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空き家再生DIY|昭和の家が令和で生きる道|土壁からの脱却編

こちらの記事は、「空き家再生|父と娘のDIYリフォーム|土壁からの脱却の巻 全7話の総集編」です。

空き家再生DIY|昭和の家が令和で生きる道|フローリングの貼り替え編の続きとなります。


暴走列車、出発進行!


平成初期築だけれど、昭和を代表するような家。
この空き家の縁側に、新しくフローリングを貼り替えたのはつい先日のこと。

ボロボロになっている土壁を板でも貼って、見た目をよくしようと思い、フローリングを壁ぎりぎりまでつけずに貼り始めていた。
その隙間が気になって仕方がなかったのか、父から
「いつ始めるんだ?」
と催促がきた。


まだフローリング貼りが終わって、2日しか経ってないですけど?
せっかちですか?
あぁ、わたしたち似たもの親子でしたね……
と心の声。

「ちょうど今、計算して、答えが出たところ」
と、とりあえずの計画を伝える。

いっしょに現場でサイズなど確認したかったけれど、すぐに退散していったので、計算の見直しをしようと思っていたら、車のクラクションが鳴る。

え?わたしに向けて鳴らしてる?
まさか、もう買い出しに行く気なの?

いやいや、もう4時ですけど。
夕飯の準備したいんですけど。

というか……温泉に行く時間じゃありませんでしたっけ?

玄関から顔を出してみると、父がすでにハンドルを握っている。

慌ててメモを手に取り、着の身着のまま、わたしも車に乗り込む。

さすが、「毎日がにちようび」のおじいさんだわ。
時間を持て余し、何か作業をしないと焼酎を飲むのもためらわれる性分。
(暇だった日ももちろん晩酌してますけどね。)

もう少し、体力の回復をしたかったけれど、すっかりペースを乱されているわたし。
あぁ、このまま壁の完成まで突き抜けていくのね。


1×4材、キミに決めた


土壁をうまく隠して、おしゃれに仕上げるにはどうすればいいか?
1案:エイジング加工の有効ボードを貼る
2案:エイジング加工の化粧べニアを貼る
3案:SPF材の1×4を貼る


まずは、ホームセンターで価格調査。
1案のエイジング加工の有孔ボードは、フローリング材を追加購入したときに、すでに1枚ゲット済み。

使えそうな場所はあるけれど、薄いので、桟をいれたり、工夫が必要。
そして、何よりよいお値段がする……。
買ってきた1枚は、どこかで活用はするけれど、今回は見送り。


2案のエイジング加工の化粧べニアも店頭で手に入る。
ただし、注文になるので、入荷に数日かかる。
有孔ボードよりは安いけれど、やはり薄いので、これだけでは心もとない。
一旦、保留。


3案の1×4材。

なんといっても安価。
厚みがしっかりある。
隙間に薄い板を少しかませるだけで、安定感がある。
のちのち棚をつけたりする時も対応可。
不具合がでたら、1枚だけ貼り替え可能。
そして、何より、サイズ感がぴったり。
計算楽ちん~♪


というわけで、コスパ最強の1×4材、キミに決めた!

ただ、表面にサンダーをかけた方がいいけれど、先日のフローリング貼り替え作業のときに、ストライキを起こされてしまい……そのまま復活の兆しがない。

新しいものを購入したとしても、メンドクサイが勝ってしまう今の心境。

ニスやペンキを塗るって手もあるけれど、どうしようかな~、とイマイチわたしの気力・体力が満ちていなかった。

いろいろなことがストンと腑に落ちて、きっと走り出すタイミングがあるだろうから、設計と見積もりがでたところでちょっと置いておこうと思っていたところだった。

そんなときに、父のクラクションが鳴り、暴走列車に乗せられたのである。


今回は、ホームセンターでカットをしてもらったので、ほぼのこぎり作業のない父が、一番やっかいなコンセントのある壁を担当する。

コンセントをどう処理したらいいのか、頭を悩ませていたら、
「動かせる」
と父が言うので、板を貼ることにしたのだけれど、面倒になったのか、
「コンセントをつぶせばいい」
と買い出しに行く車の中で父が言い出した。

え? いやいや急にどうした。
話が違いますがな……

「コンセント、新しくつけてもらうのは、費用もかかるから、生かす方向でお願いします」
と、ここは、設計&監督のわたしが譲らなかった。

作業の日の朝、父はコンセントを生かす作戦をちゃんとたててきていた。
なるべく、カットを少なくするために位置をずらすらしい。

「うん、それいいね」
と賛同だけして、あとはお任せ。

随所にメンドクサイがにじみでているわたし。

父は、1×4材をかくし釘で打つという。

「え? 黒いビスでよくない?
ワイルドでかっこいいじゃん。
いいアクセントになると思うけどな~」

と言ったけれど、
「品がない」
とのこと。

品がないといえば、もはやサンダーをかけることもペンキを塗ることもスルーして作業に入っている。

それが一番ワイルドな気もする。

傷や不具合といった「THE DIY」な仕上がりになっても、
「新築じゃないんだし、それでOK」
がわたしの決めセリフになってきている。

Take it easy!


全部が当たりだった

わたしは、一番大きな壁と向き合う。

仮置きで並べてみる。
サイズもばっちり。
楽勝だな♪

と思ったのも束の間。

やはり、薄い板を途中にはさまないと、弱い。

誰だよ、下地入れなくても大丈夫っていったのは?
父だよ。

心の中でつぶやきながら、今回はわたしが自分でのこぎりを扱う。

細い板だったので、わたしでも問題なく切れた。

よし、今度こそ大丈夫
と思いきや、はしっこが足りない。

3等分じゃなくて、2等分で切ればよかったかも。

誰だよ、3等分っていったの!
父だよ。

また、心の中でつっこむ。

まあ、ちゃんと確認せずに切っちゃったのはわたしだけどね。

結局、つぎ足すこととなる。

土壁でも、芯が通っているところがあったので、そこに打ち付ければ大丈夫だった。

その場所を当てるのは、ほぼヤマ勘。
外れれば、ぼろぼろと壁が崩れる。
もはや、がけ崩れレベル。

土壁がバラバラ落ちてくると、思わず
「ぎゃっ」
と声がでる。

でも、失敗して穴が空いてもどうせ板で隠すんだし~、とそこは余裕♪

別に外壁に穴があくわけじゃないからね(笑)

そして、最初の1本目を固定しようとしたら、板のゆがみがひどく、なかなかまっすぐ立てられない。

え? どういうこと?

2本目も基準が合わない。

え? 家の柱自体が曲がってる??

また板を入れ替えて3本目。
ようやく安定の兆し。

でも垂直がとれているか心配だったので、上から糸を垂らして確認し、基準となる1本目を取り付けた。

ここまでにかなり神経を使ってしまった。

そして、かくし釘で処理している父に合わせて、とりあえずかくし釘を使ってはみたけれど、壁に棚をつけるときは、結局ビスでとりつけるんだよね?とひらめき、ふっきれたわたしは、黒いビスで打ち付けた。

どやっ、ワイルドでかっこよかろう。

そして、わたしの気持ちもすっきりし始める。

やっぱインパクトドライバーはストレス解消に持ってこいだ(笑)


1枚目の基準が決まると、あとは案外順調に進んだ。

ゆがみのあった板の1本はなんとか施工したけれど、最初に握ってしまい、悪戦苦闘したツワモノは、どうにもできず、翌日、買い直しにいくことになった。

父は、コンセントのある壁を完了させてはいたけれど、間に桟を入れていないので、膨らんでくる……と頭を悩ませていた。

そして、上から仮止めで板をはめていた。
固定しておくらしい。

……骨折じゃあるまいし、それで本当にまっすぐになるの?
という疑問は心の中だけにしといた(笑)

そして、わたしの黒いビスを見ては、
「案外、いい」
とつぶやいていた。

ほらね~とどやりたいところを随分と押さえて控えめに
「でしょう」
と言ってみた(つもり)
隠しきれたかどうかは、不明。


明日は、書院の裏側の施工に入る。

ここは、ゆがみがあるらしく、下がっている側にはコーキングでごまかす手段をとるらしい。

フローリングを貼りながら、密かに感じていた疑問。

家がゆがんでいる?
板がゆがんでいる?
わたしの技術が……?

全部が、当たりだった。
それを確信した日。

新しいものはテンションあがる

作業2日目。

ゆがみがひどくて、使えなかった1×4材の代わりの分を購入するため、朝一番にホームセンターへでかける。

今度は、1枚なので、それはそれはじっくりと見て、まっすぐな1本を選び出す。

今度こそ素直に収まってくださいよ~。


フローリングを貼り替え作業中に、動かなくなってしまったわたしのサンダー。
買いなおしてくれるということで、そちらのコーナーも立ち寄る。
お店のスタッフさんに相談しながら、2つの商品に絞る。

でもこの2つ、お値段が倍ぐらい違うんだよね……。

ん~悩ましい。

結局、わたしでも扱いやすそうな軽いタイプのものを選んだ。
事前にGrokに相談したら、コスパがよい商品ってことで、紹介されていたこともあったし、お値段が安い方でもあったから。

「壊れちゃったら、もう1台買えるお値段だしね。
そう頻繁に出番もないだろうしね」
と言ったら、父、即決。

え? 今日、下見じゃなかったんだ。
まあ、今、作業で使うから、必要だわね。
昨日は使わずにやったけど。

なんだかんだ言って、サンダー掛けは結局粉まみれになるから、あまりやりたくないんだよね……というのがわたしの本音。

コードレスが楽な気もするけれど、パワーも弱まるっていうし、そもそもわたしは使わないだろうと思って。

父にやってもらう魂胆だ。(笑)


とりあえず、使い心地だけは試してみようと、ちょっとだけやってみる。

やっぱりコードがついていると、動きや場所が制限される。
でも、重さは使いやすいと思った。

父は、新しいサンダーが来たので、フローリング貼りをしたあとの仕上げ部分のサンダー掛けをはじめた。
ウッドパテも買ってきたので、凹みや隙間もそれで作業したらしい。


ドンマイ、わたし


わたしは、最後の1枚をとりつけ、最初のミッションだった壁面はカバー完了!

ゆがみがあるにもかかわらず、なんとか設置したあとから、だんだんビス打ちの場所を測るのが面倒になり、目見当。

下の方なんて、下地が細かったので、下地に当たらず、余計な穴をあけてしまったり、下地のビスに当たってしまったりと、残念な穴がちらほら。

あまり近くでみないでね~

って張り紙でもしておこうかって気分。

張り紙したら、逆に目立つから、やめとこう(笑)

うん、見なかったことにしておこう。
ドンマイ、わたし。

作業は悶々としながらも完成


作業3日目。

父の施工したコンセントがちょっと斜めになっていたので、気になり、指摘してみた。

その「ちょっと」が気持ち悪い。

「ちょっとだから、いい」
といいたげな雰囲気だったけれど、黙ってやり直していた。

そして、骨折じゃあるまいしと思っていた添え木の件。
外してみたら、やっぱり膨らんでくる。

だよね~。
ぷぷぷ。

その後、木工ボンドで接着を試みたらしい。
もう1日押さえつけて固定を試みる。

「どうしてもだめなら、棚をつけたり、ブラックボードをつけてしまえば、まっすぐなるんじゃない?」
と実物をあててみせた。

それでよくなるかも!って絶対思ったはずの明るい表情をみせたくせに
「お前が住む家じゃない」
と言い放たれる。

あ、はいはい。
わかりましたよ。
様子をみましょう。

心でつぶやきながら、次の作業工程を確認する。

ここは、高さが歪んでいるので、高さの調整が必要らしい。
父があれやこれやとボンドやパテで底上げをしていた。

逆にわざとでこぼこさせるのも面白いと思うけどな~と思いつつも様子見。

準備ができてから、打ち込みの作業に入る。
でも、「かくし釘で」と注文が入る。

あ~……ガ―ッとやりたかったなぁ……

非常にストレスがたまる……

それでもなんとか打ち終わる。
その後、父が改めてサンダー掛けをしたらしい。

翌日、父が固定をしていた壁を確認すると、あら、無事にできあがった模様。

ボンド効果ありましたね!

でもさ……ボンドでつけたってことは、1枚だけ取り替えってできないってことですよね?

ビスで留めただけだったら、1枚だけの交換も楽ですけどね。

板と板の隙間より、父との方向性の違いによる溝を痛感したわたし。

ガーッとビス打ちできなかったせいか、悶々としている。
でも、縁側はすっかり変身して、気持ちよい空間になった。

窓の外から部屋を眺めても、雰囲気がよい。
細かいところ、見えないからね(笑)

縁側でのひなたぼっこ、最高ですよ。


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空き家再生DIY|昭和の家が令和で生きる道|障子リメイク編



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