【エッセイ】日焼け対策を極めたら、58歳の“くの一”になった —おデリケートな肌を守る、真夏の忍者ランナー—
まえがき
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
酔いどれBowzRunner 我流迷走です。
では、さっそく……
「夏」「暑さ」を連想させる四文字熟語を挙げなさい。そう問われ、最初に浮かんだのが「欧陽菲菲」でした。
連日の暑さで、私の頭はショートしたようです。ただ、あの熱い存在感を思えば、ある意味正解ではないか——などと、バカなことを言っている場合ではありません。
岡山の夏には殺意がある。その炎天下へ、おデリケートな肌を守るため完全武装した58歳が飛び出しました。本人は忍者のつもり。しかし妻の判定は、まさかの“くの一”。しかも任務開始3kmで、早くも心が折れかけます。
煎餅でもかじりながら、日陰で気楽にお読みいただけると幸いです。
ではどうぞ。
守りたいものが増えていく
人は歳を重ねるにつれ、守りたいものが増えていく。
家族。
健康。
これまで積み上げてきたもの。
そして、老後のための僅かな蓄え。
若い頃は、失うものなんて何もないと思っていた。多少の無茶もした。転んでも、寝れば治った。日焼けをしても、「ちょっとヒリヒリするなぁ」で済んでいた。
だが、58歳にもなると、そうはいかない。
転べば、しばらく痛い。
無茶をすれば、翌日ではなく二日後に来る。
日焼けをすれば、赤くなり、痒くなり、皮が剥け、下手をすると蕁麻疹まで出る。
今の私が、この夏、どうしても守りたいもの。
それは——。
お肌である。
強面の坊主が、何を言っているのだと思われるかもしれない。
しかし、仕方がない。
見た目は少々威圧的でも、肌はおデリケートなのだ。
そして私は、おデリケートなお肌を守ろうと真剣に考えた末、この夏、忍びの者になった。
岡山の夏には殺意がある
私の住む岡山では、7月8日頃に梅雨が明けた。
それからというもの、空は連日のように晴れ渡り、気温は遠慮を忘れたかのように上昇していった。
7月の3週目に入る頃には、連日の猛暑日。
なんなら、「このまま酷暑日まで、いっちゃう?」という勢いである。
そこに、日本の夏特有の湿度が加わる。
気温35℃。
湿度たっぷり。
照り返し強め。
サービスで、ほぼ無風。
もはや気象ではない。
屋外型の蒸し器である。
天気予報では、毎日のように「不要不急の外出は控えてください」と言っている。
もっともな話だと思う。
そんな中、私はランニングウェアに着替えて外へ出ようとしている。
自分で言うのもなんだが、急用ではない。
誰にも頼まれていない。どう考えても、不要不急である。
しかし、11月には2026-2027シーズン最初のレース(フルマラソン)が待っている。
涼しくなってから慌てて走りはじめても、42.195kmは「事情は分かりました」と短くなってはくれない。
だから夏も走る。
ただし私は、以前にも書いた通り、暑さにめっぽう弱い。
暑さに強くなる方法を必死に調べた挙句、「走って、汗をかいて、暑さに慣れろ」という、誰でも思いつきそうな結論へ辿り着いた男である。
今年も早朝に走る。
一度に長い距離が走れないなら、短い距離を小刻みに走る。
そうやって回数で距離を稼いでいる。
昨年の夏はジムへ入会し、トレッドミル——室内用のランニングマシン——で距離を稼いでいた。
しかし私は、あの機械の上を延々と走るのが、あまり好きではない。
景色が動かない。
風景が変わらない。
頑張って走っても、一ミリも前へ進んでいない。
人生迷走中の男が、さらにその場で足踏みしているようで、どうにも虚しくなる。
私は、やはりロードを走るのが好きなのだ。
ところが、夏以外はほとんどジムを利用しなくなり、会費だけが立派な月間走行距離を記録しはじめたため、退会してしまった。
今年はもう、逃げ込む場所がない。
残された道は一つ……
灼熱のロードを、工夫しながら走るしかないのである。
強面坊主の、おデリケートなお肌
暑さだけなら、まだいい。
いや、全然よくはないが、話を進めるために、一旦そういうことにしておく。
私には、もう一つ大きな問題がある。
肌が、めっちゃ弱い。
強面。
坊主。
黒いランニングウェア。
黙って立っていれば、「昔、何かやっていました?」と聞かれそうな風貌である。
だが、その内側に収められているのは、紫外線を浴び過ぎると蕁麻疹が出る、おデリケートなお肌だ。
外見と中身が、まるで一致していない。
梱包は業務用工具なのに、開けてみたら高級プリンが入っていたようなものである。
年がら年中走っているため、ある程度の日焼けは避けられない。
夏になれば、日焼けはさらに加速する。
腕時計の跡。
袖の跡。
ソックスの跡。
ハーフタイツの跡。
服を脱いでも、身体に薄いランニングウェアが残っている。
俗に言う「ド◯タ焼け」である。
身体に染み込んだランニング愛と呼べば聞こえはいいが、実際は配色を間違えた人形みたいなものである。
しかも、坊主にしてからは頭皮まで日焼けする。
そして剥ける。
ペリペリと。
頭が脱皮についてはこちらのエッセイでも触れている。
妻はそれを見るたびに言う。
「また脱皮しとる!」
私は蛇ではない。
トカゲでもない。
ただ、おかやまマラソンを走りたいだけのオッサンである。
そんな訳で、この夏は本気で紫外線対策をすることにした。
目的は、ただ一つ。
おデリケートなお肌を、守り抜くことである。
2026年夏・我流迷走ファッション
見た目は二の次。
いや、三の次である。
機能性。
紫外線対策。
そして、おデリケートなお肌。
この三つだけを考え、私は新たなアイテムを揃えた。
まずは下半身。
普段はハーフタイツで走るため、太ももの途中から足首付近までが丸出しになっている。
特に膝裏からふくらはぎにかけての日焼けが酷い。色だけなら、よく焼けたフランクフルトである。
そのうえ、紫外線を浴びると痒くなる。
そこで今年は、夏用のロングタイツを導入した。
真夏にロングタイツ。
暑さに弱い男が、日焼け対策のために、あえて布を増やす。
この時点で、少し方向を間違えている気もする。
しかし、肌は守らなければならない。
足元は、くるぶしが露出するソックスから、くるぶしまでしっかり覆うショート丈ソックスへ変更した。
ロングタイツとソックスの間に僅かな隙間ができると、そこだけが焼けてしまう。
足首に、黒いリングが誕生するのだ。
装飾品ならまだいい。
しかし、外せない。
しかも両足に付く。
58歳のオッサンが、夏限定で足首に黒いアンクレットを着ける必要はない。
隙間なく、しっかりガードする。
続いて上半身。
ノースリーブやタンクトップは封印。
肩が隠れる半袖シャツを着て、さらにアームカバーを装着する。そして、この夏から新たに冷感UVカットグローブも導入した。
タイツ。
半袖シャツ。
アームカバー。
グローブ。
この段階で、肌の露出はかなり減った。
しかし、まだ首が残っている。
私が毎年、最も激しく焼いてしまう場所。
首の後ろである。
そこで手に入れたのが、「シェード付きキャップ」。
普通のランニングキャップに、顔の側面、耳、横首、後頭部、首の後ろを覆う布が付いている。
さらに右側と左側の布を前で留めれば、首の前まで隠すことができる。
そこへ付属のフェイスガードを装着すると、目の下から口元、顎まで覆われる。
残るは、目だけである。
サングラスまで掛ければ、肌の露出はほぼゼロになる。
もっとも、サングラスはまだ手に入れていない。
現時点では、目だけが社会との接点だ。
私は、一つずつ装備していった。
ロングタイツを履く。
ソックスで足首の隙間を塞ぐ。
半袖シャツを着る。
アームカバーを着ける。
グローブをはめる。
シェード付きキャップを被る。
最後に、フェイスガードを装着する。
鏡を見る。
知らない組織の人が立っていた。
忍者か、くの一か、おばさんか
個人的な好みで、アイテムはすべて黒色で統一している。
ロングタイツも黒。
シャツも黒。
アームカバーも黒。
グローブも黒。
シェード付きキャップも黒。
フェイスガードも黒。
ランニングシューズまで黒。
ワンポイントで別の色が入っているくらいで、ほぼ全身真っ黒である。
どう見ても、現代版の“忍びの者”だ。
私は鏡の前で、少しだけ胸を張った。
悪くない。
強そうである。
暑さにも紫外線にも負けず、音もなく街を駆け抜ける。
日陰から日陰へ。
気配を消して。
獲物を狙うように給水ポイントを探す。
そんな孤高の忍者ランナー。
私は、この勇姿を妻に見せることにした。
妻の前に立つ。
どうだ。
これが、2026年夏・我流迷走ファッションである。
妻は私を上から下まで眺めた。
そして、言った。
「くの一じゃぁ〜ん」
「んっ?」
聞き間違いかと思った。
「くの一?」
「うん。くの一」
「なぜ、女忍者?」
「その腕のところ。メッシュになってるから」
言われてみれば、アームカバーは通気性を重視した細かなメッシュ状になっている。
確かに、少し網っぽい。
しかし、それだけで、“くの一”になるのか。
58歳。
坊主。
強面。
身長166cm。
体重62kg。
まさかここへ来て、妻から女忍者認定を受けるとは思わなかった。
妻は、さらに続けた。
「誰だか分からん。どっから見ても怪しいね」
「怪しい?」
「見てる方が暑くなるわ」
機能性。
紫外線対策。
おデリケートなお肌。
私が最優先した三つの項目に、「見ている人の体感温度」は入っていなかった。
「でも、坊主の強面は隠せてるよ」
それは褒めているのか。
それとも、普段の私は、隠した方がいいということなのか。
判断に迷っていると、妻が最後の一撃を放った。
「たまに見る、全身カバーしているおばさんみたい」
忍者。
くの一。
そして、全身カバーのおばさん。
わずか一分ほどで、私の立ち位置が急激に変化した。
私はもう一度、鏡を見た。
そこには先ほどまでの孤高の忍者はいなかった。
メッシュのアームカバーを着けた、全身黒ずくめの58歳が、不安そうな目でこちらを見ていた。
午前9時、任務開始
装備が完成すれば、試してみたくなる。
初の実走日は、午後よりは多少マシだろうと、午前中を選んだ。
ただし、今回は日焼け対策のテストも兼ねている。あまり早朝では、強い日差しに耐えられるかどうか分からない。
そこで、太陽がしっかり上がった午前9時頃に家を出ることにした。
すでに気温は30℃を超えていた。公式発表では32℃ほど。
だが、ロード上は強い日差しと照り返しがある。体感では、35℃を軽く超えていたと思う。
今日の予定は15km。
玄関を出た私は、胸を張った。
今年は違う。
ロングタイツがある。
アームカバーがある。
グローブがある。
シェード付きキャップがある。
フェイスガードもある。
肌は、ほとんど出ていない。
行ける。
この装備なら行ける。
私は意気揚々と走り出した。
1km。
「キツいなぁ」
2km。
「マジ、キツいなぁ」
3km。
「もう、アカンかも」
最新装備をすべて身につけた現代版忍者は、僅か3kmで任務の継続に疑問を抱きはじめた。
そこから先は、走ることより、自問自答の時間が増えていった。
なぜ、オレはこんな暑い中を走っているのか。
誰の指示なのか。
この任務に、どんな意味があるのか。
そもそも、忍者は真夏の午前9時に走るのか。
忍者なら夜ではないのか。
答えは出ない。
ただ暑い。
しかも、フェイスガードが息苦しい。
顔を隠しているため、吐いた息の温かさが顔の周りに残る。
紫外線から肌を守るために装着した布の内側で、自分の息によって蒸されている。
まるで、自家製の蒸し風呂である。
キツくなると、シェードの動きまで煩わしくなってくる。
風を受けるたびに、ヒラヒラと舞う。
右の頬を撫でる。
左の頬を撫でる。
首筋をくすぐる。
元気なときなら、「風になびいて格好いい」と思えたかもしれない。
しかし、3kmを過ぎ、暑さで心が荒みはじめた私には、誰かが濡れたハンカチで断続的に顔を撫でてくるようにしか感じられなかった。
「もう、触んなっ!」
声には出していない。
いや、少し出ていたかもしれない。
全身黒ずくめの男が、自分の頬を撫でる布に向かって怒っている。
大人が目をそらすには、十分な光景である。
一瞬の天国、その後の地獄
熱中症になってはいけない。
私は途中、自動販売機で飲み物を買った。
帽子を脱ぐ。
フェイスガードを外す。
冷たい水を飲む。
そして、頭から水をかぶる。
天国だった。
頭皮を伝った冷たい水が、顔へ流れ、首を通り、シャツの中へ入っていく。
火照った身体が一瞬で冷やされる。
——生き返る。
人は水だけで、これほど幸福になれるのか。
若い頃、幸福とは、夢を叶えることだと思っていた。
58歳の夏。
幸福とは、気温32℃のロード脇で、頭から水をかぶることだった。
だが、天国は長くは続かない。
走るためには、再び装備を身につけなければならない。
汗でベチャベチャになっている帽子を被る。
冷たい。
重い。
気持ち悪い。
続いて、濡れたフェイスガードを顔に装着する。
ペタッ。
濡れた布が、頬と口元に張りつく。
地獄だった。
つい数秒前まで、あれほど天国を味わっていたのに、今度は濡れた布の不快地獄に包まれている。
人生とは、実に表裏一体である。
私は、この夏また一つ賢くなった。
子どもは見つめ、大人は目をそらす
走っている途中、小さな子どもとすれ違った。
子どもは、私をじぃ〜っと見つめていた。
目が離れない。
そりゃそうだろう。
気温32℃。
午前9時。
全身黒ずくめ。
顔の大部分を隠し、汗だくで走っている。
図鑑にも、子ども向けの働く人シリーズにも載っていない生き物である。
子どもは正直だ。
気になるものは見る。
怪しいものも見る。
それに対して、大人は目をそらす。
見てはいけない。
関わってはいけない。
そう判断するのだろう。
もっとも、フェイスガードを外し、いつもの強面坊主になったところで、反応はそれほど変わらない気もする。
どちらにしても、子どもは見つめ、大人は目をそらす。
つまり、装備の問題ではない。私そのものの問題かもしれない。
途中、飲み物を買うためコンビニへ入ろうとした。
さすがに、この姿のまま入店するのはマズい。
日焼け対策としては正しい。
ランニングウェアとしても、たぶん正しい。
しかし、防犯上は、かなり紛らわしい。
私は店の前で帽子を脱ぎ、フェイスガードを外した。
覆面を解除し、強面坊主へ戻る。
これで安心だ。
……安心なのか?
自分でも、よく分からない。
少なくとも、「顔を隠している怪しい人」から、「顔を出している少し怖そうな人」くらいには改善されたはずである。
肌は守れた。15km任務は失敗した
結局、その日は10kmで走るのをやめた。
予定は15kmだった。
夏用のロングタイツ。
ショート丈ソックス。
半袖シャツ。
アームカバー。
冷感UVカットグローブ。
シェード付きキャップ。
フェイスガード。
これだけ揃えた。
肌は、だいぶ守られた。
正体も、ほぼ完全に隠れた。
しかし、走れた距離は10kmだった。
装備を増やしても、暑さに強くなった訳ではない。
肌に直接、強い日差しが当たらない分、ジリジリ焼かれる感覚は減った。その分の体力ダメージも軽くなったと思う。
だが、暑いものは暑い。
しかも、全身を覆っているため、やっぱり暑い。
汗を吸ったすべてのアイテムが、少しずつ重くなる。
忍者に必要なのは、身軽さのはずである。
私の忍装束は、走れば走るほど“汗”という名の水分を吸収し、徐々に重量を増していく。
これでは忍者ではない。
移動式の洗濯物である。
帰宅して、装備を一つずつ脱ぐ。
シャツ。
ロングタイツ。
アームカバー。
グローブ。
シェード付きキャップ
フェイスガード。
床には、汗で濡れた黒い布が次々と積み上がっていく。
洗う。
すすぐ。
脱水する。
干す。
ベランダには、黒い装備がズラリと並ぶ。
その光景を眺めながら、私は少しだけ虚しくなった。
15kmを走る任務は失敗した。
しかし、おデリケートなお肌を守る最優先任務には、ひとまず成功した。
それなのに最後に残った達成感は、「今日は洗濯物が多いなぁ」だった。
この夏も、日陰から日陰へ
完全防備をしたからといって、紫外線による肌トラブルが完全に出なくなった訳でもなかった。
随分軽減はされたが、まだ少しだけ反応が出る。
どうやら、日焼け止めを軽く塗ったうえで、全装備を身につけなければならないらしい。
塗る。
着る。
覆う。
隠す。
そして走る。
おデリケートなお肌を守るというのは、なかなか大変である。それでも、対策をしてよかったと思う。
走れる距離は伸びなかった。
暑さへの耐性も、急には変わらなかった。
妻からは、忍者ではなく“くの一”と呼ばれた。
最後には、“全身カバーのおばさん”にまで着地した。
だが、肌は以前より守られている。
今回の最優先事項は、そこだったのだ。
若い頃は、格好悪いことを恥ずかしいと思っていた。
人からどう見られるかを気にして、必要なものまで遠ざけることがあった。
だが、58歳になると少し変わる。
格好よく見られることより、自分に必要なものを選ぶ方が大切になる。
たとえ、全身黒ずくめでも。
たとえ、子どもに凝視されても。
たとえ、大人に目をそらされても。
そして、妻から「くの一じゃぁ〜ん」と笑われても。
自分の弱さを知り、それを隠さず、工夫しながら付き合っていく。
それは、若い頃には分からなかった、ささやかな強さなのかもしれない。
今年の夏も、私は走る。
日焼け止めを塗り。
全身を黒い布で覆い。
フェイスガードの中で自分の息に蒸され。
ときどき濡れたシェードに頬を撫でられながら。
暑くなれば、日陰へ逃げる。
少し回復すれば、次の日陰まで走る。
以前より私は、確実に忍びの者へ近づいている。
ただし、任務は要人警護でも、秘密文書の奪取でもない。
岡山のどこかで、全身黒ずくめの58歳が、今日も日陰から日陰へ移動している。
任務はただ一つ。
おデリケートなお肌を、守り抜くことである。
合掌。
そして、Love & Bowz ✌️
今回の教訓
一、全身を隠せば肌と正体は守れるが、走れる距離まで伸びる訳ではない。
一、忍者になったつもりでも、家庭内の最終判定は妻が下す。
あとがき
若い頃は、人からどう見られるかを気にして、必要なものまで遠ざけることがありました。しかし歳を重ねれば、格好よさより、自分に必要なものを選ぶ方が大切になる。
これは日焼け対策に限った話ではないのかもしれません。弱さを認め、それを根性だけで克服しようとせず、工夫しながら付き合っていく。全身黒ずくめで子どもに凝視され、大人に目をそらされ、妻から「全身カバーのおばさん」と認定されても、守るべきものが守れたなら任務は成功です。
ただし、肌を守るために着込んだ結果、最後に残った達成感が「洗濯物、多いなぁ」だったことは、人生のままならなさと言えるでしょう。
さて次回、我流迷走は何を守り、代わりに何を失うのか。本人にも、まだ分かっておりません。
最後までお読みいただきありがとうございました。「我流迷走」では、「走る(ラン)」にまつわる「エッセイ(風?)」なものお届けしています。次回作へのモチベアップのため、スキ、フォロー、コメントいただけると嬉しいです。Love & Bowz✌️
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