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#497_お兄さん先生が、教室をはなれた日

「わぁ、女の子の名前だ」それが、“お兄さん先生” の第一印象でした。教室に吹いた “新しい風”のことを、いまでも忘れられない思い出です。

入院が決まった日の空気といっしょに、
必ずこの先生の顔が思い浮かびます。

あのときの先生は、まだ22歳でした。
子どもだった私は、その意味を知りませんでした。

大人になって、化粧品の「あと乗せカラー」の案が思いのほか新鮮で、
鮮烈な記憶として残った日。もう一つ思い出したことがあります。

今日は、小学校の先生の離任と、筆者の思い出です。


子どもながらに理解していた「正しさ」

お兄さん先生」は、
活発で、とにかくよく動く先生でした。

遊び心もあって、意味のある叱り方をする先生。
名前のインパクトも、男の人だったショックと、珍しさがありました。忘れられない先生です。

あまり率直には書けないのですが、小2までは
「前衛的な芸術家先生」をはじめとして、
出生から就学まで、少し独特な指導の空気の中で過ごしました。

ここで「新風」が吹いたのです。
以後、ずっと「ラッキー」な人生を歩んでいます。

先生のおかげかな?

女子に大人気!🌟

小学3年になった年の、4月のことです。

先生は、明るくて爽やか。
何よりも、若い(笑) ←多分ここ大事。
まだ高校生のニキビがそのまま残っているような。

まずは、お母さんたちに人気が出始めます(笑)

先生は学生のような雰囲気、私たちは3年生。
もう “プロの小学生” です。

周りを見ると、はじめは人見知りしていた
女の子たちは次第に、真っ先に腕を組みに行く子、
腕を組んで離れない子、キッと意地悪する子、
先生を取り合う空気が生まれはじめます。

私はといえば、進級して1ヶ月ほどで、
「先生は気分屋、ひいきする」と思い始め、
徐々に距離を取りはじめました。

そして先生は、徐々に子どもたちと距離を取りはじめます。
「先輩」からご指導が入ったのかもしれませんね(笑)

いま思うと男の人の手に触れるのは、私には少し怖く、勇気のいることでした。距離を置くのも、置かれるのも、ちょっとだけ寂しかった思い出です。

叱る理由が明確な先生でもありました。
危険だから、不公平になる、理解しやすい理由。
「信頼される存在」です。

主体性は失わせずに「子どもを守る」叱り方ってむずかしいですよね。
それに……。

先生は彼氏じゃないぞ?って、みんな学んだかな🤣

朝の漢字テストもゲーム式に。私のクラスだけです。
漢字を書くのも、点を取るのも楽しくなりました。

その「番付表」を教室内に掲示するやり方が、今なら安全面でよくないのですが、時代です。筆者も膝に画鋲を刺しました(痛かった笑)

それから、いいことをすると「カード」をもらえました。

色画用紙を賞状にしたカード。
先生の、自筆の似顔絵アイコンつきです。

太いフレームのメガネと、
ちょっと書き足した前歯が2本。
くせっ毛がトレードマークです。

今は「ペーパーレス」の時代ですが、
紙って、集めるのが楽しいですよね。
自分の存在を認めてもらった証だったのかもしれません。

私はこの時期に病気で短期入院し、
学校にいけない時期がありました。

入院が決まった日の空気だけは、
いまでも胸の奥に残っています。このときから、少しだけ大人にならざるを得ませんでした。

お兄さん先生が、定年を迎えた

自分もいい年になったと思ったとき(笑)
でも、あの教室の空気は鮮明に覚えています。

勉強はこの時から遅れ、
知らないことができたことは苦い思い出です。
中学に進級しても取り戻せませんでした。

最新の医療機器に触れたことが未来に繋がり、
やさしいおばちゃん(患者さん)と離れるのが本当に寂しくて(心配で)、春先の空気の悪さで、喉や目が痛かったことも忘れられない思い出です。

黒板も昼休みも思い出せないけれど、
病室の光はよく覚えています。

教室に戻ったときに、
おかしな空気にならなかったのは、
先生のおかげだと思っています。

先生、長い間お疲れ様でした。
このnoteにくわしいことを書けないけれど、
人生に、楽しくて心地よい風を運んでくれて、
ありがとうございました。

自分にとっての正しさを自分で「えらぶ」こと、
必要なことを自分で「みくらべ」ること。

あのとき吹いた「みどりの風」は、
思うよりも長く、私の背中を押し続けてくれました。

これから先生になるあなたへ、
あの日の風が、どこかであなたにも吹きますように。

<了, 約 1,500 字>


あとがき

他のエピソードも書きたいけど、読んでもらえたらうれしいな(笑)

先生も、当時は『22歳』でした。
先生の「4年生」までを知っています。

それからは、きっと恋をして、家族ができて、
ずっと教壇に立ち続けてこられて。
心から花束を送ります💐

今回の「お兄さん先生」は、爽やかな風のような思い出ですが、
以前書いた「崔先生」のお話は、少しピリッとした学びです。

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(隣のベッドが空いています。ご状況によりご注意願います)
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どうぞお大事にされてくださいね。
快癒されますように🌷

いまは小説も書いています🙏

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久藤 あかり | はじめまして! スキ、コメントが1番うれしいです。私の記事を元にあなたの記事を書いてもらうのも大歓迎!心が動く言葉はありましたか?ご感想お待ちしています😊