2026年の株式市場の上昇は“完全に企業収益が牽引”とJPMorganのStephen Parker
CNBC のインタビューで、JPMorgan Asset Management の Stephen Parker は、今年の株式市場の上昇(rally)は「ほぼすべてが 企業収益(earnings)によって説明できる」と強調した。つまり、投資家心理や金融政策ではなく、実際の利益成長が株価を押し上げているという分析だ。
Parker は、S&P500 の上昇要因を分解すると、バリュエーション(PER)の拡大ではなく、企業の利益見通しの上方修正が中心であると説明。特にテクノロジー、通信、ヘルスケアなどのセクターで、予想を上回る利益成長が続いていることが市場全体を押し上げていると述べた。
また、投資家が懸念していた「景気後退(recession)リスク」が後退し、企業の売上・利益が底堅く推移している点も、株価上昇の背景にあると指摘。Parker は「市場は“実体のある成長”を買っている」と述べ、今回のラリーは投機的ではなく、ファンダメンタルズに裏付けられた上昇だと評価した。
さらに、金利環境についても言及。FRB が利下げに慎重な姿勢を維持しているにもかかわらず、企業収益が強いため、株式市場は金利の逆風を吸収できていると説明した。特に大型テック企業は高金利環境でも利益率を維持しており、これが市場の安定性を高めているという。
Parker は、今後の市場見通しについても比較的ポジティブで、企業収益が引き続き堅調である限り、株価は持続的に上昇する余地があると述べた。ただし、バリュエーションが一部で高水準にあるため、今後の上昇には“利益のさらなる成長”が不可欠だと警告した。
最後に、投資家へのアドバイスとして、短期的な市場ノイズよりも、利益成長が続くセクターや企業に注目すべきと強調。特にAI関連投資、クラウド、医療テクノロジーなど、構造的成長が見込める分野が引き続き有望だと述べた。
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