【AI格闘記87】Googleドライブを開いたら、見知らぬボタンが増殖していた。三刀流のはずが、一瞬で迷子になった朝
ある日、いつものようにGoogleドライブを開いた。
見慣れないボタンが、あちこちに増えていた。
「プロジェクトとして保存」「Geminiに相談」。
検索バーには「ドライブから回答を得る」の文字。

現在、私はGeminiで壁打ちし、NotebookLMでディープリサーチし、Claudeで執筆する「AI三刀流」を確立している。
はずだった。
「え?何が違うの?」
「どう使い分ければいいの?」
三刀流のプロを自称していた男が、一瞬で迷子になった。
◆ 相棒に泣きついたら、図書館の話が返ってきた
Geminiに素直に泣きついた。
返ってきたのは、見事な「図書館」の例えだった。
① ドライブ上部の検索バー=「総合受付」
全ファイルからサクッと探し物をする、立ち話用の窓口だ。

② 新しいGeminiのプロジェクト=「貸切の個室」
指定したファイルを置いて、深く対話する。会話履歴も保存される。
③ NotebookLM=「専門の書斎」
余計な情報を混ぜず、特定の資料だけで完璧なフィードバックを生成する聖域だ。
なるほど。整理された瞬間、頭の霧が晴れていく感覚があった。
◆ 「お前、ここにもおるんかい!」
「なるほど、Web上の構造は完璧に理解したぞ」
満足げに、自分のパソコンのGoogleドライブアプリを開いた。
そこにも、「Geminiで探索」という巨大なボタンが鎮座していた。

振り返ったら、自分の家の玄関にも司書が立っていた。そんな衝撃だった。
「お前、ここにもおるんかい!」
思わず、画面に向かって盛大にツッコミを入れていた。
◆ 迷子の先に、長年のボトルネックが見えた
しかし、この混乱の先に、見えてきたものがあった。
当初はGeminiのGemにプロンプトとして登録して、プログラムを作っていたのですが、アウトプットの安定性に難があった。
そこで、研修プログラムを作るたび、私は毎回一から指示を入力していたのです。対象者、回数、狙い、期待するレベル感等。毎回異なる部分を中心に重複する部分には目をつぶって、何度も何度も繰り返してきた。
このドライブに潜む「個室」Geminiのプロジェクト機能に、基本テンプレートを常駐させればどうなるか。
次からは「今回のテーマ」を伝えるだけでいい。
一貫した研修企画とPowerPoint用テキストが、サクッと返ってくるはずだ。
長年のボトルネックが、静かに解消されていく予感がしている。
AIが多すぎて迷子になる。それは、今この時代だけに許された贅沢な悩みかもしれません。今週末、あなたの手元で眠っている「使いこなせていない部屋」は、どこにありますか?
見慣れないボタンが増えるたびに、少しだけ心が乱れます。
けれど迷子になったその先で、長年のコピペ祭りが終わる予感に出会いました。
三刀流だと胸を張っていた男が、実は玄関の司書にすら気づいていなかった。
その不格好さごと、今日の記録として残しておきます。
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