【アラブ街の謎】チャクラ食器の煮汁とビニール袋直撃の紅茶|シンガポール旅⑩
**めっちゃアラブ**

アラブストリートに降り立ったおじさん3人。
そこでまず出迎えてくれたのは、アラブといえば真っ先に思い浮かぶ、
あの特徴的な丸いドームを冠した巨大な建造物。
圧倒的アラブ感
アラブには一度も行ったことがないけれど、
現地から漂うアラブのライブ感が凄まじい。
あとはランプを擦ってるアラジン的な人さえ出てくれば完璧だったのだが、
現実のアラブストリートにそんな都合よくジャスミンを
探しているヤツなどいるはずもなかった。
*アラブストリートは原宿*
ここはとにかくお土産屋さんが多く、
並んでいる小物や服がどれもこれも実に可愛らしい。
色彩感覚が日本人の脳内データには無い鮮やかさで、
見ていて飽きない。
コースターとかハンカチとか、
おじさんには似合わないオシャ小物を
買えば良かったかなと後から猛烈に後悔している。
事前に誰かが
「日本で言う原宿みたいなところ」と評していたが、
本当にその通りで、タイムラインの若者が
好みそうなハイセンスな店が軒を連ねていた。

訪れたのが昼過ぎという中途半端な時間だったため、
通りはかなり閑散としていた。
だが、ここは夜になると一気に賑やかになるポテンシャルがある。
おじさんにはわかる。

ここでわいわい飲むのも楽しそうだね。
そんなオシャレストリートをすっかり満喫して
ブラブラ歩いていると、どこからともなく
『アイスクリームーー!!』
という、鼓膜を震わせるどでかい咆哮が聞こえてきた。
声がする方向を向くと、トルコアイスの屋台。
そして隣には、熱い砂を使ってじっくり温めるタイプの
トルココーヒーのセットまで鎮座している。
あれ?アラブストリート越してトルコ来ちゃった?
と、ちょっとした瞬間移動をしてしまったが
体力的にもちょうどいいので、
ここで一旦トルコに身を委ねて休憩することにした。
*トルココーヒー*
トルココーヒーという存在自体は、
知識としてなんとなく知っている。
あの砂の中にカップを埋めると、
中からコーヒーがシュワシュワと無限に湧き出てくる感じの、
あの不思議なエンタメだろ?

思ったよりブクブクしなかった。
あれー?
思ったよりブクブクしない。。おとなしい。。
無限に湧き出るコーヒーをイメージしてたんだけどな…。

すっごい味濃い…!
一瞬脳がシャキッとする濃さだが、
それはそれで全然いい。
付け合わせに添えられている
ドライフルーツみたいなやつが甘いので、
交互に口に含むことで見事に中和される。
コーヒーの味もさることながら、
この食器のデザインやばくない?
こんなに目を主張してくる食器初めてなんだけど。
何これチャクラ?
サードアイという割にはいくつも目がありすぎるんだけど
トルココーヒーって
粉ごとカップに入れてるから
底の方に粉が沈殿してるのよ。
その底に残った粉で占いをすることもあるらしく
最後は残すのが普通なんだって。
え?ソレ言ってくれない?
マジで後味最悪で砂漠かと思ったんだけど。
みんなも気を付けて!
*トルコアイス*
シンガポールにまで来て翻弄されるT pic.twitter.com/9tMJgcosAq
— ふぁんかせ@パワーホライズン (@pawahorafunkase) June 17, 2026
舐めとんのか
マジでトルコアイスの
このエンタメ分からないんだよなー。
渡すと見せかけてヘラでヒョイッと取り上げるあのエンタメ。
こっちはヘラヘラするしかないんだよ。
しかもこっちはおじさんだよ?事故だよこんなの。
あと終わりも分からんしオチも分からん。
世界で誰が幸せになるの?

でもねっとり濃厚でおいしかったみたいです。
ならチャラだね!
*テ・タリ*

P『俺、ミルクティー飲みたい』
お、Pリーダー!エンジンかかったみたいですね!
なんでも近くにテ・タリという
紅茶とコンデンスミルクを混ぜ合わせた甘いミルクティーがあるらしい
それを混ぜ合わせるために高いところから
ジャボジャボとアクロバティックに注ぐのを見るのも一興なんだそうな。
なにそれ面白そうということで早速向かう。

おぉ!
看板からもにじみ出るこの躍動感。
塩を自分の肘でワンクッション置いてファサァまぶす、
ソルトベイとはまた毛色の違う職人技ですね。
お目当てのものを注文し、Pがカメラを店員にロックオン。
店員さんも手慣れた様子で、天空から紅茶を美しく注ぎ落とす。
心なしか、店員さんも「撮られてるな」とニヤついている。
そうして完璧なパフォーマンスを経て出来上がったのがこちら!

…ビニールに、直!
一気にアジアのローカル感がカンスト。
それはそれとしてあの天空から注ぐ動画はさぞかし映えていることだろう。Pに動画どんな感じ?って聞いてみた。
P『いや撮ってないけど』
…なんで???
カメラ構えてたじゃん。
ベスポジ陣取ってたじゃん。
お前が目の前でスマホを掲げていたから、
こちらは画角が遮られてパフォーマンスがあんまり見えなかったんだぞ?「お前が撮った動画を後で見せてもらえばいいや」
と思って譲ったんだぞ??
なかなか現代の科学では理解しがたいミステリーを経験したものの、
この脳が溶けるほど甘いテ・タリの糖分が、
3人のおじさんの険悪になりかけた空気を
優しく取り持ってくれたのだった。
**サテの始まり**
アラブストリート(およびトルコ)を堪能した3人は
いよいよ2日目の夜のメインディッシュ、
現地風の串焼き「サテ」を爆食いすべく、
一旦オーチャード方面へと戻ることにした。
サテとはインドネシアやマレーシアなど東南アジア諸国で広く愛されている、現地風の串焼き料理(アジアン焼き鳥)のことです。日本の焼き鳥に似ていますが、スパイスで下味をつけ、甘いピーナッツソースをつけて食べるのが大きな特徴です。
要は美味いアジアン串焼き。
これを何十本と大量に注文し、
キンキンに冷えたビールでガバガバと流し込む。
サラリーマンがこの世で最も「出来上がる」ことができる
至高の食べ物である。
日付的には金曜日の夜、いわゆる華金。
仕事帰りの現地民で溢れかえること請け合いだが、
その熱気と混沌とした雰囲気も含めて楽しんでこその
『サテ道』である。

タクシーを飛ばして、お目当ての巨大ホーカーズに到着!
ここ、屋台の密集度と熱気がとにかく凄まじいんだわ。


中に入ると、まるでどでかいショッピングモール。
なのに、右を向いても左を向いても、視界に入るのは人、人、人……。
平日の昼間の街には全然人がいなかったのに、
さすがは世界の金融街の華金。
一体どこに隠れていたんだというレベルで、
仕事終わりとおぼしき人々がどこからともなく無限に湧き出てきている。

外のサテ専用ストリートはこんな感じ。
煙がモウモウと立ち込める中、現地の人も観光客も入り混じって
野生剥き出しでサテを喰らっている。
超高層ビル群がそびえ立つ近代的な足元で、
こんなバイブス全開の剥き出しの屋台街が
平然と営業しているのが本当に不思議だ。
東京で言うなら、丸の内や銀座の大手町ビルディングの真下で、
みんなが汗だくで焼き鳥を貪っているようなもの。
感覚のギャップが凄すぎて脳が追いつかない。
「いや〜、文化の違いって面白いねぇ!」などと
異国情緒のカオスをニヤニヤしながら練り歩いていた、その時。
ふと、重大な事実に気がつく。
……席、一席も無くね……?
**次回予告**
華金の熱気、モウモウと立ち込める煙、
そして目の前を運ばれていく美味そうなサテの群れ。
完璧な夜が始まるはずだった。
……「座る席がどこにもない」という絶望に気づくまでは。
次回、シンガポール旅第11話。
押し寄せる人の波。
牙を剥く華金のラオパサ。
空腹のアラフォーおじさん3人は、
無事にサテとビールにありつくことができるのか!?
そして、夜は更け、
今旅最大の鬼門『海外クラブ潜入大作戦』の火蓋が切って落とされる……!
おじさん達のシンガポールの夜は、
ここから制御不能のクレイジーゾーンへ。
次回の記事
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