【ロンドン生活】 Mortgage Agreement in Principle の申込 - 住宅購入に向けて
はじめに
先日、ロンドンで 2 Bed Flat を購入しました。
前回の note では「予算決めと物件見学 (Viewing)」についてまとめました。今回の note ではイングランドでの住宅購入の流れの2番目、「Mortgage Agreement in Principle の申込」についてです✍ 一般的な話も含めますが、私の経験をベースに記していきます。
Lender (貸主) 探し
どこから希望の金額を借りるか / どこが希望の金額を貸してくれるか 検討・検索する必要があります。
そこで比較的簡単に出来るのが Mortgage Agreement in Principle (AIP) の取得です。
Mortgage Agreement in Principle (AIP) とは
住宅ローンの「事前承認」または「仮承認」のことを指します。別表記として、Decision in Principle (DIP) や Mortgage in Principle とも呼ばれます。
住宅ローンを組む前に、いくらまで借りられるかを金融機関が仮に判断してくれる書類です。これにより、収入や信用情報をもとに「この金額まで貸す可能性があります」と伝えてくれます。
法的拘束力はなく、早ければ数分〜1日で発行可能で、有効期間は通常30〜90日間です。
AIP を入手することで、不動産屋に対して本気で購入を検討していることを証明できるし、自分がいくらまでの物件を購入できるか把握できます。
ただし、あくまでも仮承認なので、本審査 (正式なMortgage Application) で否認される可能性はあります。また、AIP 発行時の信用情報チェックが「ハードチェック」だった場合、クレジットスコアに一時的な影響が出ることがあります。
※ 信用情報のハードチェック:
クレジットスコアが一時的に下がるだけでなく、チェック実施履歴がクレジットレポートに6〜12か月間記録されます。他の金融機関からもその履歴が確認できるので、必要な場合以外は極力避けるべきだとされています。
実際に私が AIP を取得した金融機関
1. Lloyds Bank
メインバンクとして利用していることもあり、一番最初に AIP を取得しました。希望通りの金額を貸していただけるようなので安心しました。別 note で記載しますが、結局私は Lloyds Bank から住宅ローンを借りることにしました。
2. HSBC
念の為、比較として HSBC でも AIP を取得してみました。こちらも希望通りの金額を貸していただける結果になりました。
3. その他検討した Mortgage Broker (住宅ローン仲介業者)
L&C Mortgages
"Voted the UK’s best mortgage broker for the 13th year running" (2025年現在) と謳っているように、一括で "The Best Deal" を探してくれます。打ち合わせをする前に Lloyds に決めてしまったので、詳細は聞かず仕舞いでした。次回 Remortgage を検討する際に利用してみようと思います。
注意点
クレジットスコアを上げよう
クレジットスコアとは?
Credit には「信用」という意味があります。つまり、クレジットスコアとは金融機関から見たあなたの「信用度」です。どれぐらいのお金を貸しても安全か (ちゃんと返してくれるか) を数値化したものです。
1. 借入審査の第一関門
貸し手は、あなたが毎月の返済を滞りなく続けられるかを判断する材料として、信用情報機関のスコアを参考にします。スコアが高いほど「返済能力が高い」と見なされ、審査に通りやすくなります。
2. 適用金利の優遇
良好なクレジットスコアがあれば、より低い金利の住宅ローン商品を引き出せる可能性が高くなります。逆にスコアが低いと、高めの金利を提示されたり、最悪の場合は借り入れ自体が難しくなることもあります。
3. 必要な頭金 (Deposit) や保証人の有無
スコアが十分であれば、頭金を小さく抑えられたり、保証人を立てる必要がなくなるケースがあります。スコアが低いと、より大きな Deposit や保証人を求められることがあります。
✅ クレジットスコアを上げる方法
1. 信用情報の確認と誤情報の修正
年に1〜2回は Experian・Equifax・TransUnion などのレポートを無料でチェックし、誤った延滞記録や住所情報のタイポがあればすぐに訂正を依頼しましょう。
2. 支払いの期日厳守
クレジットカードや携帯料金、公共料金など「少額でも延滞なく払っている」という履歴がスコア向上に直結します。
3. クレジット利用率を低く抑える
利用可能枠 (Credit Limit) に対し、25%以下の利用を目標にすると良いです。
4. 不要なクレジット検索を避ける
短期間で複数のローン申請やクレジットチェックを行うと「資金に困っている」と見なされるため、申請は最小限にしましょう。
そもそも、渡英したばかりの方はクレジットヒストリーが無いため、クレジットカードを作ることが難しいかもしれません。どこの銀行のクレジットカードを作ろうとしたか忘れたのですが、最初に申し込みをしたときは審査落ちしました。。。
そんな中、一番最初に審査を通してくれたのは American Express (BA Amex) でした🙏 今でこそ Amex はイギリスの色んなところで使えるようになってきた気がしますが、ヨーロッパでは Visa や Mastercard の方が断然使いやすいです。とはいえ、クレジットヒストリーを育てていくためにも、早めに (渡英後半年ぐらい?) クレジットカードを使い始めると良いと思います。
クレジットカードを作る前でも、クレジットヒストリーを育てる方法があります。それは、家賃の支払いを利用します😎
私自身は存在を知らなかったので利用しなかったのですが、CreditLadder というサービスがあります。このサービスは、家賃の支払いに利用している銀行口座と紐づけることで、自動的に「定期的に漏れなく支払いをしている」という情報を UK の4大信用情報機関 (Experian, Equifax, TransUnion & Crediva) に送ってくれます。それにより、クレジットヒストリーを育てる手助けをしてくれます。
何度も同じ Lender で AIP を取得するのは避けよう (Lloyds Bank)
どのぐらいの Deposit があれば、どれぐらいの金額を借りられるのかが知りたくて、Lloyds Bank で AIP を3パターンぐらいで取得しました。これは Lloyds のみに当てはまるのかもしれませんが、Mortgage Journey を通じて、今どの購入ステップなのかがすぐに分かるようになっています。

私が実際に Mortgage Application を進めたのは、一番最初に取得した AIP からでしたが、Mortgage Journey に表示されるのは、一番最後に取得した AIP でした。そのため、Mortgage Journey 上で資料のアップロードが出来ずに若干面倒になりました。
この原因としては、Lloyds にログインせずに、同じメールアドレスで複数回 AIP を取得したからだと思います。もし私のように複数パターンで AIP を取得したい場合は、別々のメールアドレスで取得すると問題が避けられるのではないかと思います。が、現実的に用意できる Deposit 額を素直に入力して AIP を取得するのが良いと思います。
詐欺師に注意
Mortgage Advisor を語る Scammer (詐欺師) から電話がありました。Viewing の申し込みや Lender 探しの過程で電話番号を入力する機会も多く、どこかの過程で私の番号が漏れたようです。
家探しをしていると電話でのやり取りが増えます。そして知らない番号から電話がかかってくることも多くなります。そこに紛れて Scammer からも電話がかかってくるのです。私の場合は、住宅購入の過程で Scammer から電話があったのは1回だけでしたが、それでも確実に奴らは潜んでいます。
オススメの対策方法としては、電話の後に詳細をメールで送ってもらうようにすることです。実際、Scammer の話がよく分からなかったので内容をメールで送ってもらうよう伝えたのですが、当然のことながらメールは届きませんでした。
また、かかってきた電話番号で検索してみるのも良いです。例えば Who called me というサイトでは、対象の電話番号が Scam に利用されているか、ユーザーの通報をベースに判定してくれます。もちろん 100% 正確ではないかもしれませんが、参考になります。
それ以外には、かかってきた電話番号が誰なのか分かったら (例えば不動産屋さん)、すぐに連絡先に登録することです。そうすることで、後日同じ番号からかかってきたときに、誰からなのかが分かって電話にも出やすくなります。
物件購入は大きなお金が動きます。全てを疑ってかかるぐらいでちょうどいいです。 自分の身は自分で守りましょう💪
次回の不動産屋への Making an Offer (住宅購入意志の通達) に続きます✍
最後までお読み頂きありがとうございました😌
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