散歩中に倒れた義父を救うため、現役介護士がガチで使えるツールを錬成した話
オリジナルヘルプカード(印刷版)を無料配布しています。
全部読むのだるいわってひとは、目次から「これ、無料ダウンロードしていいよ!!」まで飛んでくださいな。
ダウンロードしたら「スキ!」してってくれたら、めっちゃ嬉しいんで、そこんとこ夜露死苦!
「お父さんが散歩中に倒れたよ」
義母から唐突にLINEがきた。
え、ty……
待たんかい義母。どういうことやねん。
LINEで呑気に言うてる場合か。
思わずエセ関西弁でツッコミかけて手を止めた。
落ち着け。
待て。
義母にツッコんでもわたしが怪我するだけだ(10年間の付き合いで得た教訓)
昨日会ったときは元気そうだったけど。
どうした?
ぶわっと嫌な汗が噴き出す。
不健康のカタマリみたいな生活を続けていた義父の体はもうボロボロで、心臓もよくない。
糖尿もあるし、脳の血管がつまりやすくて貧血で倒れたこともあった。
心筋梗塞?
脳出血?
貧血?
バランス崩して転んだだけ?
まさかの認知症!?
「あ、元気なんだけどね」
わたしの不安と焦りと恐怖を踏みつけるような、あっけらかんとした続報が届いた。
さすが義母。
空気を読まなすぎるところが、一周回って大好き(棒読み)
よかったけど、状況はよ。
結局なんで倒れたかわからないままLINEの応酬は続く。
緊迫感はまるでないし、なにひとつ詳細がわからないのに義母からのメッセージは届き続ける。
「隣の人からじゃがいももらってさ、なに食べたい?」
確実にそれ、今じゃなくていいやつだよね?
空気を読まなすぎるところが(n回目)
これだけ呑気なメッセージが届くということは、逼迫した状況ではないのだろう。
だがしかし、命に別状ないとしても、散歩中に倒れるというのは尋常ではない。
なにがあったのか、重ねて義母に問うと一言だけ返ってきた。
「自分がどこだかわかんなくなったらしいよ」
……うちの義母まじで天才か。
哲学的すぎて無理っす。
凡人には理解できないっす。
義母よ……
自分がどこだかわかんないって、認知症なのか?
それとも幽体離脱?
そこんとこはっきりしてほしい。
「いやあ、私もびっくりしたんだわ」
それな。
わかりみが深い。
わたしもびっくりしてんのよ。
わたしたち、同じ気持ちでいるんだね(白目)
後ろからLINEを覗き込んでいた夫が、目に見えて苛ついていく。
貧乏揺すりが増えて、舌打ちがメトロノームみたいに小刻みになっていく。
ガチギレ寸前のときにしかやらない癖を全部出しつくした夫は、めっちゃでかいため息をついてから立ち上がった。
「埒が明かないから実家行ってくるわ」
めっちゃ嫌そうな暗い声。
地を這うレベルだけど、大丈夫?
カタギの人か疑うレベルで人相悪い(元から)
それでも行くんだね。
夫よ、君は勇者だ。
夫は小一時間で帰ってきた。
実家についてすぐ「大丈夫そう」と連絡をくれていたので、落ち着いて帰宅を待てたんだけど。
なにがどうしたん?
「親父、てんかんの発作起こしてたらしい」
既往歴にない病名キターーーーーーーーーーwwwwwww
まさか過ぎて玄関に立ち尽くしたまま、ゲラゲラ笑っていた。
心配しすぎると人間って笑うんだな。
幸いなことに症状としては軽かったそうだ。
一時的な記憶障害と、意識障害だけで済んだのは軽いんだってさ。
認知症だったらどうしようって本気で考えて、金銭的にグループホームは無理だなとか包括支援センターに連絡する?とか、めちゃくそ頭がフル回転したせいでめまいがした。
内服薬である程度、発作をコントロールできるというので一安心。
ただまあ、もう発作が起きない保証はない。
もしかしたら、また散歩中にバタッと倒れて自分の名前が言えなくなるかもしれない。
「親父に迷子カード作ってやってくれないか」
玄関でへたり込んだわたしを起こしながら、夫が言った。
こちとら笑いすぎたのか考えすぎたのか分かんなくて、腰抜けてんのよ。
「迷子カードっていうかヘルプカードみたいなやつね。いーよ」
と言いかけたところでん脳みそになんか引っかかった。
覚えてないけど心当たりがある。
そういうときはnoteだ(外部記憶装置すぎて草)
去年ヘルプカード作ろうとして挫折してたよ!!
この記事を書いたとき、唐突にヘルプカードを作りたくなって、いろんな自治体のカードを調べたっけ。
衝動的に作ったけど、具体的に誰が使うかを想定して作っていなかったから、イマイチ楽しめないまま放置していた。
今でしょ(古い)
大前提として、自治体や福祉団体で作っているヘルプカードは情報量が多い。
・気をつけてほしいこと
・既往歴
・服薬一覧
・顔写真
・受診歴
・連絡先
・本人情報
だるいよね(やめなさい)
なんでもそうだけど、情報量が多くなればなるほど、書くのが面倒になる。
いくら自分のことでも、気をつけてほしいことを言語化するのって難しいよね。
知的障害や精神障害のある方で、統一された関わり方で安心する場合もあるから、もちろん必要な項目だと思うけど、義父には当てはまらない。
義父にとっての不安は2つ。
・発作で記憶障害を起こすとき
・発作で倒れて自分のことを説明できないとき
よっしゃ。
やろか。
ほかならぬ義父の頼みだ。
記載する情報は極限まで削ぎ落とすことにした。
多すぎたら、ヘルプカードを見た人だってなにをどうしていいか分からないかもしれない。
・名前と住所
・緊急連絡先(義母と夫)
・かかりつけ医
・初期救命で必要なこと
かかりつけ医さえ分かれば、すぐ病院に連絡して搬送してもらえる。
最悪、受け入れてもらえなくても、病院間でカルテは共有されるから迅速な処置につなげられる。
救急搬送するほどじゃなかったとしたら、家族が連絡もらって迎えに行けばいい。
夫か義母どっちかは動けるだろう。多分。
なにもないのが一番だけど、持っているだけで最善の対応をしてもらえるなら、持っている価値はあるよね。
表紙はつけとこ。
個人情報を無防備に晒すのは怖いからさ。
2時間半かけてCanvaでつくったサンプルがこちら。

サンプルなので綾瀬のおちゃらけ満載でお届けしてますが、至って真面目だからね!?
ちなみにこれ、A4の用紙を半分に折った大きさ。
それをさらに2回折ってカードサイズにすると、パスケースからは表紙と裏表紙しか見えなくなる(説明が下手)
ただ、足りねえなって気もする。
たとえば、義父は心臓にステントと呼ばれる管が入っている。
心臓マッサージとかMRIのときに注意が必要なやつ。
ほかにもアレルギーでエピペン打って欲しいとか。
糖尿病で血糖値が下がりやすいから、ブドウ糖食べさせて欲しいとか。
人の数だけ対応して欲しいことがあるはず。
ざっくり書ける感じの自由記述欄を増やしたバージョンも作ってみた。

3つに折ったらパスケースに入る大きさ。
自由記述だから好きに書いていいし、書かなくてもいい。
サンプルだからふざけてるんだからね!?
わりとちゃんと真面目に生きてるんだからね!?(それはどうだろう)
これ、無料でダウンロードしていいよ!!
でもお約束して欲しいことがある。
オンライン・オフライン問わず二次配布と自作発言だけ絶対やめて!?
一応命削って作ってるからさ!?


A4縦カラーで印刷して、外枠をチョキチョキ切ってもらうとちょうどよく使えるはず!
自宅にプリンタがなくても、コンビニの印刷アプリを使ってコピー機で印刷できるよ。
スマホのひとは、こんな感じで画像保存してね。
画像をタップ→画像を長押し→画像をダウンロード
表紙の色がはみ出ているのはミスじゃなくて、塗り足しっていう端っこまでちゃんと色をつけてもらうためのやつだから!
上手いこと折って、裏表透明な透明なパスケースに入れたら個人情報が見えないで表紙と裏表紙だけ見えるようになるのでやってみてほしいな。
ちなみに3つ折りのほうを作ってるときに、どこが表紙でどこが裏表紙に配置したらいいか分かんなくて、半泣きでGeminiに聞いたから間違ってないはず。
間違ってたらGeminiのせいだから!!(つらい戦いだった)
それすらめんどいけど、わたしだけのヘルプカードが欲しいわってひとはもう綾瀬にお仕事ください。
入れてほしい内容を送ってくれたら
1枚500円で作ります。
お支払いはnoteのチップでおk。
まずはコメントかDMください。
個人情報教えるのが怖いわってひとは、テンプレートを買って自分で作ってね!
一応文字入りと文字なしの2パターンをテンプレートに入れてあるので、使いやすいように使って欲しい。
基本的には、文字が入っているところを自分の情報に書き換えるだけで、完成するよ。
色変えたいわとか、配置変えたいわっていうのも、好きにやってくれておk。
Canvaのアカウントさえあれば無料会員でも使えるように、無料素材だけで作ってるからね。
あなたの大切なひとと、あなたが安心するための一端になれたら嬉しいです。
使ったよってコメントで教えてくれたらめっちゃ嬉しい。
有料テンプレートはこちら。
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