見出し画像

ディック・フランシス『度胸 ハヤカワ・ミステリ文庫』菊池光訳 早川書房 1976年7月刊 320ページ  Lester Young (1909.8.27-1959.3.15) "It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)" (1953.12.10)  日記 2016年4月8日 身をばかつ小塩の山と思ひつゝいかにさだめて人の入りけん 新古今和歌集 1629

日記
2016年4月8日
午前1時40分起床
室温18.3度 湿度72%

Lester Young (1909.8.27-1959.3.15)
"It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)" (1953.12.10)
https://www.youtube.com/watch?v=JZz1EvbjfYQ

Lester Young And His Orchestra
It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing) (1980)
https://www.discogs.com/ja/release/6523772

https://www.discogs.com/ja/release/6523772

Tenor Saxophone - Lester Young
Trumpet - Jesse Drakes
Piano - Gildo Mahones
Bass - John Ore
Drums - Connie Kay
Recorded December 10, 1953

レスター・ヤングの名前は、
ジャズを聴き始めた高校生の頃(1970-72)から
知っていますけど、
レコードを買ったことはありません。
この演奏は
https://en.wikipedia.org/wiki/It_Don't_Mean_a_Thing_(If_It_Ain't_Got_That_Swing) 
で知り、
ユーチューブで初めて聴きました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/スイングしなけりゃ意味ないね


https://www.iwanami.co.jp/book/b259617.html

身をばかつ小塩(をしほ)の山と思ひつゝいかにさだめて人の入(い)りけん
 能宣朝臣
 返し
新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1629
「身を捨てながら、一方では今も捨てたわが身を惜しいとお思いのようですが、いったいどちらにどう心を決めてあなたはこの小塩山におはいりになったなったのでしょう。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.476
読人しらず
「世中(よのなか)をそむきにとては来(こ)しかどもなほ憂きことは大原の里」
への返歌。
小塩の山 大原野の名所。「惜し」に掛ける。
世間もここも所詮は同じかとでも言いたげな心弱い挨拶に対し、
それはむつかしい問題には違いないが、遁世するからには
それだけの決意があったはずだ。それなのにと咎めたのであろう。
「山辺」に寄せる。

大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ 921-991)
平安時代中期の貴族・歌人。
伊勢神宮祭主。後撰集撰者。
拾遺集初出。勅撰入集百二十首。
隠岐での後鳥羽院による
『時代不同歌合』では祝部成仲(はふりべのなりなか)と番えられている。小倉百人一首 49
「みかきもり衛士のたく火の夜はもえ昼はきえつつ物をこそ思へ」 http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/yosinobu.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/大中臣能宣

2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ投稿し始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26


初版表紙カバー 1976.7

Dick Francis (1920.10.31-2010.2.14)
ディック・フランシス
『度胸
 ハヤカワ・ミステリ文庫』
菊池光訳
橋本邦治解説
早川書房 1976年7月刊
320ページ
1979年6月16日購入
東京都世田谷区下高井戸
三思堂(古書)150円
http://www.amazon.co.jp/dp/4150707057/

https://www.amazon.co.jp/dp/4150707057/

Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KVA41J0

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-9870016952
「〔競馬シリーズ〕
アート・マシューズはイギリスでも有数の競馬騎手だった。
その彼が自殺した。それも競馬場の下見所の中央、観衆の面前で。
半狂乱に陥り、おちぶれ、あるいは
死んでゆく騎手たち――彼らを恐怖のどん底に追いやる。
アメリカ探偵作家クラブ賞受賞」

試し読み
https://x.gd/oO67I
https://bookwalker.jp/de95c89139-1b4b-40a0-95e3-fb5ed905088e/

英国で
1964年に発表された
第2作
Nerve (1964)

日本で
「競馬シリーズ」
四冊目として刊行された
『度胸
ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1055』
1968.10
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DFVHN89V
の文庫化。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0DFVHN89V

アマゾンに掲載されている
ハヤカワ・ミステリ文庫書影は、
改版時に変更された写真を使用した
表紙カバーですが、私の持っている
初版は山野辺進による絵です。

山野辺進 Home Page
https://susumu-yamanobe.jimdofree.com/

https://susumu-yamanobe.jimdofree.com/

ディック・フランシスは
1920年生まれで、
1957年まで騎手として活躍。
2010年2月14日、逝去。
享年89。
https://en.wikipedia.org/wiki/Dick_Francis

https://ja.wikipedia.org/wiki/ディック・フランシス

第2作
『度胸』の
主人公は障害競馬騎手、
ロッブ(ロバート)・フィン(26歳)。
世界的に有名な
オーボエ奏者の父と
ピアニストの母の息子です。

https://x.gd/oO67I
https://x.gd/oO67I

「母は、毎朝ピアノに向かって、新しいコンチェルトの練習をした。
毎朝正確に七時に始め、コーヒーを飲む短時間の休憩をはさんで
十二時半まで続ける。私は、生まれてこのかた無数に経験したように、
指ならしの半音と手首をやわらげるためのアルベッジオで目をさまし
ベッドにのんびりと横たわったまま、母が不協和な近代音楽の楽句を
一つづつ取り上げて、完全に覚えたと満足でき、音が思い通りの順序で
流れるまで各楽節を何度も何度も繰り返すのを聞いていた。

私はその姿を正確に頭の中に描き出すことができる。カシミアの
スエターとスキー・パンツを着て特別製の腰掛に背筋を伸ばして坐り、
音以上のものをピアノから聞き取ろうとするかのように首を前に
突き出している。曲の真髄を探っている。そういう時は絶対に邪魔を
してはならない。曲の本質を、作曲者の究極的意図を探っているのだ。
それをはっきりと胸の中でつかむと、今度は自分の解釈による装いを
つけ始め、完成された概念が鮮明な光を放って現出するまで、
音調と情調の対照を鋭く磨き上げる。

母は、子供の頃の私にとって慰安を求める対象ではなかったし、
大人となった今の私にさして愛情にみちた関心を示さないが、
自分自身の行ないによって、人間として大切にし尊敬すべき数多くの
資質を現実に見せてくれた。
例えば、専門家気質(プロフェッショナリズム)である。
目的に対する単純、強固な意志がある。
たんに努力することによってより高度なものに到達しうる時、
低い水準における満足感を拒否する。

彼女が母としての役割を拒絶したがゆえに、私は若くして徹底的な
自主独立の精神を身につけた。そして、聴衆の面前における栄光のかげの
骨身を削る努力を見ているがゆえに、自らの努力なくして人生の果実を
期待してはならないことを知りつつ成人した。
母親として息子にこれ以上の教えを与えることができるだろうか?」
p.102

「[ジョアンナと]二人で、
フレンチ・ドレッシングのかかったアヴォカド、
ビーフストロガノフとほうれんそう、
クリームのかかったいちご、
きのことベーコンとすももの口直しを食べた。
長いあいだ鳥の餌のような食事を続けてきた私にとっては
たいへんな美食であった。」
p.60

何度読み直したのか憶えていない。
傑作だな〜。

!注意!
私の持っている文庫本『度胸』の
巻末解説はひどいネタバレなので、
絶対に解説を先に読まないでください。
現行文庫本では改善されていると
いいのですが。

『池澤夏樹、文学全集を編む』
河出書房新社 2017.9
https://www.amazon.co.jp/dp/4309026087

p.151
「『世界文学全集』の巻立て作成の際の初期参考資料」
には、
ディック・フランシス
『度胸』[第2作 1964]
が記載されていて、
『度胸』が大好きな私は嬉しかったです。

読書メーター
ディック・フランシスの本棚
登録冊数46冊
発表年順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091211

https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091211
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091211
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091211

https://note.com/fe1955/n/ndcfbe73ea636

ディック・フランシス(1932.4.26-2018.11.7)
『度胸
 ハヤカワ・ミステリ文庫』
菊池光訳
早川書房 1976.7
『大穴 』1976.4
『飛越 』1976.9
山本一生
「D・フランシスの究極のミステリー」
『書斎の競馬学 』
平凡社新書 2008.12
https://note.com/fe1955/n/na6b78450f7c1

ディック・フランシス(1932.4.26-2018.11.7)
『転倒
 ハヤカワ・ミステリ文庫』
菊池光訳
早川書房 1979.9
『ブリット』1968
監督 ピーター・イェーツ
出演 スティーブ・マックイーン
冷凍食品
https://note.com/fe1955/n/n097b5d7d82e5

ディック・フランシス(1932.4.26-2018.11.7)
『横断
 ハヤカワ・ノヴェルズ』
菊池光訳
早川書房 1989.11
コナン・ドイル(1859.5.22-1930.7.7)
『回想のシャーロック・ホームズ 新訳版
 創元推理文庫』
深町眞理子訳
東京創元社 2010.7
小池滋先生(1931.7.15- 2023.4.13)
小野二郎先生(1929.8.18-1982.4.26)
https://note.com/fe1955/n/n704a9c240bcb

古内一絵(1966- )
『キネマトグラフィカ』
東京創元社 2018.4
ディック・フランシス
『標的
 ハヤカワ・ミステリ文庫』
菊池光訳
早川書房 1996.9
コテージパイとシェパーズパイ
https://note.com/fe1955/n/n9559f73b6968

ディック・フランシス(1920.10.31-2010.2.14)
『再起
 ハヤカワ・ノヴェルズ』
北野寿美枝訳
早川書房 2006年12月刊
https://note.com/fe1955/n/n6aa5340cbe90

ディック・フランシス
フェリックス フランシス
『祝宴
 ハヤカワノヴェルズ』
北野寿美枝訳
早川書房 2007年12月刊
https://note.com/fe1955/n/n8ac940332b93

https://note.com/fe1955/n/n4d771599eaf5

https://note.com/fe1955/n/n05005444d0d8

https://note.com/fe1955/n/n66d02cacdb4c


https://www.amazon.co.jp/dp/416792370X

フェリックス・フランシス(1953- )
『覚悟
 文春文庫』
加賀山卓朗訳
文藝春秋 2025年5月8日発売
https://www.amazon.co.jp/dp/416792370X

「伝説の名シリーズ、復活。
英国スリラーの誇り高き正統。
ミステリー史に残るヒーローとともに
〈新・競馬シリーズ〉の幕が開く。
落馬事故で左手を失った元騎手シッド・ハレー。
その不屈の意志で競馬界最高の調査員として
名を馳せた彼は、6年前に命がけの仕事から引退し、
現在は妻子とともに平穏な生活を送っていた。
だが競馬界の重鎮スチュアート卿から不正の疑惑のある
レースが頻発しているという相談を受ける。
調査依頼を固辞したハレーだったが、翌朝、卿は変死を遂げた。
自分は依頼を断るべきではなかったのか――?
スチュワート卿の遺志を継ぎ、ハレーは卑劣な敵のひそむ闇に
敢然と踏む込んでゆく。だが調査を阻止しようとする
敵の魔手は彼の身辺に及ぶ……。
名作『大穴』『利腕』『敵手』『再起』
に登場した名キャラクター、シッド・ハレー登場。
英国スリラーを代表する伝説の名作、
〈競馬シリーズ〉。日本でも著名人や作家はじめ
多くの読者に愛された
ディック・フランシスの名シリーズが、
長らく執筆の協力を務めてきた
フェリックス・フランシスの手でよみがえる。
〈新・競馬シリーズ〉、ここに始動。」

日記
2016年6月

2016年6月14日
https://note.com/fe1955/n/ncf876df01605

2016年6月26日
https://note.com/fe1955/n/n1235406c81e0



いいなと思ったら応援しよう!