Tip 自動化処理したらちゃんと別名保存 Power Automate for desktop
前提:Power Automate for desktop(無料版)
所要時間:約1分
今回はお話形式で進みますので、こちらを参考まで。
ある日、ママがお昼ごはんを食べにでかけようと歩いていると誰かに呼び止められました。
営業部の営業事務のすずきさんです。

「ちょっといいですか?」と、少し困った様子で声をかけてきます。

「最近、部署で特定のExcelファイルを処理して特定のフォルダに保存しているんですけど……毎回、処理後は同じファイル名があったら別で保存したいんです。
でも、PADだと、どうやればいいのか分からなくて」
聞くと、同じファイル名で保存しようとすると、自動で「(1)」「(2)」と連番が付く、あの動きが欲しいそう。

「でも、それをそのまま自動化しようとすると、うまくいかなくて……」
ママは少し考えてから、確認するように聞きました。
「最終的に、“別のファイルとして保存されていればOK”ってこと?」
「はい、それで大丈夫です」

「同じ日に何回も保存する?」
「しますね……」
ママは軽くうなずきました。
「じゃあ、(1)、(2)を再現するより、最初からかぶらない名前にしたほうがいいかもね」
「かぶらない名前……?」
「日付とか時間を使うの」
営業事務さんは少し考え込みます。
「でも、日付だけだと同じ日に保存したら同じ名前になりますよね?」
「うん、だから“秒”まで入れる」
「秒……?」

「そう。たとえば、20260324_175011_ファイル名.xlsx みたいにするの。ここまで入れれば、同じ名前になることはまずないでしょ」
その瞬間、営業事務さんの表情が少し明るくなりました。
「なるほど……(1)、(2)にしようとしてました」
「手動ならそれでいいんだけどね。自動化だと、“同名があったら連番を振る”っていう動作を組まないといけなくて、少し手間なの」
ママは続けます。
「でも、最初から重複しない名前にしてしまえば、その動作自体いらなくなる。PADでもシンプルに組めるよ」
営業事務さんは、安心したようにうなずきました。
Excelを自動化処理したらちゃんと別名保存
では早速どのようにやるか学んでいきましょう。
全体の流れとしては下記の通りです。

※Power Automate desktopを開いたこともなかった方は下記を先に試した方がわかりやすいです。
1.「今の時間」を取得し出力する形式を整える
まずは下記部分の設定をしていきましょう。

「現在の日時を取得」アクションを追加します。
取得対象は「現在の日時」、タイムゾーンは「システムタイムゾーン」を選択します。
これにより、%CurrentDateTime% という変数に現在の日時が入ります。

次に、「日時の値をテキスト値に変換」アクションを追加します。
変換する datetime には青い[X]ボタンから変数として選択し、%CurrentDateTime% を指定します。
形式は「カスタム」を選択し、カスタム形式に「yyyyMMdd_HHmmss」と入力します。

この設定により、日時が扱いやすい文字列として整形され、%FormattedDateTime% に出力されます。
最後に、設定内容を確認し「保存」ボタンをクリックしてください。
2.ファイル名に取得した日時を入れ込む
次は実際にファイルに設定していきましょう。

「Excel を閉じる」アクションを使用し、「Excel を閉じる前」の設定を「名前を付けてドキュメントを保存」に変更します。

その際、あらかじめ取得・変換しておいた日時の変数%FormattedDateTime%を、ドキュメントパスのファイル名のところで、同じように青い[X]ボタンから変数として選択し、保存先のファイルパスに組み込みます。
これにより、実行日時が付与されたファイル名で保存され、同名ファイルの上書きを防ぐことができます。

「…できたできた、できたー!!」
すずきさんは飛び上がって喜びました。
「よかったね」
「はい、無事解決できて本当によかったです。ありがとうございました!」
そう言って、さっそうと去っていきました。
「若い子は元気だなあ…あ、そうだ。お昼ごはん、ごはん…」
食いしん坊のママは、今日のお昼も大忙しです。

最後に
勉強していただきましてありがとうございました。
エンジニアにとっては日付付きのファイル作成はよくあることですが、一般の方にはあまり馴染みがありません。
ママが伝えたいのは、無理に難しく考えず、できるだけシンプルに解決することです。
これまで大変な方法を選びがちだった方には、少し発想を変える必要があるかもしれませんね。
そしてそれは、新しい自分に出会うきっかけになるのではないでしょうか。

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