歩く。
(ああ、最近は少し、前よりテストの成績は落ちているな、……そういえば)思い悩む僕……。
そして、このラブストーリーは突然に、急転直下を始めたのだった。
つづく
©2023.7.5.山田えみこ
