《エッセイ》企画について語るという企画
noteに記事を書くようになってから、初めて三題噺というものを知った。
「ランダムに決められた三つのお題を使って話を仕上げる?面白そうだけど、自分に企画ものは向いてなさそう」などと距離を置いていたのは最初の一週間くらいで、「意外と対応できる自分」に気づいてからは、複数の企画に参加するようになった。
三題噺ではじめのうち大事にしていたのは、「いかにお題を文章の中に違和感なく溶け込ませるか」である。
パン屋におにぎりがあるような、ローソンにファミチキがあるような、そんな違和感を徹底的に消す。「ああ、これお題のために入れたな」と察知されたら負け。「え、これ三題噺だったの?気づかなかった」と思わせたら勝ち。
ただ、徐々にそんな自分が物足りなくなってきた。
「三題を違和感なく入れ込む文章」を書くことに慣れ、そろそろ次の段階に行きたい、と思った。
ちゃんと面白いだろうか?
オチがあるだろうか?
ただの消化試合ではなく、自分の書きたいと思えるようなテーマを書けているだろうか?
そこまで考え始めると、なかなか筆が進まない。
他に私が参加している企画として「毎週ショートショートnote」がある。
三題噺が日常の延長なら、こちらは海外旅行にも引けをとらぬほどの非日常だ。企画ものとしては最も参加回数が多いはずだが、一向に慣れない。今週もどうすればよいかわからず、今も裏お題に呻吟している。
私のささやかなポリシーとして、自分が参加する企画は、投稿するまで他の作品を読まないことにしているのだが、投稿後に読みに行ってみると、自分が全く思いつかなかった解釈の話がたくさん見つかり、とても、楽しい。
他に最近参加した中では、「100字以内で魅力的な書き出しを書いてみる」という企画が記憶に新しい。
少ない字数で「続きを読みたい」と思わせるには、コンクリートのような衝撃で読者を殴ることが必要だ。衝撃が強すぎれば致命傷になるし、弱すぎれば記憶に残らない。その微妙な加減をしながら書き出しを考えることで、今までにない頭の使い方をすることができた。
最初に距離を置いていたのがウソみたいに、今では色々な企画に楽しんで参加している。
そのうち、企画を考える側になるようなこともあるのだろうか?
そんなことを考えながら、私は今宵も、お題を忍ばせる。
さてーー
今日は、何回勝てただろうか。
今回のお題
・コンクリート
・ファミチキ
・海外旅行
