エッセイ|SNSの「キラキラ」に、心が少しだけ削られる夜。
こんにちは、ナツです。
いつもいみてくださってありがとうございます。
夜、ようやく子供が寝静まり、自分を労うための一杯の温かい飲み物。
そんな休息の時間に、ついスマホを手に取ってしまうのが今の私の癖です。
指一本で流れてくるのは、どこかの誰かの「完璧な日常」。
窓から差し込む柔らかな光、モデルルームのように片付いた部屋、体に良さそうな彩り豊かな手作りおやつ、在宅で月50万稼いだ「ただの主婦」。
添えられた言葉はいつも前向きで、輝いています。
それを見ているうちに、ふと自分の周りに視線を戻して、ため息が漏れます。
脱ぎっぱなしの靴下、食べこぼしがこびりついたテーブル、山積みの洗濯物。
「私は今日、何をしていたんだろう」
そんな思いが、じわじわと胸に広がっていくのです。
画面の中のママは、あんなに美しく、丁寧に暮らしを楽しんでいるのに。
私はといえば、一日中追いかけ回して、怒って、結局何も終わっていない気がする。
見知らぬ誰かの「幸せの形」が、いつの間にか自分を採点する「正解」に変わって、自分にバツをつけてしまう夜。
でもね、最近ようやく自分に言い聞かせられるようになりました。
SNSに流れてくるのは、その人の人生の「最高の1秒」を切り取った、展示会のようなもの。
その裏側には、きっと映っていないカオスや、見せていない涙が必ずあるはずです。
キラキラしたおやつは作れなかったけれど、今日一日、子供を笑わせた。
部屋は片付いていないけれど、家族が安心して眠れる場所を守った。
それだけで、私たちはもう、十分に合格点なのだと思います。
誰かの正解を生きる必要はありません。
私たちの「幸せ」は、誰かの投稿の中ではなく、目の前の少し散らかった日常の中に、ちゃんと隠れているはずだから。
忙しいと、
「好きなこと」ってどこかに隠れちゃう。
でもきっと、
なくなったわけじゃない。
少しだけ思い出せたら、
それで今日は十分。
このアカウントでは日々の暮らしの中で見つけた、 ちょっと笑ったこと、
少し考えたこと、ふと心に残ったことを書いています。
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