【ボイプラ2】『Whiplash』の完成度がもはや練習生のレベルではない|エンタメを、浴びる
サバイバルオーディション番組(以下:サバ番)のステージの完成度は年々上がっていて、「いや、これもう練習生のレベルじゃなくない?」と思うようなものがたくさんある。
とはいえ私は、サバ番オタクなのとK-POP雑食オタクなこともあって、正直ステージの完成度に関しては“うるさい”と思う。
これについては記事の最後に書きますが、世間一般的に「めっちゃよかった!」とか言われているものでも、「いや、そのメンバー揃っててそれは期待通りか期待値以下だよ」なんて思うこともよくあって。
そんな中「あ、これはもう反則だわ」というステージがあった。
それが、Mnet『BOYS ll PLANET』のアベンジャーズチームが披露したaespaの人気曲『Whiplash』のカバーステージ。
順位が上のメンバーだけで構成されたグループなので、それはそれはもういろんな感想がその辺に溢れている中で、それでも書き残しておきたいと思った。
改めて、練習生やマスターのリアクションも入ったステージ動画とフル尺のステージ動画、チッケム、“ご褒美”として用意されたSTUDIO CHOOMのパフォーマンスまで、全ての動画の感想をここに書き記したいと思う。
SNAPSHOTではすでに『Whiplash』含む
\ Trainee Aの活躍についての記事も書いています /
Stray Kidsの『특 (S-Class)』や
\ WHIB ジェイダーについて語った記事はこちら /
※パフォーマンスについてチェックしたい方は「細部にまで神経が行き届いたステージ」まで飛んでください。
おいおいおい、それはさすがに反則では?
そもそも、今回のチーム分けが“異常”だったというのもあって、『Whiplash』のメンバーがとんでもないことになった。
【ルール】
1番順位の高い人(残っている練習生の中で)が、自分と同じレベル(オールスター・2スター・3スター)の中からメンバーを選び、チームを組む。
そのため、この順位を選んだ時に最も順位が高かったユメキが、オールスターの中から下記のメンバーを選択。
ユメキ(実績多数のコレオグラファー)
チョウ・アンシン(Cのシグナルソングセンター)
イ・リオ(Trainee A出身)
キム・ゴヌ(Kのシグナルソングセンター)
スィ・チンウィ(Kのシグナルソングでダンスブレイクセンターを務めた)
ユン・ミン(Kのシグナルソングでラップパートソロを務めた)
キム・ジュンソ(WEiのメンバー)
イ・サンウォン(Trainee A出身)
もうこの時点で「おいおいおい、それはさすがに反則では?」と言わざるを得なかったし、多分みている人たち全員が思っていたと思う。
でも、これは1位練習生に与えられる“権利”なので、毎度のことながら誰もが文句を言える立場ではない。
言うなら、Mnetに制度を変えろと言うべきで。
この権利を活かさず、適当なメンバーを選んでも結局「やる気ねえな」と思うか「見る目ねえな」と思うか、「ここまで過ごしてきて何してたんだ?」という話にもなるので、正直どうなっても文句しか出ないと思う。
だから、ユメキの選択は正解だった。
そしてこの記事では取り扱わないが、その次に選択権を得たVERIVERYのカンミンも「よくやった」と思う。
というわけで、この『Whiplash』1チームの何が良かったのかを改めて振り返ってみたいと思う。
まずは、パフォーマンスする前の話。
人選という意味での良かった部分について。
유메키 YUMEKI(ユメキ)
ユメキの場合、“選んだ側”なので「なぜユメキがこの人たちを選んだのか?」というところを考えてみようと思う。
それが、この3ポイント。
得意ジャンルだから
ビジュアルを考慮(映え・統一感)
実力を考慮
人間力
では、もう少し掘り下げていきたい。
1.得意ジャンルだから
まず1位なので、曲の選択権があることも考えると、ユメキは『Whiplash』をやりたいと考えて、それに合わせてメンバーを選んだと思われる。
そして『Whiplash』を選んだ理由は、多分“得意ジャンル”だからだと思っていて。
ユメキのダンススタイルは、男らしいとかパワフルとかというよりも、柔軟さがあってしなやか。
もちろんキレのあるダンスも上手い。
でも、女性らしいラインを表現するのも得意で、結構独特な感じがあって、それがユメキのダンサーとしてのスタイルとしても定着しているように思う。
これについては上に貼った動画を見てもらいたい。
だから、得意を活かせる曲を選んだのではないかと考えた。
2.ビジュアルを考慮(映え・統一感)
「パフォーマンスディレクターを務めたこともあるのなら、絶対に考えているはず」という仮定の話ではありますが、映え・統一感という意味でのビジュアルというのは必ず考えていると思います。
まず、『Whiplash』は女性の曲。
aespaはキレッキレのダンスが多く、女性のダンスの中でもめちゃめちゃ女性らしいかと言われるとそうではない。
それでも、振付には女性らしさも残っている。
いくら男性が踊ると言っても、その女性らしさが全て消えるわけではないから、そういう意味で「中性的」に見える人材がいい。
そこまでではなくても「美しさ」が出せる人がほしい。
あるいは「セクシーさ」が出せる人がほしい。
そう考えたときに、選択したメンバーはちょうど良かった。
それに身長もでこぼこすぎない。
ユメキ:172cm
チョウ・アンシン:178cm
イ・リオ:179cm
キム・ゴヌ:183.5cm
スィ・チンウィ:174cm
ユン・ミン:170cm
キム・ジュンソ:178.7cm
イ・サンウォン:177cm
1番大きいキム・ゴヌと1番小さいユン・ミンの差は13.5cmと大きいけど、間が綺麗にグラデーションになっているので、あまり気にならないという感じ。
これによって、パフォーマンスにまとまりが出る。
そして何よりも、みんなスタイルがいい(比率がいい)。
これは別に今の練習生たちはみんなクリアしているようにも見えるが、とりわけ良いという意味でのこと。
3.実力を考慮
これは人気やビジュアルで選びすぎると、考慮できないこともあって、意外と抜けがちだったりするんですよね。
例えばMnet『PRODUCE101 season2』の時のアベンジャーズチームとか。
だから、2番目に選ばれるチームの方が戦略的でうまくいったりする。
でも、今回は違った。
ユメキは結構冷静に、出演者の練習生を観察しているなと思った。
正直、冷静に考えられない人なら、ユン・ミンは選ばないと思う。
私はSBS『LOUD』からユン・ミンを見ていたので、選ばない理由はないと思っているけど、人気とかビジュアルしか考えてなかったら、選ばないと思う。
VERIVERYのカンミンとか、ケヒョンを選んでいたと思う。
女性曲のメンバーを選ぶなら、NINE.i出身のソウォンだったかもしれない。
でも、選んだ。
正直ユン・ミンほどのオールラウンダーはこのMnet『BOYS ll PLANET』にはいないし(ボーカル・ラップ・ダンス全てできる)、チームのバランサーとしても選んで正解だったと思う。
他の練習生の実力については、言うまでも無い。
Mnetが惜しみなく尺を取ってくれているので、わかりやすいですよね。
ユメキ:ダンス
チョウ・アンシン:ボーカル
イ・リオ:ボーカル、ダンス
キム・ゴヌ:ボーカルとダンスのバランス
スィ・チンウィ:ダンス
ユン・ミン:ボーカル、ラップ、ダンス
キム・ジュンソ:ボーカルとダンスのバランス
イ・サンウォン:ダンス
こんな感じですかね。
4.人間力
今回のチームの軸は、イ・リオ、イ・サンウォン、チョウ・アンシン、キム・ゴヌの4軸。
それを固めるのが、ユメキ、スィ・チンウィ、キム・ジュンソ、ユン・ミンの4人だったと思う。
これまたでしゃばらず、チームワークで動けるメンツを選んだなと。
ここで「自分が自分が」なんて人がいたら、多分チームがぶっ壊れていたし、まとまりも生まれなかったと思う。
お互いの良いところを良いと言えて、それを活かそうとすることができるメンバーが揃っていたのも大きかったなと思った。
正直ここまで考えていたかはわからないけど。
이상원 LEE SANG WON(イ・サンウォン)
ユメキは多分、美味しいところを持っていくために、サンウォンを最後に選んだはず。
そもそも話題沸騰中のTrainee Aの2人を切り離す理由も、その人気と華を活かさない理由もない。
ユメキが1位だったとはいえ、人気が高いのはサンウォンに間違いはないし、ビジュアルも華も実力も、経験もある。
入れない理由がどこにも見つからない。
それに『Whiplash』をやると考えた時、コンセプトへのマッチ度を考えても入れるしかない。
「中性的」「美しい」「セクシーさがある」この3つのビジュアル的要素をリードできる存在だと思うので。
이리오 LEE LEO(イ・リオ)
リオはソロデビューも経験しているので、1人でステージを完成させる力がある。
ステージの真ん中に立った時に、見ている人の目を惹きつける力がある。
そう考えた時、入れない理由がない。
それから、『Whiplash』という女性曲を男性がカバーする時、声にセクシーさがあるというのはかなり重要。
リオのハスキーな声は、この曲に絶対必要だったと思う。
aespaの曲自体かなり難易度が高いので、淡白な歌声では正直映えないし、歌唱スキルもないとパフォーマンス自体が単調に見えてしまう可能性もあるので。
윤민 YOON MIN(ユン・ミン)
さっきも書いた通り、このチームのバランサーとなっているのは、ユン・ミンに違いないと思う。
正直ユン・ミンほどのオールラウンダーはこのMnet『BOYS ll PLANET』にはいない(ボーカル・ラップ・ダンス全てできる)。
そもそも、最初の評価でZICOとBLACKPINK ジェニーのコラボ曲『SPOT!』なんて、実力がないと絶対に選べるはずがない(笑)
しかも1人で出るのに。
ダンスはそこまで難しくないものの、ボーカルとラップの難易度が高すぎる。
最高難度に近いと思う。
ラップについては、相当上手くないと格好がつかない。
下手だと鬼ほどダサくなってしまうこの曲を、この完成度でやってのけるのが凄すぎる。
このユン・ミンのステージが放送に乗らなかったことが意味不明だけど、きっと盛り上がったに違いないし、だからユメキも選んだんじゃないかなと。
쉬칭위 HSU CHING YU(スィ・チンウィ)
「ウィメキ」と呼ばれているほど、推されているカップリングではありますが。
それでもユメキが選んだ理由は、やっぱり“ダンスの実力”と“ステージ上での輝き”があるからに違いないと思う。
弱冠15歳で、ここまでのレベル感でフリースタイルダンスができるということ自体が“珍しい”。
アイドルとしてのキラキラ感も申し分ない。
素直で、なんでも吸収できる。
こういった要素から考えても、伸び代があるので、若干コンセプトに合ってなかったとしても、後からどうとだってなりますからね。
김건우 KIM GEON WOO(キム・ゴヌ)
サバ番という緊張感のある空間で、シグナルソングでセンターを勝ち取る人物というのは“只者ではない”。
基礎的な実力がしっかりとある
自分の魅力をわかっていて、それを必要なときに発揮できる
本番に強い
だから、どんなステージでも失敗しない。
練習で上手くいってなかったとしても、本番では成功してみせる。
そういう力があるから、シグナルソングセンターも“勝ち取れる”んですよね。
そして、ボイプラシリーズセンターあるあるの「正統派ビジュアル」「高身長」「スタイル抜群」「安定した実力の持ち主」ということで、ステージ映えも抜群。
これはまた、選ばないわけがない。
조우안신 ZHOU AN XIN(チョウ・アンシン)
ボイプラの練習生たちが、KとCそれぞれのパフォーマンスを見る機会はあったのか?という疑問は残るものの、動画くらいは見ていたんじゃないかと思うので、アンシンを選んだ理由を考えてみた。
まず、アンシンのビジュアルや雰囲気こそ、女性曲にピッタリ合う。
中性的で美しいビジュアルの持ち主というところで『Whiplash』をやるなら適任だった。
アンシンを1番に選んだ理由は、そうした部分と、“ボーカル力”もあるのかなと思った。
リオやユン・ミンもいるけど、高音ボーカルではないので。
まあ、これに関しては知ってて選んだのかと言われると難しいですが。
김준서 KIM JUN SEO(キム・ジュンソ)
ジュンソを選んだ理由を考えるのは、結構難しかった。
でも、何事も堅実にこなすところ、リーダーシップ、ビジュアルというところで選んだのかな?とも思ったり。
あとはデビュー経験者ということで、ステージを作る上でその経験は重要だったんじゃないかと思ったり。
実際、ジュンソがリーダーを務めていたので、この考察はあながち間違い無いのでは?と思ってます。
細部にまで神経が行き届いたステージ
『Whiplash』のステージを見て思ったことは、細部にまで神経が行き届いたステージだったなということ。
顔の向きや腕の角度、目線を置く場所などの細かいディテール。
動きのスピード調整、ヒットを打つタイミングと強さ、音の取り方も。
ユメキのダンス指導力の高さからくる合致度はもちろん、1人ひとりの意識の高さが伺えるというか。
オールスターってこういうことだよな、って思える部分が本当に多かった。
そんな完成度の高さが気持ちよかった。
そして何よりも、それぞれが自分のどういう仕草や表情、角度がカッコよく見えるかをしっかり把握しているということ。
しかもそれをステージ上で発揮できるというのも強いなと思った。
そりゃカッコいいステージになるよ、って話。
ちなみに、改めてポジションも整理しておくと、こんな感じ。
キリングパート(サブボーカル3):イ・サンウォン
メインボーカル:チョウ・アンシン
サブボーカル1:イ・リオ
サブボーカル2:スィ・チンウィ
メインラッパー:キム・ゴヌ
サブラッパー1:キム・ジュンソ
サブラッパー2:ユン・ミン
サブラッパー3:ユメキ
正直実力という意味で1、2、3を決めていくなら、ユン・ミンとキム・ジュンソは逆でも良かったんじゃないかと思うものの、ダンスでセンターにくるパートを考えると、色々と考えられていたなと。
それから、苦手をしっかりと隠していて、チームとして出来上がっていたなと。
パートの多い少ない問題で文句は出てくるかもしれないけど、グループでパフォーマンスしてそれが点数に結びつくとなると、苦手な部分は徹底的に隠して、“よく見せる”ことが重要。
それができていた数少ないチームの1つでもあった。
そんな緻密に練られた戦略も褒められるべきだと思う。
▼チッケムを見た感想を置いておきます。とにかく殴り書きしました。
チッケム|이상원 LEE SANG WON(イ・サンウォン)
Mnetの編集のせい(?)で、とてつもなく自身のない子に見えていましたが(多分実際にそうだったんだとは思います)、それがこうも豹変するか?と思わざるを得ないくらい、別人のように自信がみなぎってましたね。
ボイプラ2に登場した時から悲壮感が漂っているなんて言われていたTrainee Aの2人ですが、デビュー霧散になったからこそ、デビューとかステージ上でパフォーマンスすることを渇望しているんだろうなと。
だから、本番に強い。
ファンの前でパフォーマンスした時に輝く。
そんな感じがしました。
それから、表情の作り方、所作といったところ全てから、センターになるべき人物だなと感じました。
真ん中に立つだけでステージが、グループとしてのパフォーマンスが引き締まる。
そんな華を感じました。
チッケム|이리오 LEE LEO(イ・リオ)
例えば、ユメキやチンウィ、サンウォンのようにキレッキレかというと意外とそんなことはなくて。
どちらかというと、大きくゆったりと、余裕感が見える動作が多いように感じたリオのパフォーマンス。
ちょっとした野生美みたいな(大袈裟にいうと2PM的な……)、大人びた魅力というか、セクシーさというか。
そういうのを感じました。
キレッキレに踊っていては決して出ないその質感は、まさに自分の魅力をわかっているから出せるものなんだろうなと。
ソロでデビューしたこともあるからか、やっぱり見ている人の視線を“自分に向ける”というのが自然にできるのかなとも思いました。
チッケム|유메키 YUMEKI(ユメキ)
ユメキのダンスって、コレオグラファー(振付師)の中でも結構特徴的な方で、パッと見ただけでも印象に残るタイプじゃないですか。
ある意味“クセ強め”なんですけど。
で、そのユメキらしさは、女性らしい柔らかさ・しなやかさみたいな振付でかなり生きると思うんですよね。
Mnet『STREET MAN FIGHTER』でワックの振付を誰よりも魅力的にこなしていたように。
このステージでも、緩急の付け方や身体の使い方といったところで「上手ぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜』って何度叫んだことか……
あとは1MILLIONダンサー出身ということもあって、K-POPアイドルの振付特有のポイントとなる部分の掴み方も上手い。
だから、『Whiplash』のメンバーたちのディテールまで意識が行き届いたダンスも、ユメキなしではきっと作られることはなかったんだろうなと思っています。
チッケム|윤민 YOON MIN(ユン・ミン)
注目度とか順位とか、そういった面では確かに下の方だったかもしれない。
でも、ユン・ミンの存在はかなりデカくて。
完全なるオールラウンダー(ボーカル・ラップ・ダンス全部レベルが高い)の存在がこのステージのクォリティを確実に挙げていたと思います。
圧倒的華のあるTrainee A出身の2人やKとCそれぞれのセンターと、実力や経験値が飛び抜けているメンバーの間を綺麗に埋めてくれるバランサーみたいな役割でもあったなと個人的には思ってます。
このステージではものすごく目立ったかというとそうではなかったし、SBS『LOUD』の頃からの実力を知っている側としては、それがちょっと悲しくもあったけど、それでもユン・ミンの実力の高さがあったからこそ、このメンバーの中でも埋もれなかったんだと思うんですよね。
確実に爪痕を残したと思うので。
チッケム|쉬칭위 HSU CHING YU(スィ・チンウィ)
2009年生まれなんてもう、赤ちゃんじゃないですか。
昨日生まれましたみたいな。
このグループでも1人だけかなり歳が離れていたし、正直コンセプトからズレてるんじゃないか?とも思ったり。
実際、レベル評価の時にもやっていたように、TWSの曲の方が実年齢とそのイメージに合っていると思います。
でもまあ、ダンスの実力というところでは、ボイプラでも3本の指に入るレベルで上手いわけで、そんな心配の必要は一切なかったですね。
むしろユメキという“異質な存在(超有名コレオグラファー)”が浮かないためにも重要な役割を果たしていたんじゃないかなと思ってます。
チンウィはやっぱりユメキのことを尊敬していて、レッスンにも足を運んでいただけあって、ユメキのダンススタイルっぽい身体の使い方をしているところもあって。
そんなチンウィがいたからこそ、バランスが取れていたところも正直あったなと。
チッケム|김건우 KIM GEON WOO(キム・ゴヌ)
この動画を見るまでのキム・ゴヌのイメージって、正統派な綺麗なイケメンみたいな感じだったんですよね。
なんかこう、味みたいなのを感じにくいというか。
優等生すぎて、個性というのがあまり見えてなかった。
でもこの『Whiplash』のステージでは、「“男らしい”感じとか“悪っぽい感じ”にもなれるんだ?」という発見がありました。
爽やかからの脱却っていうか。
「そういうコンセプトもいけるのか……そりゃ強いわ……」って思わされました。
チッケム|조우안신 ZHOU AN XIN(チョウ・アンシン)
中国男子の圧倒的美みたいな、美しさみたいなのがあって。
ビジュアルに引っ張られていると言われればそれまでかもしれないけど、他のメンバーにはないしなやかさとか柔らかさみたいなのが、キレのあるダンスの中からも感じられたなと。
歌声もそうで、透明感があって綺麗な声がメインボーカルとしての役割にぴったりだったと思いました。
やっぱりメインボーカルって、その楽曲の良し悪しを決めますからね。
どんな楽曲でも。
女性曲を男性がカバーするからこそ、アンシンの役割は重要だったと思います。
チッケム|김준서 KIM JUN SEO(キム・ジュンソ)
デビュー組らしい余裕感がところどころ感じられて、こういう存在がいるから、練習生中心のステージでも素人感が出ずに締まるんだなあと感じたり。
あとは鍛えられた身体というのもビジュアル面で結構アクセントになってたなと。
多分、中性的な美しさだけだったら“キレイ”だけで終わってた気もして。
ジュンソから出ていたなんとなくの“重厚感”みたいなのが、『Whisplash』に野生美みたいなのを生み出していたなと感じました。
本当に練習生?カメラ目線の上手さが異常
Mnetのサバ番って、1位になった時のご褒美があって。
その一つが、このSTUDIO CHOOMのパフォーマンス動画です。
4Kという最高画質で、観客などの余計なリアクションもなく、メンバーのパフォーマンスを堪能できるという良さがあります。
音楽番組もサバ番もそうですが、観客や評価する側の人間を映す意味がマジでわからない。あれ、いります?そっちのこと見てるわけじゃないよ〜〜〜〜〜〜〜〜ってなりませんか?っていうか、じゃ、邪魔〜〜〜〜〜〜〜〜ってなる。あんな余計なものないですよね。そっちのこと誰も興味ないですよって話です。アーティスト(練習生)を見たくて見てるわけですし。
ちょっと話はズレましたが、STUDIO CHOOMの『Whiplash』動画、ビビりました。
「あれ?この子達もうデビューしてたっけ?」
って思うくらい、カメラ目線も魅せ方も完璧だった。
「本当に練習生なんか?」と、思わずにはいられなかった。
普通に考えて、キム・ジュンソ、イ・リオ、ユメキ以外はぎこちなくたっておかしくないわけで。
これを取る前にリハはあるだろうし、何度も撮り直したりしているとはいえ、これが本当にデビューしていない練習生たちの動画なのか?と。
とくにサンウォンとリオ。
さっきも少し触れた通り、自分のどういう仕草や表情、角度がカッコよく見えるかをしっかり把握していたと思う。
キム・ゴヌやチョウ・アンシンはどちらかというと素のかっこよさで乗り切っていた感があって。
でも、サンウォンとリオの2人はきっと鏡を見て研究し尽くした感があるというか。
これはTrainee Aとして活動してきたことも活きているはずだし、数々の月末評価で色々なフィードバックも受けてきたからこその経験が活かされているのだとも思う。
「あ〜〜〜その表情、絶対狙ってやってるな」
というのがわかるものの、“やりすぎ感”は決して感じないというか。
それがすごく良かった。
そしてそういうところから“アイドルとしての華”を感じた。
おわりに
サバ番における“伝説的なステージ”って他にも結構あるけど、「練習生でこのクォリティ!?」と思えるステージには久しぶりに出会った気がしていて。
もっともっと噛み締めてゆっくり見て見たいなと思ったステージでした。
チッケムの感想は急いで書き殴りましたが、見れば見るほど良さが出てくるので、また後日付け足したいなあと思ってます。
サバ番のステージ、結構いいもの多いんです!
\ 何度も見たくなるサバ番のステージランキングはこちら /
ここからはちょっとオマケの話。
アベンジャーズチームでも期待超えしないこともある
こんなことを言ったらぶっ叩かれそうですが、実際にアベンジャーズチームでも期待超えしないことはあります。
これはサバ番あるあるだと思っているので、臆さず書くことにしました。
Mnet『PRODUCE101 season2』
例えば、Mnet『PRODUCE101 season2』。
センターだったイ・デフィ(現:AB6IX、Wanna One出身)が選んだアベンジャーズチーム。
シグナルソングのエンディング妖精になって注目を集めたメンバーで構成されたグループですが、実力面で少々不安が残るメンツに。
また、「自分が自分が」タイプも多く、チームとしてのまとまりにも欠けました。
本番も卒なくこなしたので勝つことはできたものの、「実力面では相手チームの方が良かった」と言われることも。
▼ちなみに相手のステージはこちら
Mnet『BOYS PLANET』
Mnet『BOYS PLANET』の『TOMBOY』とか。
正直これは“上手くいった”ステージだとは思うので、こんなことを言ったらそれこそぶっ叩かれそうですが……
第3世代グループのメインボーカルで他グループに楽曲提供するプロデューサーであるフイ、Mnet『BOYS PLANET』のGとKそれぞれのセンターでZEROBASEONEに1位・2位でデビューしたジャン・ハオとソン・ハンビン、ZEROBASEONEとしてデビューしたオールラウンダーのパク・ゴヌクの4人が揃っていたこのグループ。
まさに敵なしのアベンジャーズチームでした。
でも、期待超えしないことはあります。
確かに上手かったとは思いますが、個人の実力の誇示という側面が強すぎて、チームとしての新たなシナジーみたいなものがあまり感じられませんでした。
なんというか“キレイにまとまりすぎている”というか。
サバ番の醍醐味である“荒削りなところもあるけど、なんか惹かれる、最高!”みたいな胸の高鳴りがなかったというか。
これは多分、年々実力が上がりすぎていて、実力面で安定しているというところも理由なのかなと。
良くも悪くも、です。
やっぱりサバ番の醍醐味は、練習生たちの成長を見守ることにありますからね。
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