['25 コンサドーレ] vs.ブラウブリッツ秋田 〜結果を出すためには〜
2025明治安田J2リーグは第26節。
前節はアウェイ長崎で上位との対決を落とした札幌。直後に岩政監督の解任と、U-18の監督を務めていた柴田慎吾氏がトップチーム監督に就任。昇格に向けては一つでも負ければ可能性がグッと下がり、中位フィニッシュが現実的になる中で新生コンサドーレとして勝利は必須である。攻撃的サッカーと銘打って挑む初陣でどんなサッカーを見せてくれるか。
一方、リーグ戦3戦負けなし、上位磐田に4得点など調子が上がってきている秋田。着実にポイントを重ねて順位も降格圏周辺からジャンプアップ。ホーム開幕戦で敗戦を喫した相手に対して、アウェイでリベンジなるか。
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試合概要・スタメン

結果は0-2でアウェイ秋田の快勝。
前半から良い守備と鋭いカウンターを発動し続け、前半のうちにリードを持った秋田は後半にも追加点を奪い逃げ切りに成功。2試合連続のクリーンシート達成。秋田一体魂。
新監督の初陣となった札幌は前半から消化するだけの時間が続き、手応えのない展開となった。後半になってチャンスが出てくるも決めきれず。前半戦では圧倒した相手にまさかの完敗となった。これで昇格への道はさらに修羅の道となる(フロントの意思は昇格を今季の目標としている)。

札幌は前節から3枚替え。
前節負傷交代の宮・高嶺は出場せず、大崎・荒野がそこを埋め合わせるような形で出場。もう一枚は青木が復帰。ベース的には岩政サッカーでの3バックへの回帰を継続。
秋田は前節から1枚替え。
トップの一角であった梅木に代えて鈴木翔大。それ以外の変更はなしで、ここまでの好調さを継続するメンバーで挑んだ。
停滞感

秋田のゲームプラン的にも、札幌の志向するスタイル的にも、札幌保持の時間が圧倒的に長かったゲーム。札幌保持時を見てみる。
札幌はミシャ式とやらを復活させる。
3バックから左WB青木が降りてきて4枚の入り口(右は高尾がSB化)。CHは大崎が下り目で荒野とはタテ関係になっていた。
守る秋田はベースの4-4-2でミドルブロックを組んでいる。前からHigh-pressingに出るわけではなく、ある程度構えながらボールの動きを観察し、出るタイミングを伺う。pressingに出ないで構えることで、2トップが背中で札幌の2CHを消している。全体的にはかなりコンパクトで一体感がある、、、秋田一体魂。

札幌は秋田のブロックに対して、横パスを使いながら揺さぶりたい様子。
左への揺さぶりでは、降りてきている青木がサイドで受けることになるが、青木は後ろ向きでボールを受けることがほとんどで、秋田のSH吉岡のpressingをもろに受けることになる。
この際、同サイドのチェックや大崎もマークにつかれているので、ボールホルダーとなる青木の選択はバックパスしかなくなる。秋田の同サイド圧縮に対して、同サイドで持つことしかできず結局CBに戻して同じように外回しのポゼッションが続く。

右への展開でも同様。
秋田はボールホルダーの高尾or原に対して、SH佐藤がpressingをかけつつ(原なら左SB才藤)、インサイドではシャドーの白井を捕まえたりで同じようにマークを決める。札幌の左サイドでの展開でもそうだったように、秋田は非ボールサイドのFWがスライドして札幌のアンカーを捕まえていた。ここでも継続して2トップが相手のCHを見続ける。
札幌の降りてくるシャドーに対しても、秋田のCHが対応することが左右どちらのサイドでも決まっていて、1,2列目で守備を完結させているようだった。これで最終ラインの仕事をなくすことで、札幌のFWなど大型のターゲットに対処できるようになる。
キーになっていたのはpressingの出方と2トップの帰陣や守備意識だっただろう。
元は2トップはpressingに出て相手のCBをケア(守備時に担当)する。となれば、相手のCHについては自CHで対応することになる。もしこの従来の守備の形でいくと、相手の降りてくるシャドーを捕まえるのは誰なのか?ライン間でフリーで浮かれてタテパスを刺され放題。という中で、守備の担当エリア(人)を一個づつ下げることでうまくマーク管理ができる。そのためのpressingをかけずに構える形+ミドルブロックの選択だった。
一方、ボールを持つ札幌はブロックに対してタテパスが入らず外回しのポゼッション。しかも、構造的に秋田は大外のところでpressing強度を高めてくるので、札幌はサイドにパスすることはハメパスを出しているだけなのである。タテパスを入れることができず外回しになるが、それは相手に守りやすさを提供しているプレーである。
タテパスを入れることができないのは、タテパスの受け手になるシャドーが捕まっているからである。秋田のCHがここのマークを担当しており、そのマークに捕まるように降りてくるので、ボールホルダーであるCBからすれば「マークにつかれているから出せねーわ…」みたいな状況になる。
かといって、アマドゥにロングを入れると構造上"余裕のある"CBに対応されるので、そこで収まる可能性を見込めない。というか、ミシャサッカー的なサッカーを志向している中で、ロング一本でFWに当てるような形は思わしくないだろう。足元で繋いでチャカチャカ(イジリではありません)して敵陣に入っていく形を目指している上で、タテ方向のロングは使いたくないだろう(対角線上のロング=サイドチェンジは使える)。
足元ばかりに執着して、ウラへの動きもあったけど活かせない…みたいな流れになる。白井を走らせてウラ返しても良いのでは?相手のラインの高さをアシストしている=コンパクトさをアシスト=パス回しで相手の守備網に引っ掛かる。
という感じで、札幌のボールの動かし方に対して秋田は思い通りの守備を敢行し、安定している印象で出足もかなり良い。
札幌としては、ボールを動かす中でアタックのきっかけとなるようなタテパスを入れたいが、そういうパスを出せない+引き出せない。スペースを見つけて攻めたいという指揮官の思いとは裏腹に、プレイヤーの動きは停滞し攻撃さえもままならない。守備的な相手のプランにハマり"持たされている"。


ハーフくらいまで押し込んだ先でも停滞感は続く。
秋田はここくらいまでボールが来ると、ミドルブロックからローブロックに切り替えて自陣のスペースを消しながら守る。
ここでも2トップは背中で札幌の2CHを消しながら、pressingに出るタイミングを伺う。中盤も降りてくるシャドーを随時捕まえながらタテパスの受け手に自由を与えない。
2枚目の図のように、札幌のシャドーが足元でしか受けない+WBが低い位置でビルドサポートしているなら、SH吉岡を一個前に上げてpressingさせてSB村松をWBに当てる形もあった。この形でpressingに出つつマークも管理できているので、横パスの選択を迫ることもできる。
札幌はこういう状況になった時に、秋田のSBが前に出ているならその背後を突くとかそういう狙いがあっても良かったと思う。チャンスを作れない・深い位置まで入れない、という展開でそのチャンスがあったのにそこに気づけなかったのかなと。ウラへの狙いを出すタイミングがなあ。

右に移っても同じよう。ビルドの時も押し込んだ時も左右同じ状態で、守る秋田からするとかなり守りやすい。やることを一貫させれば良いだけであるから。
高尾が持てば、SH佐藤がpressingをかけて、CH,シャドーに対してはマークや遮断でパスを通させない。そして、度々出てきた相手FWに対しての数的優位での守りも見られる。セット時も切り替え時も数的不利で守ることがないようにしている印象で、個で上回られてしまうと見込まれるなら枚数=組織で対抗する。
札幌の右サイドでは、仕掛ける能力のある原が低い位置でボールを受ける回数が多くあった。せっかく、仕掛けられるプレイヤーがいるのに低い位置で持ってポゼッションに参加するだけなんてもったいない。もっと高い位置で受けて仕掛けまくれば良いと思うが。
左の青木にも言えることだが、両WBが常に低い位置を取っていたことで、秋田の守備を破るような形がなかったしpressingを受けやすくなっていた(守備の狙い目になってしまっていた)。アタックやより深い位置に押し込むきっかけになり得るサイドの仕掛けというものを活かしきれていない。シャドーが降りてきているなら、WBはウラを取るなど、サイドの高低差やポジショニングのバランスを取れば攻撃も活性化するはず。そこのアプローチはこれから増やさないといけない。
全体的に相手の1,2列目の前でしか動いていないので、アタックに直結するようなアクションではない。=相手の視野の中でしか動いていない、ボールもそこでしか動いていない。ウラに出すなどすれば相手の目線も変わってくるが…その回数も少ない。
逆襲

守りに重心を置いていた秋田だったが、攻撃のフェーズはカウンターが主。
自陣で奪えば、左SH佐藤を中心に素早いドリブルで敵陣に侵入し、併せて2トップと逆SHがスプリントをかけて攻撃枚数を増やす。ここでの迷いのないタテ方向の矢印の強さと、「走ることへの愛」が全面に押し出されていた印象。
前半序盤から幾度となくカウンターの場面がやってきては、枚数をかけて迫力のある攻撃になっていた。チャンスも結構あり、あと少しで得点というところまで迫っていた。期待値的にも秋田が序盤から高めていた(下の表を見ても札幌は全く上振れない期待値…展開通りである)。
秋田としては、カウンターで押し込んで得点を取るのが第一目標であると同時に、シュートで終われなくても深い位置でのスローインやCKを獲得できれば良い。個で差がある相手に対してセットプレーはその差を埋め得るチャンスである。オープンプレーで得点を取れなくても、持ち前のロングスローや事故の起きやすいセットプレーでの得点も狙える。
敵陣でセットプレーを獲得すれば、押し込む時間も増加するし奪われた後の切り替えで再回収できる可能性も高まる(秋田はどこの切り替えも素早い)。このゲーム(特に前半)で再三あったように、秋田はセットプレーで押し込んで奪われても枚数かかっている状態なので、すぐに奪い返して再攻撃というのがあった。オープンプレーではセットプレーよりもボール周辺に枚数がかからないので、ミスって奪われると間延びが発生しその隙に押し返されて逆にピンチになることもある。そんなことも考えた上で、自分らがより労力をかけずに攻撃の時間を得るためには以上のようなやり方が最適なのだろう。
札幌としては、停滞する保持・攻撃の時間の中でミスが起きてロストし被カウンターとなる形がほとんどだった。これを対処するには、そもそも保持の部分でうまくボールを動かしアタックに展開し攻撃をやり切る。または、それでもミスが起きるなら奪われた瞬間の切り替えでカウンターをストップするなど。ファウルしてでも止めないとこのゲームのように相手のやりたい攻撃をやらせてしまう。守備の時間が短いからこそ、その一瞬の守備に切り替わった瞬間で相手を上回る守備への意識がないといけない。
そこでのカウンターストップができないので、カウンターを喰らうとCBのマンパワーで対応しないといけない。これは流石にミシャサッカーすぎる。CBの対人能力(相手の個の力)次第で守れるか破られるかという。
⇔逆に、札幌がカウンターに出ようとするがそこで走力で上回るのは秋田だった。秋田の方が走っていたし球際などでも戦っていた。サッカーのベースの部分を蔑ろにしてしまった結果がこの展開、このゲームの結果に繋がったと言えよう。
秋田はハイボールの競り合いもカウンターでのスピード感も含めて、1cmでもボールを前に進めるという意志が見られた。第5節で当たった時には、そういった意志があまり見られず札幌のやりたい放題だったが、ここにきてシーズンが進む中で規律をしっかり守ることができている。やはりベースを磨くと、、、「苦しんだ石は信じて磨けばダイヤモンド!」
やはり…プラン通り
鈴木翔大がコースを変えてネットを揺らす!👏
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) August 16, 2025
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J2リーグ 第26節
🆚 札幌vs秋田
🔢 0-1
⌚️ 36分
⚽️ 鈴木 翔大(秋田)#Jリーグ pic.twitter.com/uqUwubKIYj
迎えた36分、秋田は狙い通りにCKを獲得すると、二次攻撃から諸岡が放ったシュートが鈴木に当たってゴールイン。
狙い通りにカウンターからCKを獲得し、(枚数のかかっている状態がある上で)一度は相手に取られるも奪い返して再び攻撃に繋げる。そして、相手がボールに出てこないタイミングが生まれてすかさずシュート。撃てば何かが起きる、というような形でのゴール。
良い守備からの良い攻撃、そしてゴールに繋げる。
まさに秋田のプラン通りに進んだ結果である。
前半はそのまま終了。
0-1、アウェイ秋田がリードして折り返す。
札幌からすると…

HT 札幌0-1秋田
— 鵜外 (@engjpn_ugai) August 16, 2025
さすがにカスすぎて笑えるわ。
これが攻撃的サッカーらしい…。
相手のプランにはめられてまんまと複数ピンチから失点。攻撃のチャンスもカウンター一本。悲惨。#consadole
後半
HTで札幌は右WB原に代えて、田中宏武を投入する。
出力の要因


札幌はHTでの交代で上図のような変化が起きる。
ビルドの入り口では、大崎がアンカー気味になって中盤は1-2のような形になる。時に大崎が浦上と西野の間に降りてくるなど(前半でもそういった形はあった)。
中盤が1-2になることで、秋田に対してマークズレを起こすことにもなり、中盤でボールを回して中央から攻めることも可能になった。また、そこに付随して西野・高尾がSB化して開くことで、その一個前にいるWBが高い位置を取れるようになった。前半であれば、WBが低い位置でビルドサポートに回っていてサイドの攻撃への出力が皆無だった。後半になって、ビルドの配置を変えるための陣形変化で間接的にWBを押し上げることに成功した。
交代で入った宏武(左WBに入る)は1v1で仕掛けられるタイプなので、その特徴を消さずに済んだ。なんならしっかり活かせていた。また、右は白井となったが高い位置での勝負も可能になり、シャドーで惰性のように降りていく形ではなく、攻撃にしっかり参加できるようになった印象。
サイドでの1v1に関しては、秋田はボックス内に枚数をかけてクロスに備えるのを優先しており、サイドに関しては必要最低限の枚数を割く。そのため、特に宏武のところに関しては確実に1v1になる。


そして、中盤の枚数増加による好影響としては、後半で一つあった中央突破が挙げられる。
アンカー(ここでは途中投入の宮澤)がサポートしに下がる。ここで秋田のCHの一角が釣られる。2トップでカバーしていた秋田だが、2トップがpressingに出る形ではCHがそのまま前進してケアしないといけない。すると、中盤のもう一枚(ここでは青木)が前進した相手CHの背中をとる。そこにタテパスが出て前進からアタックに入っていく。秋田はCHでのマークの受け渡しミス、というか片CHが前に出たことで対応(マーク)しにいく状況になっている。
この青木が受ける部分で、前線のプレイヤーが張っていることで相手のDFラインが少し下がる。すると、DF-MFラインが空きタテパスを受けるために流れた青木には余裕がある。そこにパスが入れば青木はフリーで前を向ける。
この形はとても良かったし、ピッチ内にスペースを創出しうまく活用することができていたと思う。こういう形を増やすためには、陣形変化を含むポジションチェンジや相手を動かすようなポジショニングとそれを察知する味方の動きが必要。
象徴
抜け目ない守備から追加点!🔥
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) August 16, 2025
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J2リーグ 第26節
🆚 札幌vs秋田
🔢 0-2
⌚️ 64分
⚽️ 梶谷 政仁(秋田)#Jリーグ pic.twitter.com/mXJdw1kc4Y
札幌が押し込む時間帯も出てきた中で64分。
札幌の最終ラインでのビルドでパスを受けた浦上がコントロールするが、ボールは前に流れすぎるとこれを狙っていた秋田のFW梶谷が掻っ攫う。GKとの1v1を沈めてリードを2点に広げる。
悪いゲームはこういう失点も起きてしまう。
安心してボールを持っていると簡単なミスが起きてしまうし、簡単にゴールをプレゼントしてしまう。
ポゼッションサッカーにおけるビルドアップで慢心してはいけない(なんとなくボールを持つとか)。常に相手を見ながら…。
攻撃回数の増加⇔当たり前?
2点のビハインドを返すためにも、より攻勢に出たい札幌。
前述の通り、WBの攻撃参加や勝負、そこからのクロス供給と攻撃の雰囲気があるが、やはり決めきれない。シュートは確実に増えているが決定機ではない。
サイドからの切り崩しや迫力、中央からの突破など良い形は見られたが、ネットを揺らせない。
秋田はリードを持って自陣を固める方針にしており、押し込まれても「枚数で守れるから来いよ!」みたいなスタンスで守る。なので、一つの見方として、札幌が後半攻め込めたのはある意味当然であり、ローブロックを組んで引き気味の相手に対しては自然に押し込めるのである。その先で、どのようにシュートまで行くのか、どのように得点を奪うのか、そういう部分へのアプローチの方が大事だったかもしれない(ビルドでの前進については解決済みとして)。
結局スコアは動かず、0-2で秋田の勝利となった。
総括
新監督就任後だからとかは一旦抜きにして、このゲームを落としたということは昇格への望みがまた一歩、いやかなり大きく遠のいたことを意味する。残り試合数と勝ち点差的に10はあるとして、その勝ち点差10を10試合で埋めることができるだろうか?
昨シーズンの残留争いでは、ライバルたちは下位のチームだったから勝手に負けてくれたが、今シーズンの昇格争いのライバルたちは上位チームで、簡単に負けてはくれないわけだ。札幌が勝っても必ずしも勝ち点差は縮まらない。
そういった意味では、就任数日だからといってこのゲームを落としてしまったのは仕方ないと簡単に片付けられない。「昇格なんてもうないでしょ笑」と思うかもしれないが、チーム・フロントは昇格をまだまだ目指しており今シーズンでの昇格は絶対!というスタンスは変わっていないらしい。となれば、この敗戦は手痛いもの。しかも、前半戦ではしっかり勝っている相手だっただけに…。
戦術的な部分に関しては、保持・攻撃の部分はやはりアクションがないとタテへ進むことはできず、相手の守備にまんまとハマってしまう。前節の長崎戦の前半のビルドが良い例のように、相手の守備陣形内にあるスペースを活用するアプローチは継続し続けないとならず、それを志向する新監督の下では必要不可欠。そういった部分が足りずにあまり効果的でないポジショニングが大量発生した前半だった。
後半になって結構マシになり、消えていたサイドの出力も可能になり単なる保持ではなくアタックの時間が増えた。そのための交代や陣形変化は今後に期待できる。
一方で、そうなったのは相手がより守備的になったからでもあると言える。最新の岩政サッカーをサンドバックサッカーと評する人もいるが、秋田はそれに近いような戦術をとっていた(ここで岩政サッカーを出すのは信者的な発想からではなく、思い出しやすい例を挙げているだけである。多分それ以外のサッカーを言っても知らない人もいるかもしれないので)。岩政サッカーが相手に押される展開が多かったが、守備的になればなるほど押されるのは当たり前なのはわかるだろう。その反対で、自分たちが押し込めれているのは相手が守備的になっているからという考えもできる。後半の項でも書いたように、押し込めているのは当たり前である可能性もある。その中で得点を取れなかったということは、それは守備的な選択をした相手の勝ちである。相手の守備が自分らの攻撃を上回ったのである=守備的な戦術選択が正しい。
ならば、そういう展開の中でどのように得点を取れるのか。どんなアプローチで、どんな再現性で得点を取れるのか。守備的な相手が続いてくる中で、得点をとるために必要なものを磨き、実際に得点を奪っていかないといけない。逆に、そこが中途半端なら今節のように変に奪われてカウンターを喰らうことも考えられる。フィニッシュワークの質が今後求められる。
初陣を落とした新生コンサドーレ。
出来立ての新生だからといって結果が出ないのは許されない。昇格を目指しているなら結果にこだわらないといけない。負けを積み重ねるごとに昇格の可能性がグッと減っていく。
次節はアウェイ甲府。クソほど苦手なアウェイ甲府。
今節を踏まえてどんな戦いになるのか、いろんな意味で見ものになる。
