蒲田駅地下道 完成【7月12日 今日は何の日】(蒲田東特別出張所) #379
※本記事は
Otapedia 公式note(https://note.com/fine_rat5784)のみで
公開しています。
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関東大震災後の蒲田
関東大震災後
移住者の増加により
蒲田駅周辺の開発が進み、
鉄道利用者も増加した。
女塚踏切(池上踏切)
駅北側にある
女塚踏切(池上踏切)は、
長時間閉まったままとなることも多く、
「開かずの踏切」
と呼ばれるようになった。
蒲田駅西口設置
1922年 (大正11年) 7月2日
西口が設置された。
蒲田駅の東西を結ぶ地下道の必要性
西口駅舎が設置された後も、
女塚踏切による
交通の不便は解消されなかった。
踏切の待ち時間は
長い時は20分に及ぶこともあり、
自動車や自転車の増加によって
通学する子どもたちに
とても危険な場所となっていた。
地下道設置への動き
1925年 (大正14年) 7月9日
蒲田町議会の
菊地政雄議員が提案者となり
『現在の女塚踏切を中心として
適当なる地点を相し、
地下道を建設すべく、
鉄道省へ陳情する』
同9月1日陳情書を提出した。
その後10数回にわたり
陳情を行ったが、
実現には至らなかった。
同9月21日の蒲田町会において
町長小島富次郎氏より
「女塚踏切地下道速成方陳情の件」
を議案として提出、
満場一致で可決される。
その後も数回にわたって
陳情を行った。
蒲田駅地下道設置
蒲田町議会の
地道な活動により、
1930年 (昭和5年) 1月
工費28,400円で
工事が開始された。
同年7月12日
木会小源次氏が
祝賀会委員長となって
蒲田駅の東西を結ぶ
地下道の開通式を
華々しく行った。
翌13日午前10:00
町民を対象とした
開通式が行われ、
一般に通行できるようになった。
同踏切番を10余年も務めた
金子■■(42)さんは
近く表彰されることになった。
※新聞の一部が判読できず、
氏名の一部は未確認。
現在の蒲田駅地下道
完成より96年が経過し、
老朽化が進んでいる。
駅の東西を結ぶ自由通路の新設計画
2022年 (令和4年) 12月
大田区は
蒲田駅周辺の
再開発事業の一環として、
JR「蒲田駅」の
東西を結ぶ自由通路を
新設する方針を決めた。
この再開発事業は、
蒲田駅地下道の老朽化への
対応を図るとともに、
新空港線(蒲蒲線)計画と
一体的に進められている。

出典:「蒲田都市づくり推進会議」大田区役所
おわりに
私たちの生活は
先人たちの努力によって
成り立っている。
Otapediaは、
踏切看守を務めた
金子某氏を
「大田区無名の偉人」
として
鉄道省へ陳情を行った
蒲田町会を
「大田区無名の組織・集団」
として
蒲田駅地下道が設置された
7月12日を
「大田区記憶の日」
として記録します。
Otapediaは、
大田区の記憶を
未来へ遺すという
理念のもとに活動しています。
私たちは、
その“名を失いかけたものたち”に、
もう一度まなざしを向け、
記憶の岸辺に呼び戻す営みです。
人々の活動や風景、
残された痕跡は姿を消しても、
地域に刻まれた軌跡を
未来へと伝えていきます。
記事内で使用している
独自の顕彰は、
「Otapedia独自の呼称」であり
「大田区公式の認定ではありません」。

出典
1.『蒲田町史』274p
2.『蒲田警察署五十年史』
3.『朝日新聞縮刷版』昭和5年7月13日
JR・東急蒲田駅前拠点の施設整備(大田区役所)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/machizukuri/ekishuuhen/kamata/kamatagranddesignkaitei/kamatasyuhen_senmon/senmonbukai10.files/10_03_04_7-8shou.pdf
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