【第1章まとめ】壮絶な出産で生存率10%から生還した私が学んだ人生で大切なこと
前回までの連載では、私の活動の原点である、
次女の壮絶出産ストーリーをお届けしてきました。
このあと、【第2章】としてNICU編を書いていく予定ですが、
今回は【番外編】として
この壮絶な出産から
私が学んだことをお話しますね。
▼【第1章】「壮絶な出産」を最初から読みたい方はこちら
よく、「生かされていることに感謝」とか
「一度きりの人生を大切に」
とか言いますよね。
そういう言葉を頭では分かっていたつもりでしたが、
私が本当にその意味を痛感したのが、
この壮絶な出産で命を落としかけた時でした。
まさに、「いま、生きているという奇跡」を
身を持って学んだのです。
病気などで瀕死の体験をしたり、
家族を失ったりしたことがある方は
皆同じような想いになるかと思いますが、
このときの私も、まさか自分が
出産で命のふちに立たされるとは
1ミリも思っていませんでした。
早期胎盤剥離というのは、
文字通り「命がけの出産」でした。
あれから12年以上経ち、
私と同じケースで亡くなった方の
ニュースを見ることもありました。
私も、もし何か一つでも、
0.1秒でも何かが違っていたら…
救急車で信号の一つでも引っかかっていたら…
私も、そのニュースの一人となっていたかもしれません。
今ここでこのお話を書いている私は
存在しなかったということ。
今とは別の世界線で、
ダウン症三女が生まれることもなく、
この活動をする未来もなかったんですよね。
あのとき、一度消えかけた命。
後で「生存率10%」から
生還したという事実を聞いたとき、
あまりの奇跡に身震いしたのを覚えています。
そして、この奇跡的な復活を機に、
「もし、私の命があの時点で終わっていたら…?」
ということをよく考えるようになりました。
当時の私は、特別支援学校の教師になって
7年目を迎えていました。
でも、憧れの教師になったのになぜか
いつも心が満たされず、
「まだ、この人生でやっていないことがある気がする…」
「何かやり切ってない気がする…」
そんなモヤモヤした想いを抱えていたのです。
当時の私は、6歳の長男の子育てで悩んでいて、
ネットで見つけたアドラー心理学の
「勇気づけの子育て」に興味が湧いていました。
でも、当時はオンラインがなく、
学ぼうと思ったら
石川県から東京まで直接通うしかなかったのです。
気になりながらもなかなか一歩が踏み出せず
3年ほど迷っていたのですが、
この壮絶な出産を経たことで、
「やりたいことをやらずに死ねない!」
「一度消えかけた命、ここから先の人生は、もうけもん!」
そんな風に意識が変わったのです。
それまでの私は、
幼い子どもがいる。
地方住みで、都会まで遠い。
お金も時間もかかる。
セミナーに出た経験がない。
そんなふうに、
「やらない理由」ばかりを集めて
自分の本当にやりたいことを後回しにしていたんです。
でも、そのまま何も行動せずに
人生が終わっていたら、
きっと私は激しく後悔していたでしょう。
「そんなことしてたら、人生終わっちゃうよ?
やり切ってる?後悔はない?」
「もういっぺんチャンスをあげるから、
気合入れて、出直しておいで!!」
そんな風に、神様から
背中を押されているんだと
なぜか強烈に思ったんです。
あのとき自分の命が消えかけたことで、
ようやく私の魂の声が聞こえ、
目が覚めたんですよね。
「魂のお役目」というものがあるとすれば、
私はきっと、自分の経験を世に伝えて、
私と同じようなママたちを勇気づけることなんだと思うのです。
もちろん、これはずっと後になって思ったことで、
当時はそんなことを
意識していたわけではありませんでした。
当時の私は、そのお役目をまだ、果たさずに
ぐるぐる、うじうじしていただけ。
だから、一度生まれ変わって、
二度目の人生は、それをやるんだよ。
そう言われているような気がしてならなかったのです。
私はこの時から
「これからは、本当にやりたいことをやる!」
と、心に決めました。
それがきっかけで私の運命の車輪が
少しずつ回り始め、
「本来の自分、魂で生きる自分」に
戻ろうとしていたのだと思います。
この経験があったからこそ、
その後「勇気づけ」に出会い、
今、講師としてママたちに伝えている自分がいます。
渦中にいるときは
辛くてマイナスなことにしか思えなかった
この壮絶な次女の出産。
12年経って改めて振り返ると、
間違いなく、私の人生の大きな転機となっています。

とはいえ、当時の私はまだ「NICUママ」としての生活が始まったばかりで、不安でいっぱいの私。
「本当にやりたいことをやるんだ!」
という気持ちになるのは、もう少し後のことでした。
NICUでの経験も、
私の人生が大きく転換した原点なので、
このときに感じたことや学んだことも
じっくりと綴っていきたいと思います。
次回からは
「命のふちで出会った私たちの物語」
【第2章】NICU編をお届けしますね。
このNICUでの日々が、さらに私の
運命を大きく変えていくことになりました。
▼このお話の続きはこちら
【第2章】「NICUでの日々~心の闇と小さな光~」
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
この体験が、今の私の活動の原点になっています。
私のこれまでの経験や、
子育て・障害児育てについて
感じてきたこと、リアルな日常などを
アメブロでも綴っています。
よかったら、そちらも覗いてみてくださいね。
noteでは、過去にアメブロで発信してきた次女の経験を
今の私のエネルギーで、今だからこそ書ける視点で
再編集して綴っていきます。
▼アメブロ「障害のある子とママが幸せに生きる方法」はこちら
